今日は、ライラとハナキャンを連れて
先生のところへ行ってきました。
ライラは、家の中ではものすごく活発で、ハナの耳もかじりまくる怪獣ですが
一歩外へ出るとむちゃくちゃ大人しくなります。
これはプードルにありがちな「内弁慶」な性格だから
早めに矯正したほうがいいのでは? という不安にかられました。
先生は、ライラの両親であるラナ&ラキも見ていたことがあるので、
いいアドバイスをくれるはず!
「うーーーーん」(先生)
「……ど、どうですか?……」(mikipoo)
「また、mikipooさんの先走りじゃないかなあと思うんですけどねえ。
場慣らしができたら、ドッグヤードに入れてみましょう。
ライラちゃんが場慣れするまでの時間を利用して、
怖がり、ということについて説明します」(先生)
まず、怖がりには
・自分を売り込むタイプ
→遊んでくださいとアピールすることにより、
相手に敵意がないということを示すタイプ
・動かなくなるタイプ
→静止したまま動かなくなる犬もいるし、
静止したあと、ほえて相手をおっぱらったり、
自分から走って逃げたりして
自分の安全圏から恐怖の対象物をなくそうとする犬もいる
という2つのタイプがあります。
キャンディスが犬に対して社交的で、遊びに誘うのは
「私はあなたに敵意がありませんよ。
だから攻撃しないでくださいね」
とアピールしているだけで、基本的にはキャンディスも怖がりなんですよ。
……ふむふむ。
今、ライラちゃんを見ていると、確かに動かないですが、
逃げるわけでもありません。……お、今、フェンスの方へ行って匂いを嗅ぎましたね。
では、オヤツをあげてみてください。……食べますね。
フェンスへ行って匂いをかぎ、しかも、この慣れない状況でオヤツを食べる。
ライラちゃんには、心に余裕があるということです。
本当に怖がりなら、逃げて隅っこのほうへ行きます。
でも、逃げるというのは決して悪いことではないんですよ。
逃げることによって、犬は
「どこまで近づかれたら自分は恐怖心を感じるのか」
という「距離感」を学びます。
次のステップで、犬は「安全な距離」まで対象物に近づけるようになるんですね。
これは、「対象物(相手)を知る」ということです。
知らなければ、進歩はありませんからね
……ふむふむ。相変わらず、ためになるなあ~~。
ライラちゃんが場慣れしてきたようですね。
では、ドッグヤードに入れてみましょう。
「……ほら、先生!
ライラったらすわりこんでる!
これってよくないですよね??」(mikipoo)
「いや、全然問題ないですよ。
はじめての犬にあそこまで近づいているじゃないですか。
ライラちゃんなりに、場の空気を読もうとしているんです」(先生)
(場の空気を読む……。キャンにはない行動だ……)(mikipoo) |
「ほら、危険がないことがわかって、
近寄ってあいさつしてるでしょ?」(先生)
「でも、遊ぼうとはしないんですね。
うちではキャンとめちゃくちゃ遊ぶのに」(mikipoo)
「ライラちゃんは、自分が安心して遊べるくらい
慣れているワンちゃんじゃないと、遊びに誘わない子なんでしょう。
ある程度の警戒心はありますが、それは決して悪いことではありません。
現に、ここまで初対面の犬に近づけるのですから」(先生) |
「ほら、ほかの子のチューも
普通に受け入れているでしょ? 問題ないですよ」(先生)
「そうかあ~~」(mikipoo) |
「せ、先生! ライラが動かなくなっちゃった!
これって問題ですよね?」(mikipoo)
「いや、リラックスしてますよ。後ろ足に注目してください。
だらっと伸びてるでしょ?
これは、ここの環境が自分に害を及ぼさないことを知って、
リラックスしているということです」(先生)
「そうなのか~~~」(mikipoo) |
ということで、若干怖がりではありますが、
犬の間に流れる空気を読める子ですね。今のところ、問題はありません。
先生! 今からでもバリバリ訓練をはじめたいんですが!
うーん、訓練というよりも……。
まずは、生後8~10ヶ月のときに、どういう状況でいたいかを
イマジネーションしてください。
そのときに、いかに犬を伸ばせる基礎を作れているかがポイントです。
今は、お部屋でひたすら遊ばせたり、
ほかの犬と触れ合う期間を延ばしたり、
なんとなーくの楽しいお散歩をしたり、
名前を呼んで足元へ来たらオヤツをあげたり、くらいの
まったりしたかんじでライラちゃんと触れ合ってください。
大事なのは、イイコとほめたらライラちゃんがすごく喜ぶという
下地作りをしておくことです。
……というのは、mikipooさんは訓練を始めると
ものすごい教育ママになって犬が引いてしまうところがありますからね(笑)。
mikipooさんが(これでいいの?)と思うくらいが
ちょうどいいんです(笑)。
ふーむ、そうなのかあ。
今は、とにかくほめることが大事です。
……とぼくが言っても、mikipooさんはおそらく叱ってしまうので
叱り方についてですが……。
ちょっとくらい悪いことをしても、叱りすぎないことです。
一日を通して、叱っている時間のほうが多くなってしまってはいけません。
これだけは絶対にダメ!っていうときにだけ、叱るようにしてください。
あら~~。先生、わかってらっしゃるのね。
というわけで、私の不安は全部解消!
やっぱり、先生に相談してよかったです。
ワンコのしつけに困っている方に、
アンビシャスはとてもおすすめのサロンです。
疑問に丁寧に答えてくれる三島先生に、
あなたも相談してみませんか?
ほかの犬と触れ合う機会を増やすといい……ということで、
夕方からラルス母に遊びに来てもらいました。
ライラはラルフ&スーシルとは初対面ですが、
特に逃げることもなく、遊ぶこともなく、
フツーに接していました。
どうやら大丈夫みたいです |