ブログ人

日々の工作など

STEREO誌 Mook チャンネルデバイダー使用記 3

2014-12-12 00:26:06 | オーディオ
チャンネルデバイダー 新規作製アンプの動作を続けて安定していること、ポップノイズなどが出現しないことにようやく確信をもてたのでメインのスピーカーで動作させることにしました。

フォステクスのPW20は例外的に丈夫で一度低音を入力してしまいましたがびくともせず、マルチアンプの試運転にはもってこいのようです。

メイン機はこちら。写真でみると塗装のアラが見えませんが、そんなに塗装はきれいにできていません。



ARTオーディオの10センチウーファー4LL-04×2本と、当初は同じARTオーディオのドームツイーター25HP-03とコイズミ無線の通販最廉価コンビで構成していました。ウーファーの分割振動帯域を使用しないように2000Hzの分割で使用していましたが、このツイーターではやはり少し音量が上がると苦しそうな音をたてはじめてしまいます。

クロス周波数を上げればよいのでしょうが、ウーファーの分割振動の帯域は使いたくないのでツイーターを変えてみることにしました。

分割振動の目安はこの資料を参考にしています、故島田貴光先生の著作によるもので 



これを見ると10cmでも分割振動は1250Hzから始まってしまうようで、許容周波数はその倍の2500Hzとなり、2000Hzくらいのクロス周波数にしたくなります。そんな訳ででできるだけ小口径のウーファーが使いたくなります。フォステックスの付録ユニットPW80の一般の発売も是非してほしいです。

またウーファーも2本なのでその干渉をさけるためにも高い音域は出したくないのも理由です。

コイズミ無線にでかけ2000Hzからしっかり使えるツイーターはないかときいたところ、はじめはTangBandのW2-800SLをすすめられましたが、バックキャビティの作製が面倒なのでと話したら、ではとセール中のSICA Z009160をすすめられ、この巨大なネオジウムマグネット付きのドームツイーターをラッキーなことにネオジウムの価格高騰の前で6500円で購入できました。今は2倍の価格になってしまいましたが、この価格でもおすすめどうり、すばらしいドームツイーターです。

キャビネットは正味14リットル チューニングは45Hzくらいで低音の量感に目をつむり、低域の伸びと、過剰なコーンの振幅をおさえているつもりです。

ネットワークをはずしてスピーカーと直の接続ににかえます。



チャンネルデバイダーは目盛は3から4(10時から11時)で調節しました。3ではやや暗く4ではやや華やかすぎるか
くらい、接続は正相が良さそうで逆相はダメでした。

特性も測ってみました。

30cm離してツイーターの正面から



分割での測定はユニット正面2センチで測定



といった感じです。


試聴では、非常に細かい音、ニュアンスが分かりやすくなっています。ウーファーのキレがよく音離れもよくひと皮むけたような鮮度の良さです。スピーカーの前後の調節はマルチになると難しいと言われるのは、この鮮度の高い音から僅かな不整合もばれやすいうところかりら来るのだろうと思わずにはいられません。

ネットワークにはもどれなそうです。前回も言ったようなきがしますが

このメイン機は3スピーカーのためボックスの傾きを動かすだけではスピーカーの距離の調節ができません。ツイーターの埋め込みもしていないため、ウーファーよりツイーターの振動板がむしろ飛び出していて、特性がそろいにくいはずですが、測定ではクロス付近の特性はまずまずでしたが、気になります。

ウーファーを前に出すか、サブバッフルをつけてツイーターを埋め込むのがいいのですが大工事をになってしますので悩みます。