トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

der Spargel

2009-04-29 23:36:58 | おしょくじ
ドイツの春の風物詩、白アスパラガス。
4~6月が旬だという。
冬にもスーパーには売っていたけれど
今時期のはそれより数倍太くて輝いてる。


白アスパラさんには失礼だけど、
日本でこれを好きって人ってなかなかいないのでは?
だって日本の白アスパラって
缶詰にされたフニャフニャの変な食感、変な味。

ドイツのアスパラさんはもう見た目が違う。
太くて堂々として
「さあ、買いたまえ」と主張しているよう。


これはやっぱり食べなきゃだめでしょ。
でも食べ方、よくわからないので
やっぱり食べに行くしかないでしょ。

ドイツ料理のお店に行って食してきました。





michが頼んだものはシュニッツェルつき。
アスパラの上にはバター風味のソース。



naheの頼んだのは奥のプレートにハムやサラダがあり
それと共にオリーブオイルをかけて食べるもの。


いただきまーす。


食感は緑アスパラを柔らかめに茹でたものに近い。
明らかに缶詰アスパラとは違うもの。
ほんのり甘みがあって
美味、美味。


でも結構なボリューム。
「アスパラがメインディッシュなんて量が足りないんじゃないの?」
注文するときにそんなこと言ってたけど
ドイツアスパラを甘くみてました。

しかも8本も載っていたnahe、
オリーブオイルだけじゃ飽きてきます。
2種類くらいのソースが欲しいね。
結局全部は食べきれず。


ご馳走さまでした。


お腹はいっぱい食べちゃったけど
野菜メインって所で許されてる気分。
今度は家でも買ってみよう。


酒飲みの主張

2009-04-28 17:48:02 | おさけ
見て!これ!!




左の水色のビール瓶が普通サイズでございます。

でかいっ!! 

先日我が家で行ったタコ焼きパーティーに
ドイツ人がお土産として持ってきてくれました。
3リットルのこのビール。
でも7人で飲めばあっという間。
普通のビール瓶も12本消費しております。
さらにワインやウイスキーも。
どこにいってもmichnaheの周りには酒好きな人が集まります。


でもお酒も駐在生活を楽しくするひとつのアイテム。


酒屋に行くだけでテーマパークに行った様な興奮を味わえるし
日本人で集まってワイワイ飲むのも楽しいし
飲みに行ってちょっとだけドイツ語で話すのもおもしろい。
ドイツ人ご夫婦と知り合えたのも飲みに行っていたから。



我が家には欠かすことのできない大切なもの。
アルコール万歳!




でも健康を損ねるような飲み方はしてませんよ。
あくまで楽しく、楽しく。


夢、叶う。

2009-04-26 01:34:04 | おしょくじ
ちょっと前の話になりますが、
イースター(復活祭)のシンボルといえば、卵やウサギ。
卵は生命や復活を象徴するもの。
それを運んできたのが“イースターウサギ”
ウサギは繁栄・多産の象徴だそうな。

2月のカーニバルが終わってから
先々週のイースターまでの間、
お店には様々なイースターグッズが並んでおりました。
どこに行っても卵やウサギデザイン。
肉屋も然り。
ショーケースには、皮を剥がされたなんとも生々しい
丸ごと1匹のウサギさんが並べられておりました。

ウサギ。食べてみたい。
しかしあれを買うのはどうだろう。
丸焼きするのはなんだか気が引けるし
味付けはどうすればいいのかわからない。
そうだ、レストランに食べに行こう!

そう考えたnaheは3月頃から「ウサギが食べたい」と騒ぎ、
それを聞いたmichは3年前にウサギを食べた店に
「ウサギやってる?」と聞いてもらうようドイツ人同僚に頼んだのです。

その時の回答は「イースターの時しかやってない」とのこと。
いいですよ。イースターまで待ちますわよっ。


そして先週イースターが終わり
旅行やらドイツ人との食事会やら忙しかった週が終わり
「さ、そろそろウサギいくかい?」ともう一度問い合わせてもらったら
なんと!
「ウサギは先週で終わりました」

