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Maeda Niina BLOG

週末公演終演、そして明日は劇場入り。

2013年11月26日 22時44分58秒 | Performance2013
「兵士の物語からはじまる、物語」、無事終演しました。
お越し下さった皆様、ありがとうございました。

かわいい王子、Yくんから頂いたお花☆



3回公演、いずれも演目が違い、ダンスはすべて、いわゆる「即興」。
ほとんどがクラシック曲の中での敢えての即興。
自分がどの曲で踊るかも前日にわかるという、バレエ界ではあり得ない、
危険なにおいとサイコー楽しい空気が同居するスリリングな舞台。
ハイクオリティな演奏家とダンサー。
ミラクルもあれば谷底もある;

1回目はコントラバス高橋洋太さん演奏の「グリーンスリーブスによる協奏曲」にてソロを踊りました。
高橋さんの演奏はとても優しくリラックスさせてくれ、とても穏やかな空間だった気がします。

2回目の公演で踊らせて頂いたバッハの「シャコンヌ」は、曲だけで完全なもの。なのでそこに踊りをつけるスリリングさと言ったら、、、
本番、、涙してくださった観客の方々もいらして、何かは起きたようだった。
自分の感じたこと、それとは別に観客それぞれが感じたことは様々、意外なことばかりで、どれが本当かはわかりませんが、今の自分とこの空間が起こしたことはそれ以上でも以下でもない、と、それらを素直に受けとって来ました。
演奏は今をときめくヴァイオリン奏者の井上静香さん。
この「シャコンヌ」では、井上さん、そして加賀谷香さんと3人、同じ舞台で同じ時空を生きられたことは貴重な体験でした。

3回目は今回の企画のメインダンサー、熊谷拓明さんとヴァイオリン(井上さんと)の現代曲で。モノクロの世界にほんの少し色をつけたようなイメージ。
3人がある一定の距離を置いての約8分間はピンっと張った空気の中にも何か暖かみとストーリーが編み出されて行くようでわくわくしていました。
そして同じ回、オーラスは全員で「ボレロ」での破壊のダンスと重厚な演奏。
客席は最高潮にあっつあつになっていて、私もとても楽しませて頂きました。

今回の企画、終わってみれば色々なことを見つめ直すチャンスだったということをひしひしと感じ、感謝の気持ちが溢れています。
はじめは正直、「即興」でのみ構成する舞台に対してポジティブな気持ちだけではありませんでした。
それは見せる舞台としても、自分の即興で出てくるクオリティに対しても、です。
しかしフィードバックによる判断では、今回は結果的にとても良い舞台となったのよう。
そして私個人的には、何より、今回自分が見えたこと、気付いた重要でシンプルなことがあったことが最高に嬉しかった。
間違いなく今後の私の糧となるでしょう。
私は作品を創る時はもちろん、自分で即興的にいやというほど踊りますが、人前で見せる機会はあまりなかった。
けれどこういう機会はどんどん自分でもつくっていかねばとも思った。

田中社長はじめスタッフ・出演者の皆様、この度はありがとうございました。
そしてお疲れさまでした。
久々に身体燃焼。2日経った今日も筋肉痛です。
でも嫌ではない^^


そしてそして! 明日は劇場入り。
明後日が高校の芸術鑑賞会での「いのちてんでんこ」、今年最後の本番なのです。
パワーアップしてがんばって参ります!

あ、、、
その前にカシラを創るお仕事が終わっていなかった~
今からがんばります。。。