トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

城攻め ~フランス ロワール地方編 4~

2016-05-30 22:50:10 | おでかけ:おしろ

Château d'Amboise



今までは宮殿系だったが、
やはりこういう要塞系の方がそそられる。

近づく。



ほら、こんな高い壁。



桜が咲いてた。



入り口。
なんとワクワクさせる造りだろう。

元々は中世の城砦で、15世紀末から王家の居城となったそう。


しかし中は



のどかな光景が広がっていた。
まるで別世界のよう。
ここが王族の居住棟らしい。
中には入らず。

 

眼下に見えるはアンボワーズの美しく曇った街並み。

遠くを眺めると



中央の木の後ろにある建物が
たぶん Château du Clos-Luce
レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごした城だ。

ここも時間に余裕があったら行く予定だったのだが
こうやってもう見ちゃったし
近づいて見る程の城でもなさそうだし
攻めるのはこれくらいにしてやろう。






ボルドーワイナリーツアー 4

2016-05-30 00:49:49 | おさけ


ワイナリーツアー二軒目。





先日から気になっていたのだが
ボルドーのブドウの木って
今まで見た木より低いような。
michに言うと「確かに…」とのこと。


品種によって高さが違う訳でもない。

苗と一緒に支柱も挿してあるのだが
それ自体がこの長さなので
これ以上伸びないものなのか
はたまた伸ばさないようにしてるのか。


さらっと検索してみたら
実に栄養がいくように
高級ワインは低くするとかしないとか。


疑問を解決するべく
michに任せる。
だって英語喋れないもん。


ここのガイドは気さくな兄ちゃん。
「オレの英語大丈夫?」と言いながら
明るく説明をすすめたせいか
試飲時はツアー客が兄ちゃんに群がる群がる。

なかなかmichが入り込めない。


ようやく捕まえて聞いてみると

「伸びないんだよ。そういう品種なのさ」
って答えが帰ってきたらしい。


本当かぁー?



ここのワインはそんなに好みじゃなかったので
購入はなし。


そしてバスに乗り込む。

帰りもガイドさんがいろいろ喋ってたな。
シャトーマルゴーに行きたい人は
別のツアーに参加してねとか。


そんな有名ワイナリーに行くのはよいが
また買わざるを得ない気分になっちゃうと辛いぞ。


お手軽に社会科見学するには
このツアーで充分。

ボルドー観光のおすすめです。




ボルドーワイナリーツアー 3

2016-05-27 12:48:36 | おさけ

ボルドー 2日目
この日はボルドー観光局?が主催している
ワイナリーツアーに参加することに。

曜日毎に向かう地区が決まっており
土曜のこの日はかの有名なメドック地区へ。

お手軽な値段で試飲もできるので
なかなかの盛況ぶり。
大型バス1台に乗り込み出発する。

バスの中ではガイドさんがワインの説明。
英語とフランス語で話してくれる。
どちらも聞き取れないnaheは
当然、夢の中。

メドックに入る。
おお、どこもかしこもシャトーシャトー。
これよ、前日naheがイメージしてたのって。

ひとつ目のワイナリーに到着。

ところでこの日は小雨がパラつき
風も強くて寒いこと寒いこと。
前夜は暖かくて夕食も外で食べれるくらいだったので
体感気温差が半端ない。
ダウンコートを着ていた人が羨ましいほど。

そんなわけで
ワイナリーについて、そのワイナリーの人が説明を始めたのだが
もう寒いからみんな気もそぞろ。

庭園なんて見せられたって興味ないもの。
早く室内に入れてくれ~。




今はオーナーの別荘となっているとか言ってた気が…。




ブドウ畑。

ようやく室内へ。






こちらもガイドさんが
英語と仏語で色々説明してくれたのだが
聞き取れた箇所もいくつかあったのに
もう全部忘れた。


そしてお待ちかねの試飲。



こちらを飲んだ。

なかなか美味しかったので、購入検討。
素早く楽天をチェックする。
日本にも入ってきているようだが
こちらの方が安いので購入決定!

