いぬBlog by mikipoo

mikipooやトイプードルのCandice、フレンチブルのhanaの日常をつづるブログ

過保護ゆえに吠えるという問題行動の直し方

2005-08-06 13:36:29 | 犬の訓練と競技会
 今日は、ERIさんたかちゃんがMAUちゃん&スコプチの問題行動を
相談したいということで、一緒にアンビシャスへ行ってきました。
私は3ワンコともなーんも問題ないと思うのですが、
・ERIさんは、MAUちゃんがほかのワンコにわんわんしちゃうのを直したい
・たかちゃんは、スコットのイタズラ癖や散歩のときの引っ張り癖を直して、
 呼び戻しができるようにしたい
ということでした。


悩めるタカちゃん&ERIさん



私もいろいろと勉強になったので、以下メモ代わりにアップします。

過保護ゆえ、ほかの犬に吠えるという問題行動の直し方


原因:いろいろテスト&カウンセリングをした結果、
   MAUちゃんはオーバープロテクト(過保護)ゆえに吠えているということでした。
なぜ吠えるか:飼い主(ERIさん)の近くに寄ろうとするワンコを
       吠えることによってERIさんの近くから排除しようとしている。
対処法その1:
  吠えたらすぐに、MAUちゃんを突き飛ばしてERIさんのそばから離す。
(リードいっぱいくらい離れた位置まで突き飛ばすこと)
  その後、MAUちゃんを無視する。
  MAUちゃんが寄ってきたら、また突き飛ばしてERIさんのそばから離したあとに無視。
 「そんな子はお母さんの子ではありません!」
  という意思を、MAUちゃんに伝える。
対処法1のポイント:
・ためらわずにがっと突き飛ばすが、犬に声はかけない。
・無視とは人間の存在を消すことである。

よく
「犬を無視してください!」
といわれると、犬にがっと背中を向けて無視をしたり、
プイっと大げさに顔をそむけて無視をするというように
オーバーアクションを取る方がいらっしゃいます。
しかし、犬にとって無視が有効な罰になるのは、
群れ社会で暮らしてきた犬にとって、
群れから自分の存在が消されるということは
「死」を意味することだからです。
そして、犬にとって
「相手からなにかアクション(反応)がある」
ということは、その相手と「対話」が成立しているです。
ゆえに、オーバーアクションを取った後に無視をしても、
犬に対する罰にはなりません。

対処法その2:
 MAUちゃんが吠えたら、上からMAUちゃんのお尻をがっと押さえて
 「スワレ」
 と命令する。
 MAUちゃんが動こうとしたらまた押さえて
 「スワレ」。
 座ることによって、初めてMAUちゃんは周りの状況に気づく。
 座ってMAUちゃんが冷静になったら、
 ゆっくりと「こわくないよ」となだめるように背中をなでる。
 これを繰り返すことで、犬はなにかあったときは
 飼い主の顔を見て、命令を待つようになる。

対処法その2のポイント
 なでるときはゆっくりと。
 ムツゴロウさんのように、激しくなでてはいけない。
 犬をなだめるように、ゆっくりと落ち着かせるようになでる。
 「大丈夫だよ~」などと、声をかけながらなでてもよい。

どちらの方法も、てきめんに効果が現れたので驚きました。
やっぱり、プロにじっくりと原因を分析してもらってから教えてもらう対処法って
効き目が一味違うんですね。

その後は公園へ行って、どんな状況でも飼い主の言うことを聞けるように
歩きながら犬を座らせたり、
犬を座らせた後で犬のまわりを回ったりするレッスンをしました。


ERIさんガンバ!



お、いいかんじでスコットが
たかちゃんの目を見てるよ!



レッスン後に行ったカフェで会った
ジャックラッセルテリアのサスケくん。
まだ3ヶ月なんだって! テリアもかわええの~~~♪

パピーパーティに行きました

2005-08-02 10:37:06 | 犬の訓練と競技会
今日は、新宿の小田急百貨店の8階にある
ペットワールド Dogs&Catsで行なわれているパピーパーティに
ライラを連れて参加しました。

このパピーパーティは、しつけ教室のCanDO!が主催しているものです。
ライラに、同じ月齢くらいのお友達ができるといいな~~♪

今日は場慣らしなので、
飼い主が手におやつを持って、
ほかのワンちゃんに目をあわさずに近づき、
手の匂いを嗅がせてからおやつを食べさせてあげたりしました。
3か月~10ヶ月くらいまでの時期に、工事現場にいる人、宅急便配達のおじさん、
マスクをした人、おじいちゃん&おばあちゃん、こども、大人、いろいろな人に
このようにしてておやつを食べさせてもらうと社会化に役立つそうです。
犬とは目をあわさないことと、
おやつをもらった後にイイコイイコしてもらわないことがポイントです。
「人間の手は、おやつをあげて去っていくいいもの」
と印象付けるためだそうです。

ライラは怖がりだけど、大丈夫そうな犬なら近づくし、
ほえられたら顔をそむけて無視するなど
犬との付き合い方をよくわきまえたワンコだそうです。
特に社会化に神経質にならなくても大丈夫でしょうと言われました。
ライラにほかの子犬と触れ合う機会を増やしてあげたいので、
またパピーパーティに参加しようと思います。


パグのまん丸くん(4カ月 オス)
ブヒ顔大好きなmikipooとしてはたまりません!



