パチリズム!

下手の横好き将棋指しの、将棋関連ブログです。

王位戦挑決

2011-05-29 15:29:18 | 将棋
 広瀬王位への挑戦権を手にするのは、羽生名人と藤井九段に絞られましたね。自分はこのブログでも再三再四口を酸っぱくして述べている通り藤井九段のファンなので、当然藤井九段を応援しますが、『まあ、羽生名人だろうな』と理性が告げております。と、いうのも藤井九段は最近(といっても5年くらい、あるいはそれ以上?)羽生名人に全然勝ってないですからね。三浦八段の十何連敗(正確な数字は忘れました)の陰に隠れていますが、結構大型連敗しているはずです。データだけを見て判断した場合、羽生名人の挑戦が濃厚であるといわざるを得ません。

 しかし、データ通りにならないから面白いのが勝負の世界。最近では、清水女流六段があれだけ苦手にしていた里見女流三冠を下して女流王位への挑戦権を手にしました。藤井九段にもぜひ頑張ってほしいところです。

中終盤の力

2011-05-21 20:05:38 | 将棋
 昨日の携帯中継は二局を中継し、昨季A級順位戦降級者が揃って負けるという勝負の世界の厳しさをリアルタイムで我々将棋ファンに教えてくれる結果となりました。藤井九段に関して言えばここ六年くらいは大体こんな調子というか、王座戦で挑戦者になったり王位リーグで活躍していたりとむしろ例年より好調な感がありますが、木村八段の不調はなかなか深刻そうですね。もちろん、昨季朝日杯をとったりと活躍されてはいるのですが、勝率を見るとかなり物足りない感があります。昨日の将棋も、自分から攻めを呼び込んでおいてそのままなすすべなく攻め切られるという感じで、本調子にはまだまだほど遠いのでしょう。捲土重来を期待したいところであります。

 さて、話は変わって今日は女流王位戦予選が行われましたね。この棋戦は予選から中継を頻繁にしてくれる将棋ファンにとってはうれしい棋戦。アマ選手(あと奨励会員)が参加しているせいもあって、中継の少ない土曜日に中継してくれているところもポイントが高いです。できればこのまま土曜日中継を続けていってほしいところですね。

 今日の注目はなんといっても奨励会員のお二方。特に里見女流三冠を破った加藤奨励会二級に注目していました。二人とも序盤で悪くしたものの中終盤で挽回。見事奨励会員の実力を見せつけました。やはり中終盤の力が将棋には大事ですね。

携帯で24

2011-05-17 22:32:49 | 将棋
 ソフトバンク携帯用将棋倶楽部24アプリがスタートしましたね(もう大分前ですが……)。私も日々つながりの悪さに悩まされているソフトバンクユーザーでありますので、ここぞとばかりにダウンロードして使ってみました。

 いやあ、正直ここまで使いやすいインターフェースに仕上がっているとは思いもしませんでした。PCと比べるとさすがに操作性の悪さは否めませんが、それはそもそも比較する対象がおかしいというもの。携帯用アプリとして大変に優秀だと感じました。どうするのだろう? と思っていた持ち駒を打つ操作も大変スムーズにできます。このサービス開始によって将棋倶楽部24へのアクセス数が一気に増大するのではないでしょうか? 通勤時間に一局、というケースもかなり増えそうです。

王位リーグ

2011-05-16 20:40:25 | 将棋
 王位リーグで藤井九段が好調ですね! 

 昨季に順位戦で降級してしまったこともあって、なんとなくこれから落ちていくパターンだろうか……と少し気落ちしていたのですが(別に関係ないのに)、王位リーグでは現在3勝1敗で紅組の首位に立っています。先週の豊島六段戦も見事な勝ち方でした。順位がよくないのでまだ残留できるかはわかりませんが、次の対局に勝てば残留どころか挑戦も夢ではありません。次の相手は谷川九段。最近はあまり相性の良くない相手ですが、なんとか勝ってほしいですね。

時の流れ

2011-05-08 12:34:28 | 将棋
 ついこのあいだ更新したつもりでいたのですが、気が付いたらもう一週間経ってしまいました。こういうとき、時の流れの速さを実感しますね。年をとったってことなのかな?

 今日のNHK杯、佐藤天彦六段vs豊島六段戦は面白かったですねえ! さすが、今、最も勢いのある若手である二人の対局だなあと思わされました。私個人としては佐藤天彦六段を応援していましたので結果は少し残念ですが、そんなことよりもあれだけ面白い将棋を見せていただいたことに、対局者のお二人に感謝したいと思います。

 この将棋で私が一番感心したのが、豊島六段が終盤に見せた△4五銀です。佐藤天彦六段が快調に攻め込んでいる中で、一見中途半端なところに銀を手放すようでは辛いのではないかと思っていたのですが、結果的にあの手が勝因になったように思います。厚みを作ることの大切さがよくわかった一手でした。