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STEREO誌2012年付録 スキャンスピーク10F8422-03 製作記 5

2016-09-10 21:54:13 | オーディオ
試聴。エージングを進行していますが、こもったように音の不足する部分、余分に響く部分のがあるような、昔の安っぽいPAのような音質が気になってきました。

吸音材は写真のような入り方をしています。



ユニットの周り上面、後方、側面と吸音材を入れ後方の吸音材仕切り板より下方に垂らして共鳴管を塞ぐ形に入れてありました。見ずらいため必要以上に塞ぐ形になっていました。そうとは知らず余分な共鳴を取るために吸音材を追加してしまいました。





点検口の上板をはずして吸音材をつめこみます。



この状態では音はとても綺麗に付帯音もなくすっきりとしたおとになりましたがまるで低音が出ていません。2リットルの密閉箱に入れたようなかんじです。測定もしてみました。

ポートの特性は



これだけ見ると200Hzの共振と50Hzの共振までがほぼ均一になり周波数特性だけ見ると理想的なのですが出力が弱くて50センチの距離での特性では低音はまるで出ていません。



トーンコントロールで低音を最大限ブースとしてもここまででした。



再度の吸音材の詰め直しをします。

今度はユニットをはずしてユニット周りの詰め替えからおこないます。ビス止めなのでねじ山の心配もなく楽々と取り外しができます。



ユニット周りのみに限局して吸音材を配置します。この時に後壁の吸音材が下方にたれてポートを塞ぐ形になってしまっていることに気づき、短く切り取りポートを塞がらないように、またポートの前壁にも吸音材をいれてユニット周辺だけは4方吸音材で囲まれるように、ただし内腔は塞がらずに中空が続くようにしてみました。またターミナル取り付け部分には少量スポンジをはりつけています。このつめ方は2014年の付録のフォステクスの8センチ2ウェイの共鳴管と同様なつめ方になります。

これでこもったような感じもとれ、低音も出るようになりました。先細りの共鳴管では内腔は塞いではいけないようです。

特性も測ってみました。



ポートの特性ですが共鳴は強まりますが3/4波長の200Hzが50Hzより強くなってしまっています。内腔が塞がっていなのですが高音の漏れは少なくなっています。

50センチ離れての特性です



低音は始めの特性とほぼ同等です。トーンコントロールで調整してみます。メモリは3時くらいでちょうど良いようです。





まずまずの特性になりました。




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