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日々の工作など

STEREO誌2012年付録 スキャンスピーク10F8422-03 製作記 2

2016-08-18 21:58:57 | オーディオ
箱組始めます

まずバッフルの穴あけ。自在錐はドリルのパワー不足なので始めの5ミリ程度切り込みを入れたらあとは引き回し鋸で開放しました。切り口をカッターナイフで整えましたがあまりきれいではないですね。



ユニットの位置決めです。ずれ、曲りはあとで見て不快になるので慎重にきめます。
曲がったままだと、完成後見るたびに後悔しきりでいやなものです。



ユニットの取り付けは爪付ナット、ビスによる取り付けです。ねじ込みをするとやわらかいMDFがつぶれてしまうので金属板を宛ててねじの沈降をふせぎます。



爪つきナットはあとですっぽ抜けると大変なのでボンドで固定しておきます。すっぽ抜けがこわいので小沢隆久先生は爪つきナットは使用しないのだそうです。

仮組後に音道を組んでいきます。側板に音道用の補助線を入れておきます。





可能なところは今回も紙粘土でコーナーをラウンド加工します。紙粘土は収縮するので1かいは大まかに、収縮後に2回ほどもりあげ、最後は濡らて表面をやわらかくするとロクロで焼き物細工するように表面を滑らかにすることができます。





今回使用予定のネットワーク素子です、空芯コイルと贅沢仕様です、大きいほうは今は無き三栄無線で購入したOFCコイルでFOSTEX製より安かった記憶があります。小さいコイルは高域のハイ上がりを抑えられればと起用予定です。こちらは最近の購入品です。

コンデンサーも今は懐かしいコーラルブランドです。30年前くらいにコイズミ無線で買った記憶があります。



今回は人手に渡すためにネットワークも内部に収めます



箱が組みあがりました。



塗装を開始します。



STEREO誌2012年付録 スキャンスピーク10F8422-03 製作記 1

2016-08-17 12:21:49 | オーディオ
今さらですが2012年のSTEREO誌8月号の付録スキャンスピークの10F8422-03使用のシステムを組むことにしました。

以前スキャンスピークの5センチユニットのシステムを足利の そば&カフェ 「伊とう」 さんに嫁入りして頂きましたが、その話を聞いた方も欲しいう話が出たのがきっかけで新規作成をすることにしました。

ユニットはどうしようかと見渡すと2012年のSTEREO誌の付録の10F8422-03が2ペアあり退蔵しそうなので登場願うことにしました。

ユニットを見るとFOSTEXとはたたずまいがだいぶ違います。結構かっこいいです。



音量を上げたときにフルレンジスピーカーユニットはどうしても高音が荒れやすいのを何とかしたいと対策を考えました。

FOSTEXのM800も低音をカットすると中々綺麗な高音を再生してくれるので、今回は一方のユニットを低音をカットして綺麗に高音を出してみましょう。

能率の関係もあり、また高域を2つのユニットでだすと干渉してやかましくなりやすいのでも一方は高域をカットして同一ユニットによる2ウェイ構成としてみることにしました。

音色、位相特性などは同一ユニットなのでつながりはうまくいくでしょう。で

手持ちのコイルとコンデンサーの関係から1200Hz 6dB/octで組んでみることにします。

今回もキャビネットは低音部は先細り型共鳴管、高域用は密閉で組んでみます。

共鳴管は長さ1.3メートルでシュミレーションしてみました。



先細りの関係で共鳴は50Hzまであり、コンパクトに組めます。

1200Hzでネットワークを接続したシュミレーション結果です。



総合特性はフルレンジ1本と変わりませんが、高域がどこまですっきり出るか、大音量で音が崩れにくいかをみてみたいものです。

斜めの音道の寸法を取るために実物大で罫書きます。



今回もMFDにて木材カットをお願いしました。




今回はとても正確にカットしてもらい組立てしやすそうです。



STEREO誌2016年8月号付録 FOSTEX M800 製作記 3

2016-08-05 23:20:27 | オーディオ
前回に引き続きM800をマルチウェイ用スピーカーとして使う場合の音色をみてみます。

マルチアンプによる駆動で、設定はARTAUDIOの4LL04使用のメインシステムの設定でおこないます。



正相型12dB型で高域スピーカは1000Hzまで 低域スピーカは4400Hzまでの駆動になります。

設置は前回と同じです。



まず前回の低域はM800 高域はSICAでの測定もしてみます。



20センチほど離してツイーターとウーファーから等距離くらいで測定していますがマルチウェイのスピーカーの測定はマイクと2つのスピーカーとの距離がわずかでも変わると特性がコロコロかわってしまいフルレンジスピーカーより測定が厄介です。

