お茶会めぐり  ~ 日々旅好日 ~

着物とお茶会の日記です あ、最近は旅行の日記です(笑) たびねすで旅行ナビゲーターやってます♪

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大谷茶会

2010-11-25 17:11:51 | お茶
西宮に「大谷記念美術館」という美術館があるのですが、そちらでアフリカのお面の特別展が開催されています。


先日、その美術館の特別展と、美術館の緑爽庵の「大谷茶会」というお茶会に行って参りました。









キケンなので、あえて紬で参加(お気楽なお茶会なので)
↑絶対に色無地・訪問着・付け下げ、小紋でさえ危険と思ったので(笑)





淡々斎の「紅葉舞晩風」というお軸が、お庭の景色にピッタリな一日でした(結構風があった日でした)。

お茶杓が、節のないお茶杓で、聞きますと、東大寺の古材を利用されているらしい。




  

この美術館に来るのは初めてだったのですが、回廊になっているお庭がステキでした。
お庭だけなら美術館に入館しなくても入れるようで、ご近所の方々が散策に来られていました(広いのです)。




  

草花もよく手入れされています







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羽織のお話し

2010-11-24 06:40:10 | 着物
羽織のお話し



羽織を作ると、表地選びと羽裏選びと二度楽しめていいですね。


    



羽織の表地は、普段着物には絶対に仕立てないような大胆な大柄を選ぶことができて楽しいです。着物には難しくても、羽織にならOKという柄を発掘するのも楽しいです


羽織を作る際に注意したいことは、「乳(ち)」の位置です。



 羽織紐を付ける部分を「乳(ち)」と言います




羽織紐の位置は、帯締めと帯の上線の間に収まるものなのですが、リサイクル品やプレタだと、なかなか上手く収まらないことが多いと思います。
もちろん、衿の抜き具合だとか、その人の腰の位置なんかでも、変わってくるかとは思います。
例えば、腰の位置が低い人だと羽織紐の位置は帯よりも上になってしまいますし、逆に腰の位置が高い人だと羽織紐の位置は帯締め辺りに重なってしまうこともあると思います。

自分サイズにお仕立てした羽織だと、その人の体型や、帯結びのクセなんかも考慮して仕立てられますので、乳(ち)の位置も合い、美しい着姿になります。


リサイクル品でも、和裁ができる方でしたら、乳の位置をご自分で変えられて、上手に着られたらいいですね
(和裁できる方、ウラヤマシイです…)







ちなみに羽織は室内で着用していてもかまいませんが、茶室などでは脱ぎます

こちらの羽織紐は、真ん中がマグネット式になっていますので、便利です

     











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きんしゅう

2010-11-23 17:54:36 | お茶
 今日は美術館でアフリカの仮面展

今日の着物は、7代目吉澤与市の更紗絵羽紬(真綿)
帯は、月見うさぎ





毎年、この季節、私がお茶のお稽古で必ず使う「銘」があります。


「きんしゅう」



銘を聞かれ
「きんしゅう」でございます と答えます。
例年これで終わります。


先日は先生とのマンツーマンお稽古だったので、銘を聞くのは先生。
(普段はお客様役のほかの生徒さんが聞きます)



今年は、
「きんしゅうでございます」と答えると、一瞬、間(ま)があって、先生が「あき ですか? それとも いと ですか?」と



まさか突っ込まれるとは思っていなかったので、驚きました。
私が思っていた「きんしゅう」は「いと」のほうの「きんしゅう」だったから。
普通「錦秋」だと思うほうが一般的ですよね。紅葉の季節だし。
だから、聞かれたこと自体に驚きました。




「糸のほうです」と答えた私に、先生の表情も「おや?」といった感じ。

「そんな本がありましたね」と先生。
やはりよくご存知。




私が秋の銘に毎年使っている「錦繍」は、宮本輝氏の「錦繍」のことなのです。




他人に薦めたことはありませんが(←電車の中で読まれたり、時間潰しに読まれたりするとイヤなので)、今まで読んだ本の中でダントツ一番です。
もう、10回近く繰り返し読んでいます。
毎年毎年読んでいます。










多分、「つまらない」と感じる人もいるでしょうね。
それも、またオモシロイです。










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佐川美術館

2010-11-22 06:27:15 | お茶
関西文化の日、その2


 滋賀県、佐川美術館です




昨年社中の友人達と行くハズだったのですが、都合がつかず、お留守番だったので。同じくお留守番の友人と共に


お目当ては、楽吉左衛門館。特に水面に浮かぶお茶室。


寄り付き⇒水露地⇒中潜り⇒埋蹲⇒小間⇒広間、と案内されます


実は案内の前に、お茶会の案内のパンフレットを見て、友人と「うわっ!たっか~!」と驚いていたのです(濃茶と薄茶で18,000円)

それが、見学終わる頃には、18,000円って安いよね
絶対に来ようね

なんて、言ってました




このお茶室、、発想もスゴイけど、それを実現できる技術も本当にスゴイなぁ…と思いました。



百聞は一見に如かず

友人達から「良かったよ~」と聞いていたのですが、「あ、そうなの」くらいにしか思っていませんでしたが、今ではすっかり虜です(笑)


特に「埋蹲」が神秘的でステキでした。
まさに、非日常の世界です。

最後の「広間」では、見学が終わってもだれも出ようとはせず、みんな静かに癒されていました



最初から最後まで、光と闇と水の、癒しの世界でした。








今月は、この結城紬を着倒してます

 無地の結城と貴久樹の帯









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大西清右衛門美術館

2010-11-21 17:11:36 | お茶
京都中心部にある、大西清右衛門美術館へ

 大西清右衛門美術館

関西文化の日は入館料は無料です



大西清右衛門美術館があるのは「釜座町」

「釜」の「座」。
「座」というのは日本版ギルドのことだったんですね。



3Fが釜の展示室で、7Fがお茶室(見学)になっています。

1Fにもお茶室があって、そこの掛かってあったナス型の釜がかわいかったです
蓋の部分が茄子のヘタです。
ヘタが小さくて、お湯、汲みにくそうです(笑)

ナスの釜よりも、もっと歴史的価値の高い釜も沢山あったのですが、やっぱり「ナスの釜」に心奪われてしまうあたりが、まだまだヒヨコなんでしょう…



釜の他にも、灰さじ、ごとく、火箸、蓋置、茶碗、など、お茶に関するお道具もいくつか展示されていました。
お茶杓がかわった形をしていて、節から下の左側の部分が欠けているんです。初めからそういう形だったのかな。
銘が「破れ衣」となっていました。





カウンターの上にはなんだか懐かしい「千家十職」のパンフレットが。
1年半ほど前に、万博で開催されていた千家十職展は、現在は愛知県で開催されているらしいです。








同じ通りにある、伊右衛門ティーサロンへ

 この日はランチではなく、モーニング

伊右衛門のお茶で、お茶漬けセットです





せっかくなので(?)、隣の總屋さんで「京都のエエ柔らかもん」を拝見。
總屋さんは京都の老舗、千總さんがされているショップです。
な割に、結構お手軽なプライスです。

お店で登録しておくと、いろんなイベント案内が送られてきて楽しいですよ









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