チワワのひなちゃん(3カ月 メス)
ちっこくてプルプルしててかわいかった~~♪


犬の「怖がり」には2タイプある

2005-07-28 13:23:12 | 犬の訓練と競技会
今日は、ライラとハナキャンを連れて先生のところへ行ってきました。

ライラは、家の中ではものすごく活発で、ハナの耳もかじりまくる怪獣ですが
一歩外へ出るとむちゃくちゃ大人しくなります。
これはプードルにありがちな「内弁慶」な性格だから
早めに矯正したほうがいいのでは? という不安にかられました。

先生は、ライラの両親であるラナ&ラキも見ていたことがあるので、
いいアドバイスをくれるはず!

「うーーーーん」(先生)
「……ど、どうですか?……」(mikipoo)
「また、mikipooさんの先走りじゃないかなあと思うんですけどねえ。
 場慣らしができたら、ドッグヤードに入れてみましょう。
 ライラちゃんが場慣れするまでの時間を利用して、
 怖がり、ということについて説明します」(先生)

まず、怖がりには
・自分を売り込むタイプ
 →遊んでくださいとアピールすることにより、
  相手に敵意がないということを示すタイプ
・動かなくなるタイプ
 →静止したまま動かなくなる犬もいるし、
  静止したあと、ほえて相手をおっぱらったり、
  自分から走って逃げたりして
  自分の安全圏から恐怖の対象物をなくそうとする犬もいる
という2つのタイプがあります。
キャンディスが犬に対して社交的で、遊びに誘うのは
「私はあなたに敵意がありませんよ。
 だから攻撃しないでくださいね」
とアピールしているだけで、基本的にはキャンディスも怖がりなんですよ。



……ふむふむ。

今、ライラちゃんを見ていると、確かに動かないですが、
逃げるわけでもありません。……お、今、フェンスの方へ行って匂いを嗅ぎましたね。
では、オヤツをあげてみてください。……食べますね。
フェンスへ行って匂いをかぎ、しかも、この慣れない状況でオヤツを食べる。
ライラちゃんには、心に余裕があるということです。
本当に怖がりなら、逃げて隅っこのほうへ行きます。
でも、逃げるというのは決して悪いことではないんですよ。
逃げることによって、犬は
「どこまで近づかれたら自分は恐怖心を感じるのか」
という「距離感」を学びます。
次のステップで、犬は「安全な距離」まで対象物に近づけるようになるんですね。
これは、「対象物(相手)を知る」ということです。
知らなければ、進歩はありませんからね



……ふむふむ。相変わらず、ためになるなあ~~。

ライラちゃんが場慣れしてきたようですね。
では、ドッグヤードに入れてみましょう。




「……ほら、先生!
 ライラったらすわりこんでる!
 これってよくないですよね??」(mikipoo)
「いや、全然問題ないですよ。
 はじめての犬にあそこまで近づいているじゃないですか。
 ライラちゃんなりに、場の空気を読もうとしているんです」(先生)
(場の空気を読む……。キャンにはない行動だ……)(mikipoo)



「ほら、危険がないことがわかって、
 近寄ってあいさつしてるでしょ?」(先生)
「でも、遊ぼうとはしないんですね。
 うちではキャンとめちゃくちゃ遊ぶのに」(mikipoo)
「ライラちゃんは、自分が安心して遊べるくらい
 慣れているワンちゃんじゃないと、遊びに誘わない子なんでしょう。
 ある程度の警戒心はありますが、それは決して悪いことではありません。
 現に、ここまで初対面の犬に近づけるのですから」(先生)



「ほら、ほかの子のチューも
 普通に受け入れているでしょ? 問題ないですよ」(先生)
「そうかあ~~」(mikipoo)



「せ、先生! ライラが動かなくなっちゃった!
 これって問題ですよね?」(mikipoo)
「いや、リラックスしてますよ。後ろ足に注目してください。
 だらっと伸びてるでしょ?
 これは、ここの環境が自分に害を及ぼさないことを知って、
 リラックスしているということです」(先生)
「そうなのか~~~」(mikipoo)


ということで、若干怖がりではありますが、
犬の間に流れる空気を読める子ですね。今のところ、問題はありません。



先生! 今からでもバリバリ訓練をはじめたいんですが!

うーん、訓練というよりも……。
まずは、生後8~10ヶ月のときに、どういう状況でいたいかを
イマジネーションしてください。
そのときに、いかに犬を伸ばせる基礎を作れているかがポイントです。
今は、お部屋でひたすら遊ばせたり、
ほかの犬と触れ合う期間を延ばしたり、
なんとなーくの楽しいお散歩をしたり、
名前を呼んで足元へ来たらオヤツをあげたり、くらいの
まったりしたかんじでライラちゃんと触れ合ってください。
大事なのは、イイコとほめたらライラちゃんがすごく喜ぶという
下地作りをしておくことです。
……というのは、mikipooさんは訓練を始めると
ものすごい教育ママになって犬が引いてしまうところがありますからね(笑)。
mikipooさんが(これでいいの?)と思うくらいが
ちょうどいいんです(笑)。



ふーむ、そうなのかあ。

今は、とにかくほめることが大事です。
……とぼくが言っても、mikipooさんはおそらく叱ってしまうので
叱り方についてですが……。
ちょっとくらい悪いことをしても、叱りすぎないことです。
一日を通して、叱っている時間のほうが多くなってしまってはいけません。
これだけは絶対にダメ!っていうときにだけ、叱るようにしてください。



あら~~。先生、わかってらっしゃるのね。

というわけで、私の不安は全部解消!
やっぱり、先生に相談してよかったです。

ワンコのしつけに困っている方に、
アンビシャスはとてもおすすめのサロンです。
疑問に丁寧に答えてくれる三島先生に、
あなたも相談してみませんか?


