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YAMAHA A750再生記 2

2016-05-04 01:18:05 | オーディオ
久しぶりのアップロードです

忙しさと、アンプの動作補償なく、通電の確認もないまま購入していたためYAMAHA A750にはしばらく手つかずでいました。

1600円で購入した方から手をつけてみました。



HiFiエンジンのカタログからです。国内での型番はA750ですが海外での型番はA700のようです

CDプレーヤーの出はじめの時期のためか入力セレクターはCDではなくDADとなっています。

またこのアンプの特徴は、当時はやっていたバイアスを変動させるA級動作(の様な)も行えるようになっています。ただテクニクスのような固定式ではなく切替ボタンが付いていて普通のAB級動作もできるようになっています。

この動作切替のスイッチの名称はは海外版のA700では ”AUTO CLASS A”となっていますが

国内版のA750では名称が ”CLASS A TURBO”となっていいます当時の自動車のターボエンジンブームを彷彿させられます。ヘヤードライヤーの強風スイッチもターボスイッチといってましたね。



まず裏ですが足が1個ついていません。ゴム足を付け替えます。



電源のダイオードはヒートシンク付きです、さすがに100W×2のハイパワーアンプだけのことはあります。電源の電解コンデンサーは写真の上側のコンデンサーはパワートランジスターヒートシンクの近くのため熱の影響か天板が少し膨らんでいます。液漏れしててるのではないか心配になります。交換となると耐圧80Vの大容量コンデンサーは値段が高く落札価格がお笑いになってしまいます。ラッキーなことにフューズは切れていませんでした。切れていたらかなりの重症な故障を覚悟しなければなりませんでした。



電源用電解コンデンサーの裏面です。幸い液漏れはしていませんでした。またこのアンプのアース配線は凝っていて基板ごと、アンプの出力などそれぞれ別々に電源の電解コンデンサーの一点に配線されています。設計者の心意気をかんじます。
それと比べるとハーマンカードンのA750のアース配線は右チャンネルから左チャンネルに回り込むような配線ですこれでもいいのかと思われますがノイズも出さずに上手くできています。
これも凄いノウハウがあるのでしょう、素人には到底できない配線です。



いきなり電源をいれるのは怖いので、ハンダクラックが無いか、部品の不良はないか点検していくとセラミックコンデンサーが1個破裂していました



大電流が流れるようところではないのですが見事にこわれています。

下の紙はHiFiエンジンからダウンロードしたA700のサービスマニュアルと回路図です。


となりの大きめの電解コンデンサーの汚れも気になり外してみましたが液漏れは大丈夫そうです。プリアンプ用電源のコンデンサーなのでこのまままもどします。

もう1個怪しげな80V680μFのコンデンサーもありましたが無事のようです



またコンデンサーを基板にもどしてアイドリング電流を監視出来る状態で電源を恐る恐るいれてみます。



アイドリングのテストポイントがなくて不便です。



無事保護回路は作動せずリレーの差動音がしてアイドリング電流も調節できます。電圧は15.5mV
に調節します。アイドリング電流は70mAとやや多めです。電源電圧がプラスマイナス80V近くあるため結構発熱します。



オフセットはDCサーボ回路のおかげで6mV程度でおさまっていいます。








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