随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

フレンドシップキャンプ実行委員会

2006-07-07 23:12:39 | 信州・松本

松本市の教育委員会や松本青年会議所などが後援する「フレンドシップキャンプ」が今年も8月4・5・6日に開催されます。
「フレンドシップキャンプ」は「ろう学校、養護学校」の子どもと「小学校、中学校」の子どもが自然の中でキャンプをしながら交流を深めるもので、今まで24年あまり続いてきたイベントになります。このキャンプは、学生や社会人のボランティアが中心となったフレンドシップキャンプ実行委員会により企画・運営されています。

私たちは障害を持つ子どもたちと接する機会はほとんどありませんし、障害をもつ子ども達も、自宅と病院と学校の往復で、あまり他の人々と接する機会がありません。というわけで、このキャンプのコンセプトは「共に生きる社会」。日頃ほとんど接点がなくても、同じ町に住み、同じ太陽を浴び、同じ空気を吸って生きている、という、ごく当たり前のことを実感できるイベントになっています。

本日は、参加予定のボランティアが集まる、実行委員会が開催されました。ボランティアの人たちも、高校生から10年以上キャンプに参加しているベテランの社会人までさまざまで、もちろん初めて顔を合わせるメンバーが大半です。メンバーの顔と名前を覚え、そのメンバーと、食事のメニューや2泊3日のレクレーションのプランなどを話し合いました。来週にはいよいよ、全体会議があり、キャンプに参加予定の子どもたちと、その保護者の方、そしてボランティアが集まります。そのときまでに、具体的な行動プランを作らなくてはなりません。

委員会の最後に、専門家の方のミニ講義がありました。このキャンプに参加する子どもは、いわゆる「自閉症」とか「ダウン症」といった診断を受けた子どもたちです。これらの言葉は聞いたことがあるものの、「どのような症状なのか」「どのように接すれば良いのか」「してはいけないことは何か」といった予備知識が全くなかったので、非常に参考になりました。私自身、フレンドシップキャンプは初参加となります。福祉や看護はもとより、キャンプやアウトドアの知識・経験が全く無いので、果たしてうまくやっていけるのか、相当不安があります。あと一ヶ月あまり、精一杯準備をしていきたいと思っています。