ほかの犬と触れ合う機会を増やすといい……ということで、
夕方からラルス母に遊びに来てもらいました。
ライラはラルフ&スーシルとは初対面ですが、
特に逃げることもなく、遊ぶこともなく、
フツーに接していました。
どうやら大丈夫みたいです

はじめてのお散歩

2005-07-18 20:57:52 | 犬の訓練と競技会
今日は、ハナキャンとライラを連れて、恵比寿のガーデンプレイスに行ってきました。
ライラはこれが本格的なお散歩デビューです。

恵比寿ガーデンプレイスは
・「街の喧騒」を体験させることができる場所の中で、
 うちから一番近い。
・広場が適度に日陰でタイル張りなのでひんやりしてて、
 夏でもビル風が吹いて涼しい。
・マナーのいい犬が集まっていることが多い(ときどき例外あり)。
・お客さんが、割と犬に寛容である(ときどき例外ありなので、
 つねに回りに気を配ることが必要)。
・広場には老若男女が集っており、適度な騒音があるので
 子犬の社会化にうってつけ。
・外人さんもいるので、いろいろな人にならすことができる。
・空いている時間帯を選んで周りに注意を払えば、
 ほかの方に迷惑をかけることもなさそう。

というわけで、ライラの社会化とお散歩デビューはここで行なおうと決めていました。

社会化の重要性については、こことかここを参考にしてください。

今までも室内で首輪とリードをつけて遊んだりしていたのですが、
やはりいきなり外で散歩するのはこわいようです。
時間をかけて、徐々に慣らすことにしました。


「ライラちゃん、なんか震えてない?」(ハナ)
「ちらないひとが いっぱいいる…… なんかこわい……」(ライラ)
「みーんな、かわいいって言っていいこいいこちてくれるよ!
 キャンなんかお出かけだいしゅきだけどなあ」(キャンディス)
「いや、だれもがキャンみたいに鈍感なわけじゃないから(汗)。
 ライラはナイーブちゃんなんだから」(mikipoo)



ライラの首輪と、自分のスタイルの色味を合わせて
ゴキゲンなMiyu。こーゆーことがしたい年頃なのねん



まずはライラを抱っこしてベンチに座り、
周りの音や環境に慣らします


だんだん、街の喧騒にも慣れてきたかな?

んでは、首輪とリードを付けてちょっとだけ歩いてみましょう。
周りにあまり人がいないことを確認しつつ、
Ryoが指導手、mikipooが監督者で練習開始!


「Ryo、ライラと周りに気を配って。
 リードは地面と平行にしながらあまり引っ張らず、
 腰を落としながらライラを誘導して」(mikipoo)
「こんなかんじ?」(Ryo)
「もうちょっとリードを地面と平行にして」(mikipoo)
 



「ライラが動かなくなっちゃったよ!」(Ryo)
「大丈夫だよ、ライラ、こわくないよと勇気づけながら
 ちょっとだけリードを引っ張って2、3歩進んで!」(mikipoo)



「歩いたよ!」(Ryo)
「すぐにしゃがんでおやつをあげてほめる!
 歩いてくれたことに対する感動を伝えて!」(mikipoo)
「ライラ、いいこ!
 歩いてくれて、ぼくとってもうれしいよ!」(Ryo)


以下、エンドレスに繰り返し。
その場を通りかかった人に
「がんばれ~~♪」
と励まされながら、Ryoの挑戦は続きます。
人通りが多くなってきたら中断
→抱っこしてなだめる
→人通りが少ないときにまた歩かせる
と続けていたら……


「mikipoo、見て!」(Ryo)
「すごいじゃん! ライラ、楽しそうに歩いてるよ。
 ちゃんとRyoの顔も見てるよ! すごいすごい!」
「ライラはぼくのおかげで散歩ができるようになったの?」(Ryo)
「そうだよRyo! すごいじゃん。
 Ryoはドッグトレーナーに向いているかも!」(mikipoo)
「……そうかなあ! ぼく、すっごくうれしいよ!」(Ryo)


Ryoたちはいわゆる「帰国子女」。
日本の勉強になかなかついていけず、
最近はかなり落ち込み気味なのです。
でも、今日はとってもいい笑顔!
ちょっとは自信を持つことができたかな。
オバとしての役割を少しは果たせたような気がして、うれしかったです。

今日、Ryoに教えたことは、みんな三島先生に習ったことです。
はじめて「指導」の真似事をしてみて、
三島先生はキャンディスの訓練を通じて、私を教育していたのだなあと気付きました。
訓練競技会で思うような成績を取れず、落ち込む私をいつも励ましてくれた先生。
最近忙しいのもあってあまりスクールに通っていなかったのですが、
久々に犬の訓練って感動の積み重ねなんだなあ……と実感しました。

また、キャンの訓練も再開してみようかな。

豪快訓練漫画「マリエにお手!」

2005-01-07 18:44:27 | 犬の訓練と競技会
 犬の訓練所で訓練士としての修行をする。
それは、
・訓練所住み込み、3食付き
朝5時起き
・給料は月5万円
 でも、忙しくてお金をほとんど使わないし、3食付きなので
 なぜか貯金ができてしまう
・訓練所に委託された犬(主に大型犬)の訓練をする
・訓練所によっては土佐犬の持ち込みもあるので、
 かなり命がけ

という、スリリングでハード、かつ地味な修行の日々だそうです(美人訓練士の某T先生談)。

mikipooは、そんな修行の日々に耐えて独立し、
犬のしつけや訓練を手助けしてくれる訓練士の先生たちを
心の底から尊敬しています。

そんな訓練士のタマゴたちの、愛と希望と涙と友情に満ちた日々をテーマにした
「マリエにお手!」(佐香厚子・小学館)をご存知ですか?

