ステレオ誌20013年8月号の付録の5センチフルレンジスピーカー 5F/842T03のボックス製作をしてみました。
バックロードホーンの製作愛好者がずいぶんいらっしゃるので、一度その音を聞いてみたいと思い、同時発売のMOOKも同時購入し作成してみました。
そのままの組立ではと思い、音道の曲がり部分に三角の角材を入れてみました。
定在波が少しは防げるかもしれません。
空気室も後面からの反射を拡散させるように、残りの三角の角材を貼ってみました。
吸音材も付属のスポンジ状の吸音材は空気室の側面に貼り付け、後面には観賞魚用の濾過マットを貼り付け空気室全面に吸音材をあてました。
ガスケットもなかったので、0.5ミリ厚の天然ゴムシートを切り出して製作しました。
MDFでも白木のままでは手垢だらけになるので塗装はほどこしました。ホームセンターの198円のラッカースプレーで5回ほど塗装、研磨を繰り返しています。
これで完成ですが、なぜかスピーカーが付いていません。と言うのは、
早速、視聴してみましたが
どこから音が出ているかわからない、これが奥行感のある音と言うのでしょうか
100Hz以下が出ていないのかベースの音が音階により音が消えてしまう
ピーク感があり特定の音が耳についてしまう。
板厚の関係で盛大な箱鳴りをしていのがわかる
娘も聞いて一言、音の良し悪しにはあまり関心はないが、「この音は」と、
感想をもとめたわけではないのに発言あり
開口部に、吸音材を置く、音道の最初の部分の両側にスポンジを細長く切り挿入と、吸音してみましたが、ピーク感はある程度取れましたが、音の生気が随分なくなってしまいました。
箱鳴りは全く変わらず音のピントがすっきりしません。
ということで、このバックロードホーンは使用をやめました。
このスキャンスピークのスピーカーの本来の実力はもっとあるに違いありません。このままではもったいないので箱を自前で製作することにしました。
箱の製作は次回にします。今日はここまでです。