7月15・16日の両日、松本市の中心市街地で「ネイチャリングフェスタ 自然と遊ぼうin松本」が行われました。信濃毎日新聞社、松本市、松本商工会議所などからなる実行委員会が主催しています。子ども達が自然に親しみ、ものをつくる喜びを味わえるように盛りだくさんのプログラムが用意されました。プログラムは、フリークライミング、ツリークライミング、木工教室、押し花教室、ウッドコースター作り、カブトムシ探し、水鉄砲作り、雪遊び、女鳥羽川の生き物さがし、などなど。特に最後のものなど、市街地の真ん中を流れる川でおおっぴらに川遊びができるのも、ネイチャリングフェスタならではの企画になります。
私がボランティアで担当したのは竹を使った水鉄砲作り。太い竹と細い竹を用意し、細い竹に布きれを巻き付けて水鉄砲のピストンを作り、太い竹にキリで穴を空けて完成、というものです。作り方は非常にカンタンですが、布きれの巻き付け具合が難しく、緩すぎれば水が後ろから漏れ、きつすぎれば、子どもの力ではピストンを押し引きできなかったりで、なかなか大変です。かく言う私も、インターネットで検索した「水鉄砲の作り方」マニュアルを見ながら、今日はじめて竹で水鉄砲を作りました。えらそうに教えてたけど、教えた子ども達、ごめんね。
ネイチャリングフェスタの目的は、「子ども達が自然に親しみ、ものを作る喜びを味わえるよう」ですが、その前にボランティアの私たちが「自然に親しみ、ものを作る喜びを・・・」なのかもしれません。親御さんも同様で、「いいか、お父さんが作ってあげるから、よく見てろよ!」などと言って、ど素人の私の説明を結構真剣に聞き、一生懸命作っている姿などを見ると、伝統の遊びが受け継がれていく喜び(ある意味こんなんで大丈夫かという心細さ)を感じます。まあ、それでも2度3度と教えているうちにこちらの手つきも教え方も堂々としてきました。これなら、水鉄砲作りなら、どこへ行っても教えられそうです。
今日は天気に恵まれたせいか、沢山の子ども達が水鉄砲を作りに来てくれました。そのせいか、汗をぬぐうひまも無いほどの忙しさとなりました。その上、「水が飛ばない~」などとクレームがついて作り直したりと大変な一日でしたが、子ども達が(それ以上に大人たちが)自然に親しみ、ものを作る喜びを味わえたのではないかと思います。