しかし電話に出た人が前の問い合わせのことを覚えていたらしく
そんなにウサギにご執心なら特別に用意しましょうと粋な計らいを。


そんなわけで念願のウサギを食べてきました!!
(前置き長くてすみませんね)




でも用意できるのはウサギの足だけとのこと。
足だけじゃ量が少ないとアドバイスを受け、
他はシェフにおまかせにしてみました。


するとまずは前菜から。



こんなに可愛らしく、お洒落な盛り付けが
ドイツにもあったのねぇ。
味も美味しくて、ウサギへの期待は高まります。


次はもう一皿前菜。写真はなし。
これも綺麗な盛り付けで、
パリで食べた料理よりもフランスっぽい(?)



そしておまたせ、メインディッシュ!!



足だけというから鶏手羽先くらいのを想像してたけど
鶏ももくらいのボリューム。
肉質も鶏肉みたい。
少し臭みがある気がしたけど、香辛料やソースのせいかも。

うんうん、おいしい~

でも骨付き肉をナイフとフォークでお上品に食べるのは至難の業。
関節の所なんてかぶりつきたい。
家だったら心おきなく食べれるのにな。
来年は自分で調理しちゃう!?



身も心も満たされ、幸せな夕食でした。


ぼっちゃー・ぺたんけりん

2009-04-23 18:53:35 | おでかけ:まち
パリのルーブル公園にてこんな光景を見かけました。



むむむっ!?
昔テレビで見たぞ、このゲーム。
なかなか面白そうだと思っていたのだ。
まさかこんな所で見られるとは!

しばし観戦。
細かいルールは忘れちゃったけど、やっぱり楽しそう。
「やってみたいねー」と話すmichnahe。

ちなみにパリで最初に撮ったのがこの写真。
何見て喜んでるんだか



そしてこの前の日曜日。
ドイツ人宅ガーデンパーティー。
「みんなで遊ぼう」とホストが持ってきたものは



むむむむっ!!
これは先日パリで見かけたあの気になるゲームではないか!
こんなに早く夢が叶うなんて、感激!!!!!



遊び方はごく単純。
2人1組のペアになる。
木でできた小さい玉をまず地面に投げて
それにめがけて金属の玉を投げる。
1組ずつ交互に投げるので2投目は
敵チームの玉を弾き飛ばして遠くに追いやるとか、
1投目の玉が目標に近い所にあれば
次はわざと明後日の方向に投げるなど
いろいろ作戦を練らねばならない。
そして一番近づけた組に1ポイント加算。
10ポイントとれば勝ち。


場所がまた適当な空き地なので、
芝に埋もれて目標の玉が見えなくなったり
坂になってて思わぬ所まで転がったり
転がらないような投げ方を開発したり
実際やってみてやっぱり楽しいこのゲーム。


「これ、何て名前?」と聞くと
「ボッチャ。フランスのゲームだよ」と教わった。


すっかり気に入ったmich。
この玉、買う気マンマン。
「うちの近くでできそうな広場あるかな?」と言い始めた。




ブログに載せるにあたって調べてみたら
こいつの名前、ボッチャではなくペタンクのようだ。
ルールも正式なやつとはちょっと違う。


このリンク先のペタンクジャパンによると
2008年は日本もペタンクブーム到来の予感だそう。
・・・去年、到来してましたかね??

でもちゃんと世界選手権なんかもあるようなので
ここはひとつ、ドイツにいる間に練習して
日本代表もしくはドイツ代表目指してみるかい?
michさんよ。




このくらい話せるようになりました。

2009-04-22 16:48:57 | おべんきょう
先週はイースター休暇で学校もお休みだったのですが
その分しっかりとドイツ語実地訓練がありました。

まずは木曜日。
先日ナンパされたドイツ人ご夫婦を我が家に招いて夕食。

メニューは無謀にもしゃぶしゃぶ。
難関の薄切り肉調達。
ちゃんと注文が通じてかなり薄く切ってもらいました。
すごいぞ業務用カッター。
以前よりも意思を伝えられるようになった自分が嬉しい。


