トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

日本の心をドイツ人に伝える@京都

2010-12-05 11:07:02 | おでかけ:まち
京都観光は全てmichnaheプロデュース。
M,Nの要望も叶えつつ、特徴ある寺をいくつかチョイスしてみた。

その場所についてはmichが英語で説明する。
しかしM,Nは写真撮影する方が大事らしく
ちゃんと伝わったんだかどうだか・・・。




どの寺も紅葉が色づいてきた頃。
日本庭園はM,Nには魅力的に感じたらしい。
どこでも写真撮りまくり。

ドイツの木も一応黄色くなるので
(すぐ落葉するけど)
「ドイツでも人は紅葉狩りをするのか?」と聞いたところ
そんな習慣はないとのこと。
そんな人達にもこの秋の庭の美しさをわかってもらえて嬉しいわ。


だが



龍安寺の石庭は
「ただの石じゃん」

あんた、イマジネーションを働かせなさいよ
砂利が波のように見えてこないかい?
心を無にして感じなさいよ。
静けさの中にある動きをさ。

「侘び寂び」の世界を伝えるのは難しい。





だからこんな景色を見てmichnaheは
「うわぁ、まるで絵のようで綺麗」と感激を伝えるも
M,Nの反応は今ひとつ。
二条城でも「どうして家具が何もないんだ?」と言ってたし。




金閣寺は「有名な場所だから来てよかったけど他の寺の方が面白い」とのこと。
これにはnaheも激しく同意。
現にMは前日600枚も写真を撮ってるのに、ここでは20枚しか撮らなかった。
日本三大がっかり名所に入れてもいいんじゃなかろうか。
ものすごく外国人が来てたけど。




南禅寺や知恩院のダイナミックな寺の方が評判が良かった。
上に登りたそうな彼らを「たいした景色じゃないから」と適当にあしらって次へ進む。
だってここ登ったら30分は降りてこないよ。


どこも登らせないのも可哀相なので夕暮れの清水寺へ。




案の定、夜景撮影に勤しむ二人。
設定をいろいろ変えてどうのこうの相談しつつ。
まぁ、Nも写真好きでよかったよ。
これでまるっきり興味なかったらきっとMにイライラしてただろう。



正味2日間、京都観光をした二人の感想は
「とても美しい街だ。繁華街でも空気が綺麗。」とのこと。

空気が綺麗ってドイツの方が綺麗な気がするんだが・・・
ま、喜んでもらえたようなので良し。


こうして4人は東へと向かうのであった。