Wanderers

試行錯誤のリターンズ はじめよう、ここから 日々のあれこれ・思うことなど 

一気読み

2009-05-26 21:04:02 | 本より
まさかそんな結末とは思ってもいなかった

ページをめくるにつれ、えっ!っと思わずにはいられない作品でした。



交渉人 : 五十嵐貴久

本屋さんの平積みから手に取ったんですけど、カバー裏に書かれている作者紹介を読んでみたら、この方の他の作品を持っていたことが判明。
初対面だと思ってたからアラびっくり。
でも、持ってるだけで読み終わってないんですよね
半分は読んだんだけど・・・
これを機会にまた読み返してみようかしら。

さてこの作品。
複数犯のコンビニ強盗が病院に立てこもり、病院内の人たちを人質にするという話。
主役は強盗犯側ではなくて、対峙する警察側の方。
警察側からの視点になってます。
タイトルにもあるとおり、立てこもる強盗犯と交渉をしていくお話。
犯人たちの望みはなにか、人質の解放はどうなるのか、警察は何を優先すべきなのか・・・
読み応えのある交渉シーンは、ネゴシエーターという職業の勉強にもなりました。

ストーリーのイメージが湧きやすいし(立てこもり+人質ってドラマとかでありそうだし)面白いからどんどん読めちゃうんですけど、読み進めていくと「アレ?まだまだページ数は残ってるのに、もう終わりそうなんだけど?」と不思議に思わずにはいられない。
え?ってことは、まだ何かあるの?
どこかになんかヒントあった?
と、これまで読んできたページをめくり直したくなりました。

あれが何かを示唆してた気もする。
アレはここまで、どことも繋がってない部分。
そんなことを思いついてみても、だからどうなるのかはわからない。
もうね、そのラストへの持っていき方に えー!でした。
面白い。
400頁を超える作品ですけど、続きが気になる、すぐ読みたくなる本でした。
気になる方はぜひぜひ 
きっと読んで後悔はしないと思いますよ ←個人的感想

ちなみにこの五十嵐さんは、「パパとムスメの7日間」等を執筆されているようです。