パチリズム!

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詰め将棋作家への道 一手目

2010-12-11 09:58:12 | 詰め将棋作家への道
 パッと詰め将棋を作れたら格好いいだろうなあ、というのは、将棋を指す人なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。駒の山からざっと一掴み、その駒を余さず使って、詰め将棋を作るという握り詰(浦野七段が名手だそうです)なんてやった日にはもうあなた、スポットライトを独り占めですよ。もちろん、詰め将棋製作が取り持つ縁とか、彼の一番好きなところは詰め将棋作るのが上手なところです! なんていう談話は寡聞にして聞いたことがありませんので、婦女子の皆様にアピールできる類の特技では無いのかもしれませんが、少なくとも詰め将棋ファンの皆様に対するアピール度は抜群でありましょう。

 とにかく、詰め将棋が作れたら何かこう、ほのかに格好いいよなあ、という安直な理由で、私も詰め将棋作家を目指してみることにしました。たぶん、失敗ばかりのエントリになるでしょうし、もしかしたら早々とあきらめてしまうかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

 さて、詰め将棋作家を目指すからには、なにか詰め将棋を作らなくてはなりません。しかし、私のようなド素人に、いきなり難易度の高い華麗な詰め将棋を作るのが無理なのは明白です。何事も基本から始めなければなりません。そして、詰みの形で最も基本的なのは、そう、頭金ですね。

 と、いうわけで作ってみました。



 ……載せておいて言うのもなんですが、さすがに私もこれを詰め将棋だと言い張れるほど、図太くはなれません。

 が、最終的にこの局面に誘導できればいいのです。この局面に確実に誘導できる二手前の局面を作れれば、さらにその二手前の局面を作ったらいいのです。

 と、いうわけで、作ってみました。



 さっきよりはほんの少しだけ詰め将棋に近づきました。入門用の問題としては、あるいはアリかもしれません。しかし、将棋人口の99パーセント以上は、一目で解く、というか、詰め将棋だとも思わないでしょう。もう少し長くしなければいけないようです。

 と、いうわけで、作ってみました。



 恥ずかしながら、最初この図を作ったときは、それなりのものができたのではないかと思っていました。作為手順は、▲1四竜△1三銀▲2一角成△同玉▲1一飛△3二玉▲3四竜△4二玉▲4三金までの九手詰。▲1一飛と打つような筋があって、初めて作ったにしてはまあまあじゃないか、と。

 しかし、冷静に見直してみれば、皆さんお気づきの通り、▲2一角成からの三手詰です。

 詰め将棋作家への道は、まだまだ長く険しいようです。

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