Wanderers

試行錯誤のリターンズ はじめよう、ここから 日々のあれこれ・思うことなど 

プリンスは秘密でしょ

2010-06-05 21:20:44 | 携帯より
ビールにケンチキでジャンキーな食生活。

大野くんのハバネロ買ったんだよね。
さ、怪物くん怪物くんと。

そういえば、7月の新曲予約に行ってきました。
そうしたら、8月アルバム発売予約票ってのが置いてありましたよ。

ん?アルバム?

いつの間にそんな話が!
疎いといかんですなぁ。
あ、もちろん予約してきました。

夏からツアーも始まるし、楽しみ満載ですね!

さ、怪物くん怪物くんと。
ハンモック、可愛いかったな。

久しぶりのカテゴリだね

2010-06-05 04:09:12 | 本より
色んな方から「主婦って意外に忙しい」だの「時間がない」だの聞いたりしてたのですが、自分がその立場になるまでは、それほどまでもないだろうと思っていました。
実際うちの母は、お昼寝したりスカパー三昧だったりというのを見ていたからかもしれません。

家族の見えないところでがんばられてたら、気づかないんですよね。
あんまり近すぎて、気づいてあげる優しさを持ってあげられなかったってのもあるのかな。
私は6時過ぎに起きてたけど、母は5時には起きてたんだもんね。
お母さんって立場には、土日の休みも関係ないし。
ありがとね、お母さん

って、趣旨がずれてきた。
そう、忙しいんですよ、意外に。
とりあえず今はフルで働いてるし、おまけに家事全般に不慣れな為、何をするにしても時間がかかる。
世間には私より断然忙しいだろうに、スイスイこなしてる同じ立場の方達もいるというのに、私は新米ってことを身をもって実感している真っ最中です

とは言っても、それを言い訳に色んなことを甘えちゃいけない。
全く自分の時間がないかというとそういうワケでもなく、要は自分の意識次第なのだ。
ということに最近気づいた私。
ここらの、最近にならないと気づかないって点がすでに甘えてた証拠だよね 

というわけで、自分の時間復活!
テレビも見るしDVDも見るけど、私の趣味欄には「読書」って文字も書いてあるの。

早速、買いっぱなしになってた単行本を手にとってみました。

  家族の言い訳 : 森 浩美

森さん。
最初は気づかなかったんですけど、あれ?森さんって作詞してた方だよね、とググってみる。すると、


KinKi Kids 「愛されるより愛したい 」
SMAP 「青いイナズマ」「ダイナマイト」

こんなんでました!
古いところで良ければ 光GENJI 「CO CO RO」  とかもですね。


あ~懐かしい。
歌ってたわなぁ。
って、曲を思い出しては口ずさんでいたのですが、この「家族の言い訳」という作品は、これらの詞の内容とはだいぶ違った印象。
恋愛も少しは絡むけどそれは家族ありきの話で、タイトル通り主役は「家族」

amazon.では下記のように紹介されていました。

「夫が蒸発した妻、妻に別れを切り出された夫、母に捨てられた息子、死期が迫る母…家族に悩み、家族に喜ぶ。数々のヒット曲であなたを熱くさせた名作詞家がつむぐ、ハートに響く初短編集」

まさしく、家族に悩み家族に喜ぶって感じ。
短編集の最初の作品が、夫に蒸発された妻が子供と心中しようと遠くに出かける話だったので、ちょっと重い話が詰まってる本を買っちゃったかもと思ったんですけど、全然そうじゃなくて。
全体の作品が細かなリアリティと頷ける心理描写、そして最後には光さえ見える話になっていると思います。
涙もろい私は、癌に侵された母親と、その母親を大切に思っているのに気持ちが交差しきらない息子の話に、ほろりでした。

この息子の話を掘り下げちゃうけど、すごく気持ちがわかるんですよ。
母の日だ、と贈り物をしたとしても、ありがたいけど勿体無いって言って使わない母。それにイラっとする息子、みたいな。
例えば洋服。贈る側はヨレっとするまで着倒してくれたなら、嬉しくてまた新しいのを買ってあげたくなるくらいだというのに、いつか大事な時に着るためにとっておくから、と母親。
その大事な時っていつ?着たのみたことないけどな息子。

この件を読んで、そういえばウチの母親も少~しだけどこのケがありそうだなぁとか思ったり。
兄が贈ってくれた、確かに母好みで嬉しがって試着してたのを見たんだけど、それ以降着てるの見たことないもんなぁ(私が気づいてないだけ?)
でも、いつでも着られるようにタンスのわかりやすい場所に片付けてあるの。
親ってそういうものなのかなって。

他の作品には、ちょっとした不倫モノだったり浮気してたりとかっていうのもあるんだけど、そこにばっかり焦点を絞ってないから、ドロドロとかは全くなく。
むしろ読みやすい、ぐらいのちょうどいいエッセンス。

それを読みながら、不倫相手の奥さんがそういう状況だったら向こうからの連絡が増えるよねぇ、ってうんうん頷いてる私ってどうなんだろう

えーと、まとめちゃうと良いお話でしたってことで。
誰かに「何か面白い本ない?」って聞かれた時に、「面白いっていうか良い話だったよ。読んでみる?」って渡せそうです

ただね、個人的になんだけど、若い方にはどうだろう・・・
何しろ家族のしんみり話があったりするもんだから、キャピっとしている方達よりは、あらかた色んなところを通ってきた人とかの方が受け入れやすいかな、と。
自分で手一杯だと、分かるけどでもさ、って反発する部分もあるかもしれないし。
ま、そこを楽しむってのもアリかもしれないけど。

そんな、お薦め本(薦めてるのか?)でした