バスに乗り込み、次の目的地へ。





7-5

2016-05-25 07:30:54 | おでかけ:すぽーつ


久々の神宮。

2回から点を取り、ビールが美味い。
能見さんも好投で、
後は継投さえ上手くいけば勝つイメージ。

ところが危惧していたとおりのことになる。
出てくるピッチャーみんな
四球にエラー。
ハラハラハラハラ。

それでも原口など打者の頑張りで
盛り上がる応援席。
でもたったの3点リードじゃ安心できないよぉ。

案の定、最終回もマテオが不甲斐なく
1点取られる。

ツーアウト、一打逆転サヨナラの大ピンチ。
沸き立つ両応援団。
4番打者が打った球は
高く遠く飛び

フェンスギリギリのところで
キャッチ。アウト!!

まさにギリギリで勝てたわ。
もう、ヒヤヒヤしたぁ。





それでもmichはニコニコ。
上機嫌な帰り道、
naheと喜びを分かち合うだけじゃ物足りなくて
一人でスナックに寄り道を。
何かって言えば行くんだから




城攻め ~ フランス ロワール地方編 3~

2016-05-24 01:36:38 | おでかけ:おしろ
次に攻めるは
Château de Chaumont-sur-Loire
 


門から入って、しばし歩く。
 
 
白い花のみのお庭が綺麗。
 
 
 
 
城が見えてきた! うわぁ、お城ってかんじのお城だわ。




1468年から築城が始まり
伯爵やら王妃やら製糖業者の娘やらの手に渡り
改築やら増築が行われ、
ブロイ家が最後は所有していたよう。
(城で貰ったパンフレットに目を通したのだが
歴史の多さに読む気が失せた)
 

中は普通に貴族の栄華生活を伝えるような展示。

 

ふーんと横目で見ながら適当に歩いていると こんな所へ行き着いた。


ここ、入っていいところ?

恐る恐る入ってみる。

これって展示物か?

隣の小部屋は明らかに現代の段ボールが積まれており 物置と化している 。

ここ、入っていいところ?

一人ぼっちで不安を抱いていたが
別行動をしていたmichとなぜかこんな所で再会。
二人でこの廃墟エリアを歩いてみる。



使用人の部屋なんだろうか? 質素 。
こんな裏の顔?を見せてる所なんて なかなかないよね。
ここが一番印象的だわ。

いつしかまた最初の貴族エリアに戻る。


中庭からの城。




チャペルに積み重なるゴミ。

いや、ゴミじゃない。
ゴミかガラクタにしか見えないけれど、
ここも廃墟エリアかと思ったけれど
これは立派なアート作品のようだ。
このチャペルや地下のキッチンなどに現代アートが飾られているのだが
凡人のnaheには全く理解できない。
むしろ素敵なお城の雰囲気を台無しにする邪魔な物として映る。




帰りにもう一枚。
 なかなか攻め応えのある城だったぜ。


ボルドーワイナリーツアー 2

2016-05-16 13:50:11 | おさけ


この前の続き。

ワインを買った3人は
斜め向かいにあるワイナリーにも行ってみることに。



農家の納屋の一部がショップになってる。
こちらのタンクは4つだけ。
ロゼと赤2種類ずつだったか。

まずはやはり赤を飲ませてもらう。


ん?うーーん。
好みじゃない。
さっきのも然程好みではないが
安いし普段飲みには許せる感じだったが
こちらはどうも…。

michもMも同意見だったらしく
コッソリ相談。
 
M 「買う?」
mich 「買わない」

そしたらMが言い出した。
飲ませてもらって買わないのは失礼だろ。
1本買えと。

あああ、こうなることは危惧してたのよね。
個人でこういう所にきた場合、
気前よく試飲させて貰うと買わざるを得ない気分になること。

それでも図々しいmichnaheは「どうも~」って帰ったりするけどさ。
まさかMがそんな気にしいだったとは!
そしてうちらまで強要されるとは!

