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Maeda Niina BLOG

カザフスタンへ

2017年08月22日 15時55分47秒 | Performance2017
週末は、カザフスタンのかつての首都、「アルマトイ」という街へ。
昨夜日付変わって無事に帰国いたしました。

国際音楽フェスティバル「Star of ASIA 」へ、レナード衛藤さんが招聘され、ダンサーとして参加して参りました。
これまで数え切れないほどの国で演奏されてきたレナードさんも「稀に見る」と言う程、エピソードが多すぎる今回でしたが、私にとって印象深い経験となりました。

トランジットは韓国、仁川空港にて。
  

アルマトイ上空より。


アルマトイの朝。ホテルの窓より。ちなみに時差は3時間と少ないです。


会場はスケートリンクでもあるスタジアム。巨大。背景の山も含めスケールがおおきい。


「Star of ASIA 」




リハーサルより。


各国がステージ上に並ぶオープニングのリハーサル。(レナードさんのFBよりお写真拝借いたしました)


本番、テレビ放映画面より






今回の裏状況は強烈なものでありましたが、そんな時こそ、すべてをパフォーマンスのエネルギーに変えてしまうレナードさんの凄さをまざまざと感じることが出来ました。
当日は今までに経験したことのないムードと距離感。
巨大スタジアムのお客様との距離感、テレビ放映のための多数のカメラとの距離感、そしてどんどん変わる状況に常に対応し、自分のパフォーマンスに今何が一番大事か、そして観客の求めることを一瞬のうちに察知する感覚。舞台上である種のサバイバル感を感じながら踊りました。

そしてなんとか本番を終え、速攻空港へ。間に合わないかと思われた夜中のフライトに、無事間に合いました。

帰りは韓国でのトランジットが長かったので外に出て打ち上げを。以前レナードさんのプロジェクトに参加されていて現在韓国在住のしおりさんに案内していただきました。
機内泊ではあまり寝られず、疲れた身体に鶏鍋が染み渡る〜
(レナードさんのFBよりお写真拝借いたしました)


カザフスタンの国旗のチョコがお気に入り。



この話が持ち上がってから本番まで、たった2週間あまりの出来事でしたが、凝縮された濃いリハーサルと内容に、ダンサーそして振付家として満たされました。もちろん課題もあり、次にチャレンジすることがあることにも喜びを感じています。
ほんとうにレアな現場だったな。。。

レナード衛藤さん、そしてご一緒させていただいたダンサーの田所いおりさん、水谷彩乃さん、太鼓奏者の上杉美穂さん、TAHさん、山内利一さん、笛奏者の小泉なおみさん、ありがとうございました!





佐賀へ

2017年08月12日 22時42分56秒 | Performance2017
昨日は、のむらバレエアカデミー、野村理子先生傘寿のお祝い・創立35周年記念発表会に参加させていただきました。



約10年前よりたびたび一樹さんの作品に出させていただき、その都度野村バレエの皆さまには大変お世話になっており、ご縁を感じておりましたが、今回久しぶりにこの記念すべき会‘野村組’のなかで踊ることができたことはとても嬉しい出来事でした。



出演いたしました作品は、野村一樹版「コッペリア」(初演)。
オリジナルの解釈で、華やかなエンターテイメントの中にも、妄想と現実の境目を曖昧にすることで醸し出される夢のような不思議があり、また、人間の欲求が生み出す一見ねじれた趣向もあり。でも一樹さん演じるコッペリウスの純粋な愛情も滲み出ていたと感じました。

私が演じさせていただいた人形役は、最高に楽しく、そして修行。
主役のスワニルダは人形になりすます人間。わたしの役は動く人形。一見動きはおなじでも成り立ちは正反対。
約一時間の間丸い台の上に立ち、人形になりきるという初体験。
本物のマネキンのように動かないというスリル。急に動き出したときの驚き。
こどもの頃大切にしていたオルゴールの人形を思い出しました。



本当に良い体験を、そしてたくさんの方々がお祝いにかけつけていらしたあたたかい素敵な舞台に立たせていただき、ありがとうございました。

そして、このご縁のおおもとであり、10代からの親友、野村絵里子さん、ありがとう!!

オドリゴコロ・プチvol.12 終演

2017年08月07日 07時18分20秒 | Performance2017
昨日、オドリゴコロ・プチにて「Flowers on the Cliff」無事終了いたしました。
出演者、関係者、そして足をお運びくださった皆さま、ありがとうございました。

週1回のリハーサルとはいえ、3ヶ月という長い期間のうちには作品も変化していき、当初のイメージがどんどん更新されての本番。この企画は毎回そこが自分でもおもしろい。
かぎられたリハーサル数、照明や環境のなかでどれだけイメージに近づけられるか、考えながらの作業もおもしろいです。
終わるとまた、この空間にチャレンジしたくなります。

今回、出演者はいつも壁に向かって走り込み、みたいなリハーサルでしたが、 本番は壁が取り払われるため、目の前の風景が全く変わり観客のなかにとびこんでいくような気持ちで踊ったと思います。
客席から見ていて、まさに岸壁を突き破り花を咲かせるべく本番に挑む姿に、わたしもこころ動かされました。

お疲れさまでした!


終演後に。


パンフレットより


いただいたカードがかわいい!





そして本日より九州に行って参ります。
久しぶりにバレエの舞台への参加です♪


「Flowers on the Cliff」本番♪

2017年08月06日 10時36分03秒 | Performance2017

「8月6日、いつも決意を新たにします」
今朝、ニュースのインタビューでの広島の原爆を経験した方のことばを聞きました。
人間の宝である感情が引き起こすのかもしれない戦争、終いにはその大切な感情を忘れようとさえさせてしまう戦争。。

今日はオドリゴコロ・プチ「Flowes on the Cliff」本番です。
そして祖父の命日。
私がバレエを続けられたのは祖父母の精神的・経済的援助のお陰様です。


あらためて、一人一人と向き合って、作品と向き合って、本番を迎えたいと思った朝。