主な登場人物

相原毬絵

OLから訓練士見習いに転職した
無謀にもほどがある主人公。
現在24歳の見習い1年生。
おせっかいかつドジッ娘と、
絵に描いたようなお約束ヒロイン


萩原訓練士

現実にはありえないイケメン訓練士。
流れるような華麗な訓練で、
マリエや杏子先輩の胸をキュンとさせるハート泥棒



イケメンなのに、
Tシャツはズボンにイン!ってところが
妙にリアリティがあります


杏子先輩

マリエの先輩。萩原さんにあこがれる。
いろいろとマリエに皮肉を言うが、
マリエにはまったく通じてない


大志田先生

気が多いマリエを惑わすイケメン獣医。
ちなみにmikipooの周りの獣医はみんなジジイオジさまです


この漫画は1話完結型で、
単なる訓練士見習いのマリエが、顧客のセンシティブな問題に
ずかずかと土足で踏み込んでスタート


夫婦の事情にもおかまいなし


大きなお世話だよ(笑)

→客を怒らせるor問題発生

いやまったくその通り

→しかもマリエったらドジを踏む

自分のことを「ドジでバカなマリエ」と言うあたり、
この女の計算が見えて嫌だと思うmikipooって意地悪でしょうか

→でも、マリエの根性と情熱と愛と偶然ですべて解決♪

根本的には解決していない場合も多い

→ときどき、犬の訓練お役立ち情報なんかはさんじゃったりして

スワレを教えているところ。
妙に細かくて正しい!

→以下ループ
という構成になっています。

犬の訓練については、小金井にある杉浦愛警察犬訓練所に取材しており
かなり細かいところまできちんと調べてあります。

確かに、犬と全力で遊ぶというのは訓練の基本です。
ここまでスポ根入るかは知りませんが(笑)


しかも1巻巻末には、犬の訓練マニュアルが付くというサービスぶり。
現在、Yahoo!のオンラインコミックで配信されているので、
興味のある方はぜひ読んでみてください。
Yahoo!コミックスでは、なぜかジャンルが恋愛になっていますが、このコマを見て納得。
交配ってアンタ(笑)


mikipooはネタとして買ってしまいましたが、
意外にも面白かったんで(笑)非常に満足しています。

追記:作者の佐香厚子先生のサイトを発見しました。
   マリーANKOwaネット
   単行本未収録の「マリエにお手!」も読めます。おすすめ!

以上、画像についてはすべて(C)Atsuko Sakou 2004
著作物の引用は、研究・批評等の目的による正当な範囲内の引用である場合は
著作権法32条1項により許容されます

ST連合会東日本訓練競技会

2004-12-26 06:27:47 | 犬の訓練と競技会
 今日は、埼玉県の大凧あげ祭会場でST連合会主催の東日本訓練競技会がありました。
キャンディスはCDIIで出陳。

とにかく、キャンが競技を楽しくできるように気を配りました。
結果は90.8点。
ポイントゲットにはほど遠いけど、
キャンの脚側行進がルンルンしてたのでうれしかったです。
これから、少しずつ調子を上げていけたらいいな。


ちとわかりずらいけど、紐無脚側行進で頑張る私とキャン

ウインちゃんのレッスンを見学

2004-12-18 02:58:31 | 犬の訓練と競技会
 yasukoさんのところのウインキーちゃん(キャバリア・11ヶ月)も
キャンディスと同じ先生のところでトレーニングしています。
今日は、yasukoさんのレッスンを見学させていただきました。

はずむように走るウィンちゃん。
yasukoさんもウィンちゃんも、楽しそうだな~~~


そういえば、私もキャンの訓練を始めた頃は
なにもかもが新鮮で、すごく楽しかった。
キャンがコマンドに従ってくれるだけで、とてもうれしかった。

競技会に出るようになってから、
「どうしてキャンは、本番に弱いんだろう」
とか
「なんでこんなにダメな犬なのかしら」
とか、かなりキャンディスに対してマイナス思考になっていました。
でも、本来、トレーニングは犬と飼い主がともに楽しむもの。
競技会は、あくまでも結果でしかありません。
結果にいたるまでのプロセスを楽しめない飼い主に、
結果がついてくるわけがないなと反省することしきりでした。

ごめんねキャン。
ダメなのは、キャンじゃなくて、ママだったんだね。

いろいろと実り多き見学でした。
yasukoさん、どうもありがとう!!
また見学させてね。

いっつもウキウキのウィンちゃん♪


先生の愛犬ソラちゃん。
フレンチブルドッグなんだけど、
すんごく小ぶりでかわいいの


リンクでショボショボになる理由

2004-11-29 09:34:17 | 犬の訓練と競技会
 今日はキャンディスの訓練でした。
競技会で脚側行進がショボショボになってしまったので、
これからどう訓練をしていくかを相談した私。

「リンクの外でのリハーサルは、うまくいったんですよね」(先生)
「はい」(mikipoo)
「リンクの中と外って、フェンスで区切ってあるだけですよね」(先生)
「はい」(mikipoo)
「犬にフェンスを認識する能力ってあると思います?
 つまり、犬はリンクの外と中を何で区別していると思いますか?」(先生)
「うーーーん」(mikipoo)
「犬は、フェンスを認識できるほど頭がよくありません。
 犬はリンクの外と中を指導手の態度で区別してるんです」(先生)