仕方ないのでロゼだったら美味しいかもと飲ませて貰ったけど、
こちらも好みではなく。
仕方ないので一番安い赤を買ってお茶を濁した。
あー、テンションさがるわぁ。

本当はもっと探してワイナリー巡りをしたかったけど、
またこんな目に遭うのは嫌なので、
これにて終了。




ボルドーのゲストハウスに車を置いて
中心街のワインショップで試飲を目論んだものの、
気軽に試飲できそうなお店は見つからず。
そもそもうちらが買えるお手頃価格のワインが殆どなく。


もし最初からこのmich案にしてたら
何にも飲めなかっただろうな。

若干消化不良でこの日は終了。



ボルドーワイナリーツアー

2016-05-15 00:02:27 | おさけ


コニャックからボルドーへ向かう日
予定は未定。ノープラン。

本来はどこかのワイナリーを訪ねてみたかったのだ。
だけど有名シャトーにはことごとく断られ、
フランスのワイナリーのサイトって
なんか見にくくて、見学を受付けているのかいないんだか
心折れて事前予約は諦めたのだ。


しかしそれぞれぼんやり案は考えていた。
michはボルドー市内までまっすぐ行って、ワインショップで試飲しまくる。
naheはボルドーまでの道すがら、ワイナリーを見つけて試飲しまくる。

どちらの方が試飲できる確率が高いか?

naheのイメージではボルドー地方はワインの産地なので
ブドウ畑を走っていれば
そこら中に「ワインあります」みたいな看板がたっていて
適当に入って適当に飲めるんじゃないかと。

michに話すとnaheの案で行ってみることに。
とりあえずコニャックとの間にある
アントル ドゥメール地区に行ってみることにした。


ところが地区に入ってみたものの
ブドウ畑が見つからない!
運転手のmichに「どっち行けばいいの?!」と聞かれても知らんがな。
「適当に走って」と言うと機嫌が悪くなってきた。
最初に適当に走ろうって承諾したくせに

慌てて周辺のワイナリーを探す。
スマホ様々だね。


少し走った所にあるようだ。
ああ、よかった。

Bassen地区というマイナーな所に来た。



この付近のお家は赤瓦の屋根で背が低く、
まるで沖縄のよう。


あたりはブドウ畑。




ワインショップみたいな所に入ってみる。



へええ。



ステンレスタンクがいっぱい!

こうやって普段ワインを買うのね。
ワインだけでなく、野菜や肉も置いてあって
地元の商店という感じ。

店員さんに試飲できる?と聞くと
快く承諾してくれた。
ステンレスタンクのコックを開けて注がれる。



地ワインという感じで
全然重みはないが悪くはない。
価格もお手頃、デイリーワインだ。
瓶詰めされた1本を購入。

勝手にコックを開けて次々飲んでたMは
数本購入。


こんな体験をしたかったのさ♪
高級ワイナリーじゃなくて助かった♪




車に詰め込み、さぁ次行く?
ちょうど斜め向かいにもワイナリーあるんだけど?




調子に乗った3人。
続きは次回に…。





城攻め ~フランス ロワール地方編 2~

2016-05-09 19:43:04 | おでかけ:おしろ


次に向かった城は

Château de Cheverny

ところがすでに閉園時間。
高い塀の外からは何も見えず。


なんかね、今回の目的城って
どこも立派な宮殿みたいで
旅行の計画を立てている時点でもう
かなりお腹が満たされる感じでね。

見れないならそれでしょうがないか
明日ここまで戻ってくるのも億劫だし
そう思っていたんだけど

ドイツ人Mが近いんだし戻ろうよと言い出したようで
翌日、再チャレンジ。


駐車場には入った。
まだ高いフェンスがある。
これを越えるには一人11ユーロ(約1300円)必要。

・・・高い!

城内に入る気はさらさらないし
昨日でだいぶモチベーションも下がっているし
外観眺めるだけならこれでいいよ
ってことで

フェンス越しに。
 


これでも攻めたことになるのさ。



次の城は

Château de Blois

先程の城に入れなかった夜
この城の近くに宿をとって
夕食前後にライトアップされた城を観るはずが

michとMはチラリと見るのみ。

壁しか見えなーい!

朝9時に到着してずっと走り続けてきたからね
2人とも疲れていたのでしょう。
後部座席で寝てたnaheには
「もっとちゃんと見ようよ~」と言える訳がなく
これにて終了。

翌日街を出る時に正面からも拝みました。

しかし、痛恨のミス!!
ひとつも写真を撮っていない


追記: 写真撮ってました!
おかしいと思ってたのよ。
撮った覚えあるもの。


でもこんだけ。





これでも攻めたことにしよう!

いいのか?



