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Maeda Niina BLOG

あらためて、「いのちてんでんこ」への想い

2013年11月01日 21時54分22秒 | Performance2013
東日本大震災が起こった 2011 年、私は文化庁派遣の芸術家研修員としてドイツにいた。
成熟した文化、自然も物も大切に扱う人たち。全てが新鮮だったそんなベルリンで垣間見た母国の未曾有の災害。
日本人は自然と共に生きて来たはずなのに。
四季折々の景色、 みずみずしい大地、豊かな恵み。先人達は縄文のころから自然災害ともうまく付合って来たはず。
なぜ今を生きる私たち現代人は、その教えを忘れてしまったのだろうか?

“いのちてんでんこ”とは、津波が来たらてんでばらばらに振り返らず、自分のいのちは 自分で守れという教えだ。
ベルリンから戻り傷跡の残る大地を歩いた私は、この悲劇を次なる未来を作るチャンスとして、いまこの瞬間、この“いのち”を精一杯輝かせろと云われている様に思った。

舞台はいつも、みんな裸の自分をさらけ出す事になるし、神聖な場所だ。
人生と同じ、どんなに経験豊富でも何があるかわからない。
だからこそ、作品の中では出演者ひとりひとりがキラキラと輝き、喜び、そして一瞬一瞬を丁寧に、大胆にいることを求めて来た。
それが、いのちある私たちの、舞台にのる人間の第一の使命であると思うから。

「クレアシオン」のリハーサルは残すところあと1回。
一部の出演者は週末より岩手公演に向かいます。
今度の舞台ではどんな輝きが見られるのか、、、

楽しみです!!


岩手&クレアシオンチーム!



クレアシオンチーム! フレッシュ!!

(残念ながら欠席者あり;;)








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