おお!と、いうことは、つまり……
「キャンディスがリンクの中でショボショボしてしまうのは
 mikipooさんの態度に問題があるんです」

…………があああああん。

先生は、以下のような話をしてくれました。

キャンディスは、とても繊細なので圧迫や強制に弱い性格です。
私がキャンディスを競技会向きではないと言うのは、
キャンディスの繊細な性格にあります。
もっと図太い方が、競技会には向いています。
強制して、どんな状況でも
飼い主の言うことを聞くようにもできますが
そのためには、犬にとって指導手が
世界一魅力的な存在でなければなりません。
つまり、
飼い主と遊んだら世界一楽しい!
飼い主のいうことを聞けば、
  世界一楽しい遊びが待っている!
ということを印象づけておく必要があります。
指導手が「遊ぼう!」と言ったら、
犬がどんなに疲れていても
よだれをたらして遊びたがるような関係である必要があります。
ですが、まだキャンディスとmikipooさんは
そこまでの関係には至っていません。
ゆえに、今の段階ではmikipooさんはキャンディスを
ほめて、ほめて、ほめてしつける必要があります。

……ふむふむ、なるほど。
圧迫や強制に弱いキャンディスにとっては、
「いつもと違う緊張したmikipooさんの態度」というのが
十分キャンディスに対する圧迫になるんです。
競技前の審査員への申告も、
近所のおじさんと立ち話する程度の気持ちでやったほうがいいです。
変に緊張したり、勢いこんで申告すると、
キャンディスは必ずいつもと違う状態を察知します。

あ、確かに、私ってば審査員への申告を
「これから討ち入りしますっっ!」
くらいの勢いでやってました。
なんか、緊張を審査員に伝えたほうが、
好印象かな~~~なんて思って……。
いや、犬に緊張を伝えても、いいこと何もないですよ(笑)
「お母さん、怒ってるのかも」
とキャンディスが思ってショボショボしてしまっても、
リングの中では、誘導との判断で減点されてしまうので
「怒ってないよキャン!さあ、一緒にやろう」
と声をかけて抱き上げることはできません。
だから、優しく声をかけたりして工夫することが必要ですが
mikipooさんは、ショボショボになってしまったキャンディスを見て
「ついて!ついて!」
と大きな声で圧迫してたのではありませんか?

……はい、大きな声で圧迫しました……
これでは、余計に指導手と犬の心が離れてしまいます。
まずは、リンクの中に入っても、mikipooさんが緊張しないことが必要です。
これから散歩に行くんだ、くらいの気持ちでリンクに立つことです。
ポイントがっ!順位がっ!と考えると
mikipooさんの負のオーラがキャンディスに伝わって
キャンディスは必ずショボショボします。

なるほど~~~。負のオーラかあ……
ところでmikipooさん。
ぼく、キャンディスのしっぽが今日の訓練中
ずっと下がりっぱなしなのと、
ぼくの方ばかり見ているのが
とても気になっているんですが
もしかして、前回の競技会の後、
キャンディスを叱り飛ばしませんでしたか?

……う!なんでわかるんですか!
ナイショにしてたのにっっ!
あらら……
じゃあ、今日はお代は結構ですから、
キャンディスと思い切り遊びましょう。
キャンディスの心に残ってしまった
「叱られた記憶」を消去できるまで、
訓練はお休みしたほうがいいでしょう。

ええええええええ!
12月26日の競技会はどうするんですかっっ!
今のキャンディスに訓練すれば、
キャンディスは必ずつぶれてしまいます。
お散歩してて、キャンディスをふっと振り返ったとき、
キャンディスのしっぽが上に向いて振られたままだったら
そのとき訓練を再開しましょう。
それまでは、とりあえず遊んで飼い主の魅力を
犬に印象付けたほうがいいです。

……ぐあああああああん。どうなるキャンディス!?

「も、もうキャンは おべんきょういやでしゅ。ぐしゅん」(キャンディス)
「もうちょっと頑張ってみなよぅ」(ハナ)

東群馬トレーナーズ全犬種クラブ訓練競技会

2004-11-23 21:20:57 | 犬の訓練と競技会
 今日は、東群馬トレーナーズ全犬種クラブ主催の訓練競技会がありました。
さすがに私が運転して往復するのは辛いので、
ラルス家の車に同乗させてもらいました。
ちなみに出発時間は朝の5:30です。……ゴルフ並み……

 今回も、練習でできることが本番でできないキャンディス。
脚側行進もショボショボ、注意力も散漫。
リンクを出たとたんにルンルンしだすキャンディスを
思わず叱り飛ばしてしまいました。
「なんでちゃんとやらないの!いい加減にしなさい!」
あまりの私の剣幕にびびったキャンディスの尻尾は、一日中ずっと下向き。
最愛のスさんともまったく遊ばず
バッグにひきこもってしまったキャンディスを見て、
激しく自己嫌悪に陥りました。

しかも結果が、最悪だった前回を下回る85.9点を取ってしまい……め、めまいが……。
期待してくれている先生にも申し訳ない。
練習のとおりにやってくれればいいのに、なんでキャンはそれができないんだろう。
気楽に臨んだ一発目が一番点数がよかったってことは、
私が気張りすぎなんだろうか。うーーーん。

***関連記事***
犬の訓練競技会

秋季訓練競技大会(本部展)

2004-11-07 08:43:23 | 犬の訓練と競技会
 今日は、ジャパンケネルクラブ本部主催の秋季訓練競技大会が、
篠崎緑地で開催されました。
キャンディスはCDIIというクラスで、競技会に出陳しました。
CDIIの科目についてはこちらをご覧ください。

この間の競技会に出陳したときは、
100点満点中94.2点となかなかの成績だったキャンディス。
今日は95点以上取って、ポイントカードをもらうんだ!!と意気込んでいたのですが……

あら~~~。私の緊張が伝わったのか、めちゃめちゃ動きが硬く、
注意力散漫なキャンディス。
リハーサルのときはよかったんだけどなあ~~~。

というわけで、常歩行進中の停座をやらなかったので86.2点と
めちゃめちゃふるわない点数を取ってしまいました(涙)。

まあいいや。次回頑張ろうね♪

お友達のラルス母のところのスーシルは
95.2点取って、初のポイントゲット♪
訓練の初期から見守っていたので、とてもうれしいです。
キャンディスも次回は頑張るぞ!