ご夫婦と会うのはこれで3度目。
もう「日本ではこうなんですよ~」ネタは使えない。
何を話そう?
まずはしゃぶしゃぶの食べ方、タレの説明。
でもその後は必然的に鍋奉行になってしまったため、
なかなか会話に集中できなかった。残念。


薄切り肉は残念ながらちょっと固め。
ドイツ肉でのしゃぶしゃぶはやっぱり無謀か。
ご夫婦は「おいしい」と言ってくれてたけど
これを「日本のしゃぶしゃぶ」と認識されるのはどうも不本意。
もうドイツ人に食べさせるのはやめよう。




そして日曜日。

今度はmichの会社つながりのドイツ人宅にお呼ばれ。
日本人6名、ドイツ人10名くらいのBBQパーティー。

ちょっとドイツ語を勉強してるけどまだまだ話せないと言ったら
「何を習ってるんだ?言ってみて」
「今何時?ドイツ語で言ってみて」
「この単語は何?」などとにわかドイツ語教室開講。
発音まで直され、学校より厳しいぞ。

でもそんな気さくに話しかけてくれる人達のおかげで
話に困ることもなく楽しいひと時を過ごせました。


英語よりドイツ語で話された方が理解できたことには
自分でもびっくり。
おおお、ドイツ脳になってきてるの!?



こうやって現地の人と接すると
だんだん喋ること自体に慣れてきました。
自分が喋れない、聞き取れないことはもうみんな承知。
だから「ん?わからなかった。もう一回」
「その単語はなんですか?」
そうやって聞き返すこともできるようになってきました。
やっぱり実際に会話することが一番の上達法なのね。



学校でもドイツ語ペラペラなクラスメイト達の輪に
今まではなかなか入っていけなかったけど
ちょっとだけ会話が成立するようになってきました。
ただしここでも「何それ?」連発。
もっと語彙を増やさなきゃ。




今週も別のドイツ人をおうちに招待する予定があります。
今度はタコ焼きパーティー。
果たしてドイツ人にタコ焼きは受け入れられるのか!?
そしてタコ焼きを(鰹節とか青海苔とか)どう説明すればいいのか!?
いろいろ不安はあるけれど、楽しみな私です。

ヴェルサイユの思い出

2009-04-19 23:42:58 | おでかけ:まち
パリに来たからには、やはりここにも行っておかないと。
城フリーク(?)としては気になるポイント、
ヴェルサイユ宮殿。




まぁぁ、すごい大きさ。
すごい人の数。
チケット売り場には長蛇の列。
ガイドブックに書いてあった「チケット買うのに3時間」も大げさじゃないかも。

すでに共通チケットを持っていた私達は入場口へ。
しかしそこにも列が。
最後尾がどこだかわからず、警備員にチケットを見せたら
「ここから入れ」とバッチリ横入り。


まずは宮殿見学。
中も豪華絢爛。




世界各国からきている観光客。
だけどみんな同じ様な場所で同じ様に写真を撮ってる。
その光景の方がなんだか興味深かったnahe。



ぐるっと宮殿を一回り。
外に出て今度はお庭を見学。


が、お庭に入るには別料金。
共通チケットは適用外。
マリーアントワネットの離宮に行くにも庭に入らねばならず。
うぅ、がめついぞ、ベルサイユ。


「お庭観に来たわけじゃないしねー」
「散歩ならドイツでたっぷりできるしねー」

ということで庭には入らず。
けちんぼ夫婦michnahe。



宮殿内から写真を撮っといてよかったよ。




こうしてヴェルサイユ宮殿見学終了。
所要時間1時間。


ガイドブックには「半日はかかります」なんて書いてありましたが、
1時間で終わっちゃいました。あははっ



果たしてこれでよかったんでしょうか?

Paris!!

