STEREO誌1月号の付録 OT03の改造、ケース挿入をしました
改造点は
DC入力部に0.1μF+22Ωの積分回路
ボリューム前の入力コンデンサーの短絡
C56 C66に並列に0.1μFの接続
C58 C69に並列に0.22μFの接続
スピーカー出力部にコイルと1μ+10Ωの積分回路の追加
などしています
オペアンプ、パワーアンプの入力の電解コンデンサーは、耐圧50Vと高く、直流電圧もか かっているため音質の劣化は少ないとみて交換していません。
アースは基盤の入力部から最短の基盤取り付けビスに接続してシャーシーに落としています。
汚い工作で恐縮です。
スピーカーの出力はバナナプラグ用にジョンソンターミナルを愛用しています。安価でいいです。
早速付録のスキャンスピークのスタガードバスレフスピーカーで試聴ですが、PWMにより駆動力が強いせいか、びり付きがソースによって出現してしましました。
対策開始です。
ユニット取り付けネジの緩みはないか確認問題なし
プラスチックのフレームが弱いのではないかと、エポキシ接着剤で補強をしてみました。
フレームの強化と制振が結構できてそうです。そのまま音出し、びり付きありません。
早速エンクロージャーにとりつけみましたが、やはりびり付きあり、どうしたことでしょう。途方にくれてスピーカーの取り付け穴近くをみると吸音材がとびだしているではありませんか、これにコーン紙が触れていたようです、吸音材の再固定にて一件落着しました。
OT03に接続して試聴の続きです。フレーム強化による変化はでもありました。中高音はすっきりと付帯音が減ってスッキリしています。低音も質的にスッキリして良いのですが、量的にスッキリしてしまいすっかいり寂しいありさまです。なかなかむずかしいものです。
ただ高音にやかましさがどうしてもあります。10000Hz以上のツイーターとスキャンスピークの重複する帯域の干渉ではと思いスルーにしていた上方のスキャンスピークユニットにコイルを挿入してみました。
0.1mHのなので空心コイルです、ついでに内部にいれていた下方のユニットの0.5mHのコイルもパネルに固定しています。音出しですが音はさっぱいり綺麗になりましたが、やはり生気がなくなります。フルレンジにコイルはどうしても相性が悪いようです、なので中止にします。
アンプをもとのAB級アンプにもどしました、高音のやかましさはきにならなくなり、低音の量感も出やすいアンプなのでフレームの強化による低音の量感の減少も問題なくなり全体のスッキリした音になりました、フレームの強化はやはりよかったようで。単にOT03の低域の特性のとの相性の問題だったのかもしれません。