今日は夕方から友人の結婚式もあったので
バタバタと会場を後にしました。


モモママさんのところのモモくんとハナ・キャンディス。
お友だちにたくさん会えるのも、訓練競技会の楽しいところです

警察犬の競技会を見学しました

2004-10-16 16:52:21 | 犬の訓練と競技会
※この日記は10月20日に書いてます 
 今日は、日本警察犬協会主催の第55回日本訓練チャンピオン決定競技会を見学しに、
霧が峰高原に行ってきました。

この競技会には、警察犬公認犬種しか出場できません。
警察犬の公認犬種
●エアデール・テリア
●ボクサー
●コリー
●ドーベルマン
●ゴールデン・リトリーバー
●ラブラドール・リトリーバー
●ドイツ シェパード
の7犬種です。
ほとんどがシェパードでした。

この大会はとても面白いので、見学する価値ありです。
どんな競技科目があるかについては、ここをご覧ください。
特に面白いのは「警戒」という科目です。


指導手(警官役)の「犯人出て来い!」という掛け声で犯人Aが登場。
犬は犯人Aを追いかける!


犬は犯人Aの手にがっつりかみつきます。
犯人Aは犬を振り回し、ムチで叩きますが、犬は口を離してはいけません。
犯人役の手には麻が巻いてあるので、痛くはないみたいです。
相当怖いとは思いますけど……^^;


指導手(警官役)の「やめ!」という声がかかったら、
犬は犯人Aに向かって吠え続けます


犬は、指導手(警官役)の「やめ!」という声とともに吠えやまなければいけません。
その後、犬は指導手(警官役)と犯人Aの中に入って歩きます。
これを「護送」といいます


今度は犯人Bが登場!
犬は今までと同様に犯人Bの腕にかみつきますが、
ここではかみついたと同時に銃声が鳴ります。
「パァーン!」という音にひるまず、作業を続けなければ減点されます


犯人AとBを指導手(警官役)と一緒に護送して、終了


まるで「刑事犬カール」(古くてスマン)を見ているようで、とても楽しめます。
お近くで警察犬の大会があったら、ぜひのぞいてみてください。

犬の上下関係

2004-10-13 17:36:23 | 犬の訓練と競技会
 10月10日の日記について、にゅきみさんから
「ハナちゃんと、キャンディスちゃんの順位は
 どうやって決定されるのですか?
 年齢?早いモノ勝ち?体力?飼い主の扱い?気質?」
という質問がありました。

 いい質問です(笑)。
 そこで、今日は犬の上下関係について書いてみたいと思います。
 これは私がしつけ教室などで習ったことや、
 ハナキャンと暮らしていて実感したことをまとめているだけなので、
 「これが真実!」と思われると非常に困るのですが
 まあこんな考え方もある程度にお読みください。

そもそも、どうして犬には「順位」があるのでしょうか。

犬は古来から、群れを作って生きてきた動物です。
そして、犬の群れは、確固たる力を持ったリーダーによって統率されています。

「犬のリーダー」がどのような存在かを一言で述べると、
「すべてにおいて優先権を持った存在」です。
寝場所、食事、ある場所への出入りなど、
すべての事項をリーダーは下位の犬に優先して行います。

1.犬と飼い主の関係
犬のリーダーは飼い主でなければいけません。
この立場が逆転して犬が飼い主のリーダーになってしまうことを
権勢症候群といいます。
あなたの犬が権勢症候群に陥っていないかについては、
このサイトのテストでチェックできます

2.犬同士の関係
犬の中の上下関係は、基本的には犬に決めさせます。
飼い主は、一方が他方を激しくいじめるなどの行き過ぎた行動があった場合のみ
犬同士の関係に干渉します。
また、飼い主は犬同士の上下関係に目を配り、
上位の犬には先に食事を与えるなどして、
上位の犬を優先しなければいけません。

そして、犬同士の上下関係は、遊びや普段の暮らしの中で自然に決定されていきます。
「一方が他方の優先行動をしぶしぶながらも受け入れている場合」
その犬は下位の犬と位置づけられると思います。

わかりやすい例として、よく
「マウントポジションを甘んじて受け入れてる犬が下位の犬」
などといわれます。
マウントポジションというのは

ごめんよBAGUどん、昔の写真を引き合いに出して^^;
このときは大爆笑だったよね>BAGU母

こういうポーズです。
マウントは性衝動で行なう行為でもありますが、
ほとんどは「自分が上位である」ということを下位の犬に示す「上位行動」です。
オスがオスにやったり、メスがオスにやったりもします。
ドッグランなど、不特定多数の犬がいるところでマウントをさせると
だいたい犬同士がケンカになるので、禁止行為とされています。

さて、ハナとキャンディスの上下関係です。

ハナは3歳、キャンディスはそろそろ2歳ですが
キャンディスのほうが先住犬です。

キャンディスは、ハナが来たとき、慎重にハナの性格をうかがっていました。
ここがプードルの小賢しいところなんですが……

以下は、ハナがうちに来て10日くらい経ったときの写真です。

ハナと遊びつつ、今日こそは上下関係をきっちりさせようと
キャンディスが試みています。まずは、キャンディスがハナを軽くパンチ!

