aratana!

Maeda Niina BLOG

岩手公演、無事終了!

2013年11月06日 10時19分37秒 | Performance2013
「いのちてんでんこ」11月4-5日、岩手県気仙郡~盛岡市での公演、無事終了致しました。

被災を経験された方々の前での上演は私たちにとって特別なものでした。
劇場の空気も何か特別で、私たちはそれを頂いて、守られながら、90分間を過ごしたように感じました。
たしかに一瞬一瞬が暖かかった。
そして胸の奥が熱くなりました。
このような経験が出来た事に感謝し、いまはそれだけ書き留めておきたい気持ちです。

見に来て下さった方、いのちてんでんこ関係者の皆様、応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。
これからも精進して参ります!!
また詳細は後日ご報告させて頂きたいと思います。

あらためて、「いのちてんでんこ」への想い

2013年11月01日 21時54分22秒 | Performance2013
東日本大震災が起こった 2011 年、私は文化庁派遣の芸術家研修員としてドイツにいた。
成熟した文化、自然も物も大切に扱う人たち。全てが新鮮だったそんなベルリンで垣間見た母国の未曾有の災害。
日本人は自然と共に生きて来たはずなのに。
四季折々の景色、 みずみずしい大地、豊かな恵み。先人達は縄文のころから自然災害ともうまく付合って来たはず。
なぜ今を生きる私たち現代人は、その教えを忘れてしまったのだろうか?

“いのちてんでんこ”とは、津波が来たらてんでばらばらに振り返らず、自分のいのちは 自分で守れという教えだ。
ベルリンから戻り傷跡の残る大地を歩いた私は、この悲劇を次なる未来を作るチャンスとして、いまこの瞬間、この“いのち”を精一杯輝かせろと云われている様に思った。

舞台はいつも、みんな裸の自分をさらけ出す事になるし、神聖な場所だ。
人生と同じ、どんなに経験豊富でも何があるかわからない。
だからこそ、作品の中では出演者ひとりひとりがキラキラと輝き、喜び、そして一瞬一瞬を丁寧に、大胆にいることを求めて来た。
それが、いのちある私たちの、舞台にのる人間の第一の使命であると思うから。

「クレアシオン」のリハーサルは残すところあと1回。
一部の出演者は週末より岩手公演に向かいます。
今度の舞台ではどんな輝きが見られるのか、、、

楽しみです!!


岩手&クレアシオンチーム!



クレアシオンチーム! フレッシュ!!

(残念ながら欠席者あり;;)