実際はこんな城です。

  シュヴェルニー城
 

 ブロワ城

PAUL GIRAUD を訪ねて

2016-05-08 01:21:51 | おさけ
今回のフランス旅行も
目当ては勿論古城とワイン。

プラス、naheが贔屓に飲んでいる
ブランデーもフランス産ということに気がついた。
これは是非蒸留所に行かねばなるまい。

事前にメールで予約しようとすると
ちょうどmichnaheが行く期間だけ
オーナーも不在という悲運。

それでも蒸留所の前で記念撮影だけしようと
行ってみた。


PAUL GIRAUD


途中の道にも、駐車場にもこの名前の看板はあるのだが
肝心の店先にはその名前は見当たらない。
店というよりも田舎の住宅地の中にある
小さな工場、もしくは農家といったイメージ。







蒸留釜の看板はかかっているので
「ここだよねぇ?」とコソコソ覗いていると
事務所からオバさんが出てきた。

オバさんも英語が拙いようで
コミュニケーションが上手くとれず固まる4人。
とにかくここで合っているのか確かめねば。
事務所を覗いてみたmich
「合ってる合ってる!あそこに書いてある!」

見ると壁に縦書きで「ポールジロー様」と片仮名が。
数年前に東京のホテルで試飲会?をした時の会場に貼られていたもののようだ。


「オーナーが不在とは聞いてるんだけど
写真だけ撮りに来たんだ」

そう説明すると心優しきオバさん、
「どうぞ、飲んで行きなさいよ」


通された試飲部屋。



素敵な趣き。




数本並べてくれて、
頑張って英語で説明してくれて
飲ませてくれる。

いやぁ、嬉しい!
いやぁ、美味しい!


思わぬ体験に大喜びのmichnahe。
オーナー不在の方がかえってよかったかも?

ヨーロッパ限定販売の1本を購入し、
michはオバさんと記念写真。






こんな小さな鄙びた(失礼)ところで
あんな上品なお酒が造られているとは。



来てみてよかったー。
このポールジローを教えてくれた
Barに行って早速自慢しなくっちゃ。








城攻め ~フランス ロワール地方編 1~

2016-05-06 19:16:00 | おでかけ:おしろ

さあ、忘れぬうちに書き留めましょう。
今回はロワール地方の城を片っ端から攻めてまいりました。

シャルルドゴール空港から車で向かい、
一つ目の城は


Château de Chambord



なんと豪華!
ちょっとだけ修復中なのが残念ですが
トレビアーン!!




屋根の装飾が気になる。


最初なので中に入ると



この2重の螺旋階段が象徴的。
しかしこのせいで自分がどちらから来て
どの部屋を見てきたのかがよくわからなくなるぞ。

1519年、フランス国王のフランソワ1世により築城。
狩猟用の離宮だったそうだ。
離宮だけでこの規模!?
贅沢だなぁ、フランス国王。



この人が誰かは知らないけれど
ここにかかっている肖像画の人はみんな
鼻筋が通っていて細面でフランスっぽい顔。
ふむー、ドイツの城主とは違うわ。




こういうお部屋はあんまり興味なし。


気になったのはこの階の壁~天井。



フランソワ一世の王室文字であるFと
サラマンダーというらしい伝説の生き物が彫られているのだが
どうやら彫り師は数人いるようで
それぞれ形が違うのだ。

目に付きやすい所はきっとベテラン職人が彫ったのだろう。
形がいいもの。


一方天井の真上とか、体勢がキツそうな所は




顔がないヤツとかあるし。
新人の作品か? それとも手抜き?


屋上へ出る。

さっきの気になる屋根。



細工がすごいよ。



ここにもサラマンダー。
一番上手な人が彫ったに違いない。




広大な敷地。
シャンボール公園という看板が立っている所から入ってきたのだが
この城に着くまで6㎞あった。
いろんな動物の剥製を飾っていた部屋もあったけど
これだけ広けりゃ敷地内で狩りを楽しめるだろうね。
いや、きっと家来がどこかの山から動物を生け捕りにして
この敷地内に放しておいたのかも。




中庭からの画。



わずかにお堀もある。




帰り道に別の角度から。
なんかもうごちゃごちゃ。



しかし最初から攻め応えのある城に満足。