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Maeda Niina BLOG

日本バレエ協会公演「続・いのちてんでんこ」終演

2014年03月29日 00時04分25秒 | Performance 2014
文化庁委託事業日本バレエ協会主催公演、Japanese Choreographers「バレエの夕べ」、無事終了致しました。
関係者の皆様、そして足をお運びくださった皆様、いらっしゃれなかったけれども応援して下さった皆様、どうもありがとうございました。

今回は演奏家、演者、美術、照明、衣裳、映像、、、と、どれをとっても今までの「いのちてんでんこ」の中でももっとも密度が濃いものでした。
昨年11月の「クレアシオン」からわずか4ヶ月後に続編という形での再演、ご縁がご縁を生み、出会いにも恵まれ、想像以上の規模での上演となりました。


180 cmの台を組み、その上にピアノ、コントラバス、ギター、三味線、ドラム、太鼓、笛、尺八、そしてボーカルが乗っている。
一流にもほどがある、というメンバーです。




美術は河内連太さん監修。今回新調した衣裳・カシラとトーナリティが素晴らしい。


照明は足立恒さん。
日本、いや世界でもトップレベルの腕をお持ちで、何も心配することはありませんでした。

この作品には、震災の事実を風化させない・伝える、といった目的があると同時に、いのちの尊さ・生きることの素晴らしさと厳しさ・ひとの愛おしさ・自然との共生・人間らしい営み、、、様々なテーマがあります。それらをどんどん突き詰め、無駄をはぶいて、観客が何かひとつでも持ち帰るテーマがあるような、考えるきっかけとなるようなものにして行きたい。
再演出来ることはほんとうに幸運なことです。観客の前でやればあるほど、課題が見えてくるし、選択も迫られる。
何が大事なのかということも見えてくるし、あたらしいアイディアも浮かんでくる。
これからもいつも新鮮に、熱く、客観性を持って再演のために取り組んで行きたいと思います。

今後ともよろしくお願い致します。