低域の特性はメインの10センチウーファー2本で低めのチューニングのバスレフの特性に比べるとやはり共鳴管の癖を感じますが。高域は4400Hzまで使用していても8センチ口径は10センチ口径より分割振動の点で有利なせいかとても美音をかなでてくれます。フルレンジ使用時のM800とは全く別の音色になります。

M800は高域も伸びているため今度はツイーターで使用してみることにしました。組み合わせは低域は4LL04
2本 高域はM800です。測定してみます。



バスレフは低域の癖が少ないです。M800は高域特性にすぐれているようで、高域は十分にのび周波数特性もフラットです。試聴してみると、1000Hzまでの帯域使用なのでM800にとっては負担が少ないようで音色に余裕があります。分割振動領域ですが低域再生のための大振幅がないため、やはりフルレンジ再生の時よりはるかに美音で、おとなしめな印象でとても聞きやすいです。SICAのドームツイーターは強力な磁気回路なため全体にハイ上がりな周波数特性で1000Hzまでもたせるのは少し苦しく。M800は強力なツイーターもしくはスコーカ―としても実力を発揮できそうです。

ART 4LL04 SICA Z009160の周波数特性ものせます。



特性ではSICA Z009106よりM800のほうが良いようです。(音色の特徴があり特性だけでは決まりませんが)

M800は高域用スピーカで使用することにします。






STEREO誌2016年8月号付録 FOSTEX M800 製作記 2

2016-08-04 02:21:08 | オーディオ
STEREO誌2016年8月号付録 FOSTEX の試聴続けていますが、やはり少し音量を上げると高音の荒れがあり好きではありません。マルチウェイのウーファーとしてはどうかと思い試してみることにしました。

ただフルレンジにコイルを入れて高域をカットすると、とても生気の無い音になりがちなのでマルチ駆動で試してみました。

メインシステムの SICA Z009160との組み合わせです。クロスは正相型12dB2100Hzです。正相型12dBのネットワークの事はこちらのエントリーを参照してください。

http://blog.goo.ne.jp/mimihanakuro/e/1be2bddd84f10b62a1ecd10ec876e6cf



スピーカーの距離をそろえて置きます。



アンプの設定です。

M800には4400Hzまでの帯域を、SICA Z009160は1000Hz以上の帯域を担当させています。

4400Hzは元の10㎝ウーファーART4LL01には分割振動の抑制に対しては少し苦しい音域になりますが、M800ではゆとりがあるようで非常にすっきりした美しい音色をきかせてくれます。分割振動の少ない帯域の利用はやはり良いものです。

次回はツイーターとして働かせてみます。低音の大振幅をさせない時の高音が綺麗にでるかためしたみましょう。

YAMAHA A750再生記 9

2016-08-04 01:20:24 | オーディオ
YAMAHA A750の整備の残りをとりおこないました。

ミューティングスイッチの清掃の失敗で他のスイッチの整備はやめることにして、多分今後使用すこともなさそうなのでスイッチの短絡を2台ともしてしましました。

写真取り損ねましたが、入力は最短距離のチューナー入力のスイッチを短絡して入力を1系統のみとしました。かつてはプレーヤー、チューナー、カセットデッキ、のちにCDなど切り替えていましたが今はコンピュータなど1系統で済んでしまい寂しい気もします。

ミューティングスイッチの短絡



右の丸はバランスボリュームの短絡、左はモードスイッチの短絡



2台目の入力のコネクターは接触不良があり、抜き差ししても状態が良くならないので取り外して直に半田付けしようかと思いましたが後の整備がめんどくさそうなので、ピンコネクターで付け替えしました。





ボンネットの塗装も終わり2台の整備終了です。マルチアンプの要員の予定です。



また最近、部品取り用に、もう1台A750を落札しました。この機種はオークションのたまかずが多いようですが人気はあまりなくて買い得感がありますね。