この後、キャンは反撃されないように、すぐさま私のところへやってきました
なんつーか、小賢しいヤツです


パンチ&ランを繰り返し、
ハナが「怒らない、大人しい性格」であることをうすうす見抜いたキャンディスは、
次に前脚をかじってみます。

かなりしつこくがじがじしてましたが、ハナはまったく怒りません


このとき、恐らくキャンディスは
「あ、このいぬは なにをしてもおこらない」
と気付いたのだと思います。
どんどん行動がエスカレートしていきます。


ついにマウント。でも、ハナはまったく怒りません
……すげえ顔してるな^^;


ここで「ハナがまったく怒らなかった」ことにより、
ハナキャンの上下関係は決定されました。


正面からいきなりどついたりもしてみますが、ハナは全然怒りません


なんか写真で見るとキャンディスが悪者みたいですが^^;
基本的に、ハナキャンはとても仲良しです。


いつも一緒に遊んでるし


遊んだ後は一緒に寝るし


こうやって、日々の遊びや暮らしの中で、
犬は自然にお互いの性格を見極めて、
自分たちの上下関係を決めていくのだと思います。

ハナもときどきキャンディスにマウントしようとしてますが、
いつもこっぴどい返り討ちにあってます^^;
まだまだ、キャンディスの上位が続きそうな今日この頃です。

んでにゅきみさんへの答え!
※恐らく、年齢よりも体力のほうがポイント高いと思います。
 ただ、若い方が体力があるので、その点においては優位に立つ場合があるかも。
※早いもの勝ちというのも、要素としてはあると思います。
 ハナはハナなりに、先住犬のキャンディスを気遣っているのかもしれません。
※飼い主の扱いは、犬同士の関係が決まったあとの話なので、
 あまり関係ありません。
※気質も重要要素かも。
 勝気なキャンディスと優しいハナの性格が、2頭の順位を決めた最大のポイントかもしれません。

以上です♪

引っ張り癖を直す訓練

2004-09-27 10:31:27 | 犬の訓練と競技会

 このblogで紹介している犬の訓練は、
 私が先生のところで教えていただいていることを
 忘れないように書き留めているものです。
 犬の訓練方法はその犬の性格ごとに違うので、
 このブログで紹介している方法をそのままご家庭で試されると、
 よくない結果につながる可能性もあります。
 犬のしつけでお困りになっている方は、
 訓練士に相談されることをおすすめします。
 おやつをあげるタイミングや犬との関わり方などがよくわかるし、
 犬がとてもいいこになります。



 今朝、八ヶ岳から帰ってまいりました。
うわーん、帰りたくなかったよう。

 八ヶ岳から帰ってきた足で、ハナの訓練に行きました。
ハナは3歳でうちに来たときから手がかからない大人しい犬だったので
そんなにきちんと訓練してないのですが、
お散歩のときに引っ張るクセがあるので直したいと思っています。

引っ張り癖を直す訓練
訓練方法
1.手に細かく切ったおやつをたくさん持って、ぶらぶら歩く。
 このとき、きっちり横につかせようとしてはいけない。
 気を抜いて、ぶらぶら歩くことがポイント。
2.犬が前に出たら、飼い主は180度方向転換して「オイデ!」と声をかける。
3.このとき、飼い主はスコン!とリードを引っ張って犬に気付かせる。
 リードはだらだらと長く引っ張ってはいけない。
 スコン!と短く、強く引っ張ることがポイント。
 飛び出しそうになった子供の手をぐっと引いてあげるときのように
 「危ないよ」と合図をするような気持ちで行なうこと。
4.犬がついてきたら、その努力をほめてオヤツをあげる。
5.以下、犬が前にきたら「オイデ」で方向転換をすることを繰り返す。
6.次第に、犬は飼い主の横を歩くようになっていく。
7.犬が横にぴったりついて歩いているときにランダムにおやつをあげる。
 おやつは、飼い主と犬との目が合っているときに
 飼い主の目線から、犬の目線へ向かって下ろすようにして与える。
 辛抱強く繰り返すことで、犬は飼い主の横で、飼い主の顔を見ながら歩くようになる。

注意
多頭飼いをしている人は、散歩はなるべく別々に行くようにする。
犬は群れ意識が高い動物なので、一緒に散歩をさせると先を争って
我先にと前に出てしまうことが多い。
結果として、犬に悪い癖がついてしまう。
まずは、飼い主の横に歩くことを教えるために、1匹ずつの散歩をすること。

また、犬が前に出たからといって、無理やりリードをずるずると引っ張って
直接飼い主の横につけさせてはいけない。
怒ったりしてもいけない。
犬は意思に反して飼い主の横につくことを強制されるので、
飼い主のそばを歩くことをいやがる犬になってしまう。
必ず方向転換をして声をかけ、
「行こうとしている方向はそっちじゃないよ」
と犬に教える。
こちらに歩いてきたら、それは犬が努力していることになるので
大げさなくらいほめて、おやつをあげる。
そのうち、犬は自ら喜んで飼い主の横につくようになる。

感想
ほんの1時間くらいの訓練でしたが、ハナが横にぴったりつくようになったのには驚きました。
やっぱり、先生はすごいなあと思う今日この頃。

ハナも毎週訓練しようかなあと思ったのですが、
この歩き方の練習を家で繰り返せば十分と言われました。
私は、毎週訓練すると課題をこなすべくやりすぎてしまう癖があるのだそうです。
もっと、犬に飼い主の命令に従う喜びを教えるように、おおらかにやらないとダメだとか。
キャンディスの脚側行進がときどきショボショボになってしまうのは、
私がやらせすぎてるからなんだろうなあ。
とちょっと反省してしまう今日この頃でした。


「ま、ママ2号。お勉強はキャンちゃんだけでいいんじゃないかな?」(ハナ)
「おやついっぱいもらえるよ?」(mikipoo)
「うーーーーーーん。ちょこっと頑張ってみるかあ」(ハナ)

