お茶会めぐり  ~ 日々旅好日 ~

着物とお茶会の日記です あ、最近は旅行の日記です(笑) たびねすで旅行ナビゲーターやってます♪

武家と茶 武家と能

2011-11-21 17:22:03 | 旅行
雨ですが、行きたい展示会があったので強行




「肥後松井家の名品」ということで、相国寺の承天閣美術館と茶道資料館の二つの施設がコラボして、「お茶」と「お能」に関してそれぞれ展示会を開催しています




肥後松井家というのは、細川家の家老として仕えていた名家で、細川家はもちろんのこと、豊臣・徳川とも縁の深い家柄です
利休さんとも交流がありました




なので、大混雑の「細川家の至宝」を回避して、こちらの松井家で「細川家 縁の品々」を堪能という訳です
(どっちにしても細川家も後日行くのだろうけど…)












一つ目は「武家と茶」



茶道資料館の楽しみの1つは美味しいお菓子とお抹茶
しかも、「今日はどんなお茶碗でいただけるのかしら」と毎回楽しみにしております

今回は辻村史朗さんでした!!
個人的にかなりヒット






茶道資料館では、お手紙が多く見られました
利休さんの手紙や、細川忠興の手紙が多かったです
利休さんが秀吉の怒りに触れて、堺に下る時に、古田織部と細川忠興が見送りにきたことを書いた手紙があって、感慨深かったです(まぁ、原文は読めないんですけどね、私。。)
茶杓、「泪」と「ゆがみ」でしたっけね?


あと、修理依頼のお手紙なんかも多くて、日常が垣間見れておもしろい




ちなみにこの日は「宗旦忌」のお茶会のようでして、「ザ・お茶!!」なお姿の方々が淡交会のバスで来られて、奥のお部屋で集合されていらっしゃいましたが、その分、展示会は空いていました













二つ目は「武家と能」



相国寺までは茶道資料館から徒歩圏内です
でも、大雨だとちょっと辛いですね…





相国寺、初めて行きましたが、大きいお寺ですね



今年の紅葉はイマイチかもしれません…











思いのほか、こちらの展示が楽しくて、しかも「能」に関係のない分野がおもしろくて(笑)





もちろん撮影禁止なので、京都新聞より画像拝借

 京都新聞より

http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20110930000121

秀吉から与えられた兜なのですが、トンガリ部分は和紙でできていて軽いのだそうです
しかもこの兜、戦場で使うにはにつかわしくない弱弱しい「ウサギの耳」がついています
桃山時代のユーモアなんだそうです(笑)




利休さんが切腹される何日か前に書かれた手紙なんかもあるのですが、やはり原文を読めないので、ついつい面白いものへ目が移ります…




私の興味の的は巨大な「陣備図」へ
(画像がなくて非常に残念…)
イメージをお伝えいたしますと、戦国系ロールプレイングゲームに出てくるような配置図の巨大版です(笑)






知らないオジサンと陣備図の前で「松井さん探し」で盛り上がっておりました(笑)








あと、非常に印象的だったのが、武蔵の書で「戦気」と後姿の馬の絵「野馬図」だったかな?

「戦気」はすごい迫力です
たまたまだと思われるのですが、折り目か何かで墨がかすれている部分があるのですが、私にはそれが戦場の煙のように見えるのです
ちょっと、あまりの迫力にぞっとしました







この二館連携の「肥後松井家の名品展」かなりオススメです
失礼ながらナメていましたが、予想を覆し、大ヒット!



どちらか1つでも良いのですが
共通チケットが1500円で販売されています

http://www.shokoku-ji.jp/j_now.html 承天閣美術館HP

ちなみにチケットショップですとかなり安いですので、お近くにチケットショップがある方は事前入手をオススメします
大阪ですが、1500円のチケットが450円で売られていました









建物と建物の間には空間を利用してオシャレなお庭







お能に関するコメントが一つもなくてごめんなさい(笑)











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