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横歩取りの出だしから▲9六歩に後手は横歩を取れるのか?相横歩編その4

2010-12-12 11:31:31 | 将棋

(1図)

 前回までのエントリで、1図から▲8五角では、どうも先手がよくはなりそうもない、と一応の結論を出しました。ここで他に手が無ければ、▲8四飛と回る展開自体が先手面白くないということになります。しかし、後手に△2六飛と回られると、後手は手得していることもあり、先手が良くするのは大変そうです。また、△7五角と打たれる手もあり、ここは先手が忙しい局面だといえそうです。

 ▲2七歩と打って飛車の自由を奪う手には△7五角がありますし、私の棋力では恥ずかしながら、先手の有力手を発見できませんでした。▲8四飛は先手が面白くないというのが、私の結論です。

 本来ならば、ここで通常通りの進行、すなわち

(2図)

 のような局面を考えなければいけません。2図から△同飛▲同歩△4六角▲2八角の急戦では、先手玉が左辺に逃げ出す展開が十分考えられるからです。

 しかし、ここではいったん相横歩取りに区切りをつけて、▲7二歩型を調べてみたいと思います。と、いうのもこのあたりの戦型の選択権は先手にあるので、どれか一つでも先手に有利になる形があれば、後手は横歩は取れないと結論できるからです。

 それでは、短いですが、今日はこのあたりで失礼します。

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