aratana!

Maeda Niina BLOG

想像、そして創造。

2016年04月26日 01時05分30秒 | Performance2016
あれよあれよ、という間にゴールデンウィーク目前。
ゴールデンウィーク直後の5月6日には今年度初の「いのちてんでんこ」学校公演がひかえております。
学校公演後、5月22日にはいよいよ、レナード衛藤さんのツアー、愛媛公演「Silently She Dances - 静かなるダンス」、そして5月23日の香川でのライブと続きます。
詳細はこちら↓ レナードさんのウェブサイトより切り抜かせていただきました♪







「Silently She Dances - 静かなるダンス」には脚本が存在します。
作品はとても普遍的なテーマを持っており、レナードさんならではの視点で見つめてきたそのテーマを原案とし、脚本の高階經啓さんがことばを使った物語として作品化。
現実とファンタジー、そして未来のようで現代のような時空を行ったり来たり、とても想像力を掻き立てられるものとなっています。
この作品、まずはレナード衛藤さんのライブ演奏&デーモン閣下の朗読で、そして次はレナード衛藤さんのライブ演奏&私のダンスにて産声をあげることになります。

そして私が踊る「She」は、まさにイマジネーションそのものが具現化されているキャラクターのように感じています。
生きること、祈ること、自然と共生すること。
私にとって踊ることは生きること。自然やひととの関わりの中で想像、そして創造すること。
自分のウェブサイトにもこんなことを書いていました↓ 
『ダンスは夢のようなものではないかと思う。自分の奥深くに潜む記憶と、想像力とが混ざり合い、目の前に現れる。
 同じものは二度と現れない。
 まさにライブ。生きることそのもの。
 身体は一瞬にして全てを語る。空間を変える力がある。
 わたしは、身体感覚を通して自分の外側と丁寧にかかわっていきたいと思う。』

最近思うんです。例えば命がけで過ごさねばならない状況に直面している、あるいは心から幸せを感じている、そういう両極にいればいるほど、危機感というのは募るものなのだろうか。
では、心からの幸せってなんだろう。
それはきっと、表現すること・人や自然と関わり共感し感動すること、そういったことなのではないでしょうか。
だって、それ以上の幸せってあるんだろうか? 
だとしたら皮肉だけれど今の日本は幸せとは逆走しているよう。。
私は今、こうやって日々作品や表現と向かい合っている。
そんな状況の中で今月中盤以降、熊本地震のことはもちろん、自分にとっても「今」の大切さを思い知らされることが次々に起こっている。
今はずっと続くわけではない、と。
[今日やらなくて良いことは、死ぬまでにやらなくて良いこと]みたいなことをピカソが言っている。
本当身に沁みます。


最後に、こちらをご紹介いたします。
レナードさんのウェブサイトより

『昔から日本人は自然に対して畏怖の念を持ち、五穀豊穣や無病息災を願って祭りを行い、祈りを捧げてきました。
 その中心にあったのが和太鼓であり、踊りです。
 今、日本は大変な状況になっていますが、私のミュージシャンとしての立ち位置は今までと変わりません。
 それは、異なる価値観の人たちと音楽を通じて積極的にコミュニケーションを取り、共通する何かを見出して、
 曲や演奏という形にすること。
 そして、そのような人間の活動を支えている自然からのメッセージを真摯な気持ちで受け取り、前に向かって
 生きていく。
 そのことが、創造していくということだと思っています。Stay positive.      
 レナード衛藤』






ソロダンス日和

2016年04月11日 01時47分47秒 | Performance2016
本日はMMS ART SHOWというイベントにて踊ってまいりました。
音楽や踊りに関係する、インターナショナルでおもしろい経験をされてきた国内外のアーティストの方々とご一緒できました。

25分も時間をいただき、ソロを踊るというのはなかなかない機会。
今の自分が反映されまくり。


写真ちっちゃ!笑
主催のGudniさんと。現在はアーティスト起業家ですが、かつてはピナバウシュや田中泯さんとも共演されていたダンサー!






空間は限られていましたが色々と挑戦しつつの、良い時間をいただけたことに感謝。

「SIiently She Dances(静かなるダンス)」

2016年04月02日 22時19分32秒 | Performance2016

Photo: 岡本 隆史

「SIiently She Dances(静かなるダンス)」
ついにイメージポスター公開、嬉しいお知らせも。
5月22日に愛媛にて上演されることはこちらのブログにも書きましたが、なんと、8月に東京で公演が決定いたしました。
詳細は、5/1にレナード衛藤さんのオフィシャルサイトにて発表されます。

この作品の初演は、朗読編としてデーモン閣下とレナード衛藤さんによる広島での上演(東京もあります)、続いて5/22(日)の愛媛県八幡浜公演でダンス作品「Silently She Dances(静かなるダンス)エピソード 2」として上演、そして、8/6(土)&7(日)に、「シアターブレンドラムス」として東京で開催されるということになります。

現在、目下 創作中。踊って話して創る日々。。
コンセプトはレナードさんのこれまでの経験と想いから、そしてそれを高階經啓さんが脚本として書き下ろし。
私が大切にしていること・想いと重なって、共感して、同時に常に安定することなく、「いま」を繊細に感じとる日々。

どうか、目撃していただきたい作品です。
個人的にも東京でのこのような一般公演は久しぶりです。
また夏の情報公開がされましたらお知らせいたします!



鑑賞日記

2016年04月01日 01時27分48秒 | niina
先週末は鑑賞三昧。記録、しておこう。

平山素子さん 演出振付[HYBRID] @新国立劇場中劇場
 

久しぶりの新国立劇場。古巣。
劇場の匂いが懐かしいな。私の新国立劇場時代の最後の舞台( 2010年)と同じ、中劇場での上演でした。
コンテンポラリーダンスの公演をこの広い中劇場で行うことが、まずすごい。
奥行きのある舞台を生かした舞台。
オレカTX(バスク地方の伝統的民俗楽器であるチャラパルタの演奏グループ)と、床絵美さん(アイヌの歌い手)の生演奏が楽しい。
ダンスと演奏者の関係性や舞台に乗せた時のバランスなど、いろいろ勉強にもなった。
でもなんといってもラストのユニゾンが良かった〜。かなりダンサー的視点ですが。
頭に焼き付いている。



[踊りに行くぜ!!Ⅱ vol.6] @アサヒアートスクエア
写真は山崎広太さん作品『足の甲を乾いている光にさらす』


期待を裏切らない作品。一気に空間が爆発した。
わけのわからない体の即興性の説得力。裏に哲学があるから、確信があるから、そうなる、みたいな。
ああ、これだよな、って。。
アサヒアートスクエアも3月で閉館、寂しいですね。。



[三宅一生の仕事] @国立新美術館


こちらはまだまだやっておりますゆえ、ネタバレになるので控えます 笑
とても良いです!!


ああ、充電。