2009-04-17 19:37:23 | おでかけ:まち


花の都、パリに行ってまいりました!
お天気にもまずまず恵まれ、お料理にもまずまず恵まれ
楽しい4日間の旅をしてきました。


パリってお洒落。
もうショーウインドーに飾られてる洋服がドイツと違うもの。
洗練されてるし、色やデザインも豊富。
歩いてる人もいろんな格好。
うちの街じゃみんなジーンズだよ・・・


パリって素敵。
都会なんだけど建物は昔ながらのものが多く、
窓の手すりだけ見てても飽きない景色。


パリって大きくて小さい。
ルーヴルとか市庁舎とかやたら大きくて豪勢。
なのに市街地のアパートなどはとっても狭そう。
緑があってゆったりした部分と
建物がギュウギュウ詰まった小さな路地がすぐ隣にあったりして
なんだか不思議な街。
もっと都市計画ちゃんとしようよ。


パリって薄味。
日本で食べていた「フランス料理」はソースこってり、しっかり味。
ところが今回食べた料理は、どれもあっさり素材の味。
たまたまだったのか、日本のが濃すぎるのか
それともドイツのコテコテ料理に味覚が毒されたのか!?


パリって怖い。
危険な目にあったわけではありません。
(スリ未遂には遭いましたが)
あのロータリー、どうやって合流してどうやって脱出するの?
停止線無視で横断歩道ギリ手前で止まる車。
そして信号無視でどんどん渡る歩行者。
明らかに車体より短いスペースに無理矢理駐車しようとして
前後の車にゴツゴツ当てて、それでも平気なドライバー。
あぁ怖い。ここでの運転は無理!!


パリって日本人多い。
どこに行ってもお見かけする日本人旅行客。
レストランには日本語メニューがおかれ
スタッフも片言の日本語を喋る。
・・・なんだかつまらんぞ。
訳のわからんメニューを眺め、勘で料理を選ぶ楽しさが味わえないではないか。
ドイツに来た頃は「日本語メニュー作ってくれ」なんて思ってたけど
もういらない。
日本語通じない方が楽しい。




パリっていいところ。
でももう行かないかな。
観たい所は全部観たもの。




ふりかえる

2009-04-09 21:57:21 | おうち
naheがドイツに来て半年がたちました。
この半年、あっと言う間。

この調子じゃ駐在任期3年なんて
すぐに過ぎてしまうのでしょう。

いいのか?これで。
もっといろいろしなければ。
もっと話せるようにならなければ。
なんだか気が焦ります。


しかしながらnaheの本来の役目は
michをサポートすること。
おいしいご飯を食べさせて
くつろげる家を作って
michの疲れを癒すこと。


ただ、この役目を果たすには
naheがドイツ生活を楽しまなければならないわけで
より楽しむためには
やっぱりもっといろんなことに挑戦したり
もっと話せるようにならないと。


こうしてさらに焦るのです。



でもドイツ生活、楽しんでます。
日本に帰りたいと思うのは買い物しているときだけ。
(100円ショップが恋しいのねぇ~)
まだまだいろんなものが目新しくて
旅行気分は抜けません。





旅行といえば明日から
パリにちょっくら行ってきます。
こちらは正真正銘本当の旅行。
せっかく覚え始めたドイツ語も通じない国、フランス。
ドイツの暮らしとはまた違う気分になるのかな?




イモムシバウム

2009-04-04 00:38:29 | おうち
4月になりました。
ここ数日はとてもいい天気。
本日の気温、27度。

3年前のこの時期、この街に
出張で来ていたmich、便乗で来ていたnahe。
その時の気温は3度くらい。

どっちが本来のドイツなんでしょうか???



今日もせっせとお庭の掃除。



芝生に生息する多数の芋虫。

というのは嘘で、庭に生えている木から落ちてくる種(?)。
松ぼっくりのようなもの。
でもどうしても芋虫に見えてしまうので
私、こいつを芋虫と名づけます。

この芋虫、なかなかデリケート。
箒で掃いて掃除したのだが
優しく扱わないとすぐに崩れる。
種と思われる粉が舞い散り
このままだと庭中にこの木が生えてしまいそうな恐れ。



まだまだ枝についている多数の芋虫。
これが全部落ちてくるのか。
うんざり・・・。


秋は落ち葉で悩まされ
春は芋虫に悩まされるとは。
全く手間のかかる木だよ。
なんでこんな木植えたんだい?大家さん。
庭は好きにしていいと言われてるから
いっそのこと伐採しちまおうか・・・。



でもこんな風に



芽が膨らんでるのを見ると
ちょっと楽しみに思ってしまうのであります。