とりあえず基盤むき出しで試聴してみることにしました。紙面によるとUSB接続とともにソフトウエアがインストールされて、特にドライバーなどのインストールはいらない、とのことなので早速接続しましたがパソコンの画面に機器接続を認証するような表示は出ません。ちょっとやだなと思いつつヘッドホンを基盤に接続して常用の音楽ソフトMORAにて再生を行いますが、全く反応なし。これはどうしたことかとDiGiFi誌面で設定の仕方をみてみます。
誌面では音楽再生ソフトはfoobar2000での設定が載っていました。MORAではダメなのかfoobaraの導入が必要なのかと悩んでしまいます。どうもパソコンの取り扱いはおっかなびっくりが続きます。
検索で設定の仕方をさがしますがなかなか思うようなページがみつかりません。ただWASAPIなるソフトがWINDOWS7には入っていて音楽再生の機能を有していて(何も知らなかったので、知っていた人は笑わないで下さい)この様な外付の機器を接続する時にはWASAPI排他を選択する必要があることがわかりました。
これをヒントに、MORAでも設定できるはずだと思いプルダウンメニューをかたっぱしから開いてWASAPIの表示の出るウインドウを探してみたらついにみつかりました。
プルダウンメニューのツールから設定を選択し、さらにそこからオーディオ出力設定をクリックすると上の画面が出てきました。
出力モードをWASAPI排他を選択すると出力がパソコン内部のDACと、DiGiFi15の選択ができるようになっていて、ここをDiGiFi15に選択することで設定ができました。
あとは16号の付録のDACの設定で入力が光と同軸入力の選択がありました。
写真の丸印のジャンパー線のつなぎ変えで選択できるようになっていて15号、16号の基盤の接続では同軸入力に選択してジャンパー線をはめこみます。
これでようやくヘッドホンで試聴ができました。
STEREO誌のノイズフィルターを間に接続します。ノイズフィルターはUSB電源と外部電源とで選択できるようになっていて切替スイッチもついていますが、とりあえずUSB電源使用にスイッチを選択しアンプに接続試聴してみます。
ケーブルの長さが足りず基盤は宙ぶらりんです。
音出し一発めはなんだか冴えない音です。パソコンの出力モードは96KHzになっていましたがCDからの取り込み音源なのでCDと同じ44.1KHz 16BITに直したら改善しました。でも今ひとつ冴えない感じはします。
そこで48時間ほど通電したままにしました。もちろん基盤はテープで固定してショート事故は防ぎます、猫様さわらないで下さいと願いつつですが。
48時間のエージング後に試聴しましたが、非常にすっきりした音に変わりました。ニューヨークボォイセズのコーラスのハーモニーが実に美しく表現できるようになりました。状態が悪いとすぐに音が団子状になり聞き苦しくなりやすいのですがこれは素晴らしいです。しっかりと箱に入れて常設機にしましょう。