お茶会めぐり  ~ 日々旅好日 ~

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夜咄の茶事   初座席入りから中立まで

2010-12-22 12:58:12 | お茶
よく晴れた日の夕刻



待ちに待った夜咄(よばなし)です




寄り付きには柳宗悦の「うれし(←変換できず)悲しの六字かな」と、大きな口をあけて嬉しそうな張子のトラ?




遠方(福島県)からお客さまがいらっしゃるということで、有難くお詰めを務めさせていただきます





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腰掛待合で5名でご亭主の迎え付けを待ちます


外はまだ若干明るく、これからどんどん暗くなっていくのが楽しみです




ご亭主が心をこめて造ってくださったのであろう「てあぶり」で暖をとり、腰掛けにはそれぞれ違った形の小さな火鉢が一人一人に置かれてあり、細やかな心遣いに皆で感心です。



庭を見渡すと、かろうじてまだ残っている紅葉の葉と、赤く色づいた南天の実、まだ咲くにはもうしばらくかかりそうなかわいらしい水仙の葉が土から顔を出していて、素晴らしく手入れの行き届いた庭をしばし堪能。。






いよいよ亭主とお正客の手燭の交換





いざお茶室へ




お詰めをさせていただきましたので、円座を元通り片付け、煙草盆を置きます





蹲の横にはお湯の用意が

有難く使わせていただきます



湯桶の蓋をして、手燭を持って入り口へ





お床の拝見



大切なお軸を焦がしてはなりませんので、手燭は反対に持って拝見し、茶道口へ返します





ご亭主と、一人一人ご挨拶





おもあいで前茶をいただきます






初炭点前 
紙釜敷は伊勢暦  おもしろいですね
炭斗はひょうたん 
灰器は慶入(だったはず)
羽はトキ(ニッポニアニッポンですね)
炉縁は古材

私が苦手な枝炭もキレイにつがれます

点炭がつがれると席へ戻ります


とても良い香り
山田松の玄妙だそうです


人それぞれ香りの感じ方は違うと思いますが、少し甘い、温かみのある香りに感じました。まさにろうそくの灯りとぴったりで、「幽玄」という言葉が頭を過ぎります


あ~、幸せ




お香合は、高野山の骨董やさんで求められたものらしい。
どこだろう…。高野山の骨董屋さんって。




お香合はお正客にお返しして、手燭は茶道口へ返します
















懐石と一緒に膳燭も運ばれてきます
それぞれの形を眺めるのが楽しいです
ピンセットがぶら下がっていて、芯を切れるようになっています


暖かい灯りの下で、美味しい懐石



お米が、ちょっと違う。
炊き方が違うのか、お米自体が違うのかわからないけど、おいしい。
ごはんつぶ一つ一つがおいしいのです


碗は最近塗り直しされたらしい

塗り直して大切に使われるなんて、すごいなぁ




向付けは、あっ!こないだ善田さん(お道具やさん)の展示会で見た!!…のとはちょっと違う(笑)

やっぱり淡路島のお魚はおいしい。
これでまたしばらく大阪の魚は食べたくなくなってしまいます


淡路の美味しいお魚と、淡路の美味しいお酒
危険です。。



椀物がまたスゴイ
こんなのおうちで作れるの…??という凝り具合
12月だからでしょうか。お蕎麦が入っています






ろうそくの火が揺らめくなかで、オールドバカラで赤ワイン

キラキラしてて、すごく綺麗
う~~ん、しあわせ~

なんてニクイ演出なんでしょうか



グラス、それぞれ若干違うんですよね
味があって良いですよね

あまりにも美味しく、蝋燭の明かりでよっぱらい顔が見えないのをいいことに、沢山いただいてしまい、ちょっとぼーっとします




お菓子は大福


おもちが、すごく伸びる!!
まさか、裏でついてた!?つきたて!?
どうやら地元のものらしく、やはり新鮮だからなのね。






程よく酔ってしまい、退席


足元を照らす灯りが幻想的です





外は既に暗く、冷気が酔った身体に心地いい




空を見上げれば、少し翳った月が昇っていた






後座へ続く













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