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日々の工作など

STEREO誌付録8月号 FOSTEX PW80 PT20 製作記 16

2015-05-28 02:41:07 | オーディオ
久し振りにウーファーをVIFA TG9FD-10-08からFOSTEX PW80にもどしました。



ネットワークはPW80用に編成しているせいもありますが、PW20との音質的なつながりはやはり圧倒的に良好です。

低音の制動力はやや劣るのですが、逆にそれが低音の量感をもたせてくいて、むしろ好ましい感じになっています。

PW80のTSパラメーターがわかったのでFOSTEXの他の8センチユニットと比較してみました。



ボイスコイルの直径は20mmとFE FFより大きめです

特に大きな差はボイスコイルインダクスタンスで他のフルレンジとは1桁違いで大きくなっています。何かの間違いかと思い、デイトンの10cmアルミウーファーのインダクスタンスを見たら0.45mHとやはり大きくこの0.29mHは間違いないようです。

あとはXmaxが驚きですが2.2mmとこれも圧倒的に大きくFW108の1.9mmをもしのいでいます。やはりインダクスタンスも大きく、かなりのロングボイスコイルなのでしょう。

逆にFE83EnはXmaxは0.15mmととても小さいのですが、フルレンジを大振幅で再生すると高域の変調が大きく、バックロードホーンなどしっかり負荷をかけて小振幅で低音を出すことで、変調を最小限にして美しい高音を出すように設計されているものと思われます。

PW80はP800を少し改良した程度のスピーカと思っていましたが、そんなことはなく小なりとは言え本格的なウーファーだといううことがわかりました。




STEREO誌付録8月号 FOSTEX PW80 PT20 製作記 15

2015-05-24 00:18:38 | オーディオ
今回久し振りに東京に出かける機会がありコイズミ無線によってきました。

目的は壊してしまったPW80の調達です。コイズミ無線にはSTEREO誌8月号も販売していましたが、これを購入するとまたPW80が1つ余ってしますので、PW80単体を買1個のみの購入をお願いしたら快く応じていただけました。実はペア売りが前提ののようにユニット1つが入った箱2つが、1つの箱にさらに入った包装だったのです。

これが外箱です



開けてみるとアップエッジのためカバー付きで袋に入っていました。



取り扱い説明書も付属しています



ユニットをみてみると表はこちら、右は壊した付録のPW80です



ユニット裏側はこちら。貼ってあるシールは違いますミュージック入力24wの記載もあります。



シール以外は外観は変わらないようです。

そして今回取り扱い説明書にはTSパラメーターの記載がありました。まだFOSTEXのサイトにも発表されていませんので見入ってしましました。



参考にどうぞ。




アンプのゲインの不具合 結局アンプ入力部分の配線のやりなおし

2015-05-04 02:35:15 | オーディオ
アンプの左右のゲインの違いはやはり気になります。アンプの基盤、ボリュームとも異常がないのであればやはり、私のへっぽこ配線に原因があるはずなので全て配線をしなおしてみました。

もともと2チャンネルステレオでのボリュームまわりの配線はシールド線を使用すると

ボリュームのアース側の左右の連結線
入力からのアース母線
アンプ基盤へのアース母線
基盤への信号ケーブルのシールド線のシールドの左右2組

の計5本の線が1箇所に集まります。今回太めのシールド線を使用したためシールドの線も太くかなり配線しずらい状態でした。(からげるのも一苦労です)最近は配線しやすいようにボリュームまわり用のプリント基盤も売っているようです。せめてラグ板でも使用すれば良いかもしれませんが、今度は配線同士が距離が離れすぎてしまい雑音を拾いやすくなってしまうかもしれません。

そこで2芯シールド線を使用してみることにしました。アース母線は省略、シールドも入力側、アンプ基盤方向の2本、ボリュームの左右連結線の3本ですみます。



かなりシンプルになりました。入力に平行に入っていてコンデンサーと抵抗は入力ピンジャックの部分に移動しました。ボリューム本体もところどころハンダ鏝で溶けています。配線の苦闘をものがたっています

内部の配線もだいぶすっきりしています。



旧配線の残骸です



これでゲインの左右差がなくなりました。残留雑音もさらに低下してスッキリしました。やはり配線不良が原因でした。