CD1で2席ゲット♪

2004-09-23 07:47:04 | 犬の訓練と競技会
 今日は、山梨県南都留郡にある大橋荘グラウンドで、
山梨県全犬種トレーナーズクラブ主催のクラブ訓練競技会がありました。
 キャンディスは家庭犬初等科(CD1)と家庭犬中等科(CD2)の部に出しました。
今日の目標は初等科での入賞で、中等科は初めてなので腕試しみたいなかんじです。

 競技会では、中等科で100点満点中95点以上取るとトレーニングチャンピオンポイントというのがもらえ、
ポイントを20ポイント以上ためるとトレーニング・チャンピオンという称号が与えられます。
飼い主としては、キャンディスもそのうちポイントがもらえるようになるといいなあという
淡い野望を抱いております(笑)。

 CD2は
1.紐付脚側行進(行きは常歩、帰りは速歩)
 犬にリードを付けて飼い主の左横を歩かせる。
 犬の頭は飼い主のつま先とそろい、犬が飼い主の顔を見て歩くことが望ましい。
2.紐無脚側行進(行きは常歩、帰りは速歩)
 1.の科目をリードをつけずに行う
3.停座及び招呼
 犬を座らせ、飼い主は犬にマテをかけて50メートル離れる。
 犬は飼い主の合図により飼い主の下に駆け寄り、飼い主の左横に座る。
4.伏臥
 フセ
5.立止
 タテ
6.常歩行進中の伏臥
 脚側行進中に犬にフセを命じ、飼い主は50メートル離れる。
 犬は規定線から1メートル以内のところにふせなければならない。
7.常歩行進中の停座
 脚側行進中に犬にスワレを命じ、飼い主は50メートル離れる。
 犬は規定線から1メートル以内のところにふせなければならない。

が必修科目で、あと3科目を自由選択科目の中から選びます。
今回は

8.遠隔の伏臥から停座
 飼い主は犬にマテをかけて50メートル離れ、審査員の合図とともにフセと、
 フセからのスワレを命じる。
9.据座
 飼い主は犬にマテをかけて50メートル離れ、審査員の合図とともに
 犬のところに戻る。
10.棒飛び(片道)
 合図とともに、犬に首輪の高さくらいに設定した棒を飛び越えさせる

を選びました。
ちなみにCD1は、上記1~5までの科目のみです。

 今回もラルス母と臨んだ競技会。
ミントくんご一家も、手作りのお弁当を持って応援に来てくださいました。


「みんな、頑張ってね♪」(ミントくん)


さてさて結果は……
じゃじゃーん!


CD1で2席でした♪左は審査員の先生です


やっぱりキャンディスの欠点は脚側行進です。
特にCD2のときはCD1の競技で疲れていたのか、
ショボショボした脚側行進にもほどがあるぞ!ってかんじでした。
もっとルンルンしたかんじで歩いてくれないとなあ。

CD2も100点中94.2点と、次につながる競技ができて満足です♪
ラルス母のところのラルフも、CD1で3席をゲットしました。
5歳からトレーニングを始めて入賞するなんてすごい!
ハナも頑張らせてみようかな。


ラルス父と記念撮影♪
ラルフと2・3フィニッシュなんてうれしいなあ



仲良しのワンコたちと記念撮影。
左からミントくん、キャンディス、ハナ、スーシル、ラルフ、しおん、ほくと。
しおんちゃんとほくとくんはスプリンガーという犬種です


帰りはみんなでうなぎを食べたのですが、このうなぎ屋さんレポはまた明日♪


常歩行進中のフセ

2004-09-06 22:01:32 | 犬の訓練と競技会
 今日は、キャンディスの訓練でした。
キャンは、9月23日に行なわれる訓練競技会に出すんですが
CD2(家庭犬訓練試験中等科)というクラスの必須科目である
「常歩行進中のスワレ」
「常歩行進中のフセ」
という科目がいまいちうまくできません。


 mikipooひとくちメモ
  常歩行進中のフセ


  犬を飼い主の横で、頭を飼い主のつま先とそろえた状態ですわらせる。
  審判の指示により、飼い主は犬を左横にぴったりつけた状態で歩く。
  スタート位置から5メートルのところにある規定地点で、
  歩く速度を変えずに犬に「フセ」を命じ、約10メートル歩く。
  犬は規定地点の前後1メートル以内で伏せなければ大幅に減点される。
  その後、飼い主は回れ右をして犬と対面する。
  約3秒経過後、審判の指示により歩いて、犬の左側から後方を通って犬のもとに戻り、
  審判の指示により犬にスワレを命じる。



そこで、今日は常歩行進中の動作を特訓しました。


手で指示を出して「フセ」を命じているところ。
声のみでフセをさせたほうが高得点


声のみで命令に従わせるため、リードをつけて常歩行進中のフセを教えました。

<教え方>
 リードをつけて、「フセ」を命じたらすぐに犬の首輪を持って真下に引く。
 犬に圧力がかかり、へこんでしまうので常に犬をなだめ、なでながら教える。
 3回連続してフセをさせたらおやつを与えて解放し、ボールで遊んで気分転換する。
 飼い主は常にまっすぐ歩くことを心がける。

実際に先生が教えているところのムービーをご覧ください。

画像をクリックするとビデオの再生が始まります(音声あり)。
なかなか再生が始まらないという方は、画像を右クリックして「対象をファイルに保存」を選択し、
ムービーをデスクトップなどに保存してから再生してください。ビデオのファイルは612KBです。
ビデオの再生には、Realプレイヤーが必要です。



訓練競技会までもうあまり日にちがないんだけど、できるようになるかな?
まあ、今回は場慣れの意味合いが強いので、気楽に望もうと思います。


輪とびは得意なんだけどねえ


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