見る、見える、ということ。
世界には見たくないもの、望んでいないのに目にするものもある。
その分、見たいものを見ることができたときの感動もある。
広い空のした、海、山、
木々に囲まれる、色とりどりの花が咲く、
古い建物、無機質なビル群、
高い空へ伸びるタワー、地下へ続く階段、
新しい出会いがある、懐かしい人に会える、
どこでも、行きたいところに行ける。
いま、あたりまえにできていること。
これまでに見た、出会った、感じたすべてのこと。
わたしが持っている、この体と心。
ときに望み、ときに意に反して、与えられ、作られたもの。
どのように生きるか、選択することができる暮らし。
あたりまえだと思っていた自由と幸せを、しっかり刻んで生きていきたい。
それが、『ソフィ カル 最後のとき/最初のとき』で感じたこと。
この美術展に行くきっかけをくれた出会いに、感謝します。