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Maeda Niina BLOG

大船渡ナビ

2013年06月08日 22時36分43秒 | niina
先週1週間ほど三陸入りしておりましたが、最近ははそのご報告を怠っておりましたので、久々にレポートさせて頂きたいと思います。

今回も大船渡市に行って参りました。
震災以来、三陸への交通の便はなかなか良くならず、足を運びたくてもなかなか実現しなかった方も多いのではないでしょうか。
大船渡もしかり。
車以外の交通手段は、1日1本の夜行バス、或は新幹線と長距離バスの乗り継ぎしかありませんでした。
それが!
この3月より、BRT(バス高速輸送システム)の、気仙沼~盛間の運行が開始されたことにより、選択肢が増えた~^^
(JR大船渡線の気仙沼~盛間は、東日本大震災の影響により不通となったため、仮復旧として運行を始めたそうです。)

今回、行きは“けせんライナー”を利用。こちらが池袋23時ちょうど発の1日1本の高速夜行バスになります。
到着は朝7時。


前回訪れた時はまだまだ冬の寒さ。あれから1ヶ月半、今回はだいぶ暖かくなっていました。
仕事の合間に外へ出ると、昼間は半袖で大丈夫なくらいでした。
でも、まだ朝晩は寒く、持って行った服はちょっと薄めのものばかりだったので重ね着の重ね着。。。
ではここで、大船渡の風景をいくつか。


こちらはひときわ目を惹くセメント工場、“太平洋セメント”です。

海水をかぶり、一時はセメントを作る事が出来なくなったそうですが、そんなときも瓦礫を燃やす事が出来たので、大船渡は瓦礫処理が比較的早く進んだんだそうです。
海水をかぶってしまったせいか、表面が錆びていて、それが一種の恐怖感も覚えさせ、一層存在感を増しているのです。


こちらは“今出山”山頂からの風景。

ラジオ局のかたの雨漏り修理についていってまんまと観光していたという訳です。
いま、ちょうどツツジが咲いていてとても美しい風景が広がっていました。
リアス式海岸と、陸からすぐにある山々。
故に住める平地は少なく、言うまでもなく漁業が発達している地域なのです。

こちらは仮設住宅の門番です。おとうさんではないです。



そして、、、

こんばんは~♪
夜はやっぱりお魚☆
今回は“めふん”とかいう珍味に出会いました。
しゃけの肝臓です。

内蔵なのにシャケの味がした!
不思議~。
お酒に合うの☆ うふ。
あ、ちゃんと仕事したあとですから、許して!

そんなこんなな毎日でしたが、あっという間に帰京の日。
帰りは例の“BRT”に初めて乗りました。
こちらは大船渡駅です。

車両には、最近出来た大船渡のゆるキャラ、“おおふなトン”が。


このバスで終点、気仙沼へ。
そこからはJR大船渡線で一ノ関まで行きます。

たった1両のローカル線。なごみます。

そして新幹線で一路東京へ。。。
たくさん端折ってしまっていますがこんな感じです。

今回、私が大船渡に行っているのと同時期に、いつも支援活動をしていらっしゃる2つの団体も
三陸入りをしていたとのこと。
やり方はみんなそれぞれ。近くにいるのに残念ながら会えませんでしたが、いえ、会えなくて良いのです。
目的はそれぞれにあるのですから、会えなくて当然。お互いに心の中で応援しながら行動するのみです。

皆さんのお話はちらっとしか聞けていませんが、まだまだ信じたくない現実、解決にはほど遠い問題、沢山あります。
でも自分が出来ることを見つけるしかないのですが、もし今すぐ何も出来なくても、知る事は大事です。
目を背けず、もっと知るべき事がたくさんある。
あらためて思う今日この頃です。















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