群馬大学 慢性看護学研究室ブログ

患者様や未病の方が、自分らしく生活できるよう研究・探求しています。糖尿病と慢性腎臓病透析予防外来も開設しています。

腎臓病教室について

2024-07-12 14:11:17 | 東日本腎不全研究会(旧 群馬県腎不全看護セミナー)

【東日本腎不全研究会 情報交換コーナー】
ここでは,東日本腎不全研究会の参加メンバー同士で行った情報交換の内容を紹介しています。

                   2024年6月20日 担当:せせらぎ病院 木村

Q: 当院では腎臓病教室を行っていないので、今後立ち上げるにあたり看護外来や腎臓病教室
などの具体的な開催方法を知りたい。

A病院:腎臓病教室は、年1回行っている。腎臓ケアe-ラーニング講座の一部を紹介している。https://plaza.umin.ac.jp/~jin/index.html

医師、看護師、栄養士が、30分くらい話をしている。

腎臓病看護専門外来はこれからやる予定で、電子カルテのシステムに名前の登録をして
いるところ。慢性腎臓病の透析予防指導管理料がとれるようになったので、看護師、管理
栄養士、医師の三者で行う。電子カルテのシステム作りと、スケジュール合わせが大変で
ある。eラーニングを活用し、項目が13あるので、13クールを1セットで行う予定。パソコ
ンを患者さんの前で展開して行うのは難しいので、紙資料を作成した。腎臓病教室につい
ては、年1回行っている。医師が治療や疾患のこと、栄養士が食事のこと、看護師が血圧
測定や日常生活での注意点を話している。20~30分ずつ。医師が患者さんに声を
かける。

B病院:CKD看護外来はないが、CKD教室を多職種(医師・看護師{HD・外来・病棟}・検
査・リハビリ・栄養・事務)のチームで年3~4回行っている。今年度は色々な内容が網羅
できるように、プログラムを作って提示していく予定。一度に20組、30名程度参加されて
いる。チラシを1~2カ月前に配布、外来や売店にポスターを掲示。通院していない人も参
加されることもある。


C病院:糖尿病教室をやっているので、1枠腎臓病も入れることを検討している。医師、管
理栄養士、看護師で行っているので、CKDのことを自分が担当出来たらと思っている。
多職種を巻き込むコツは?
加算がつくことを前面に押し出す。
医師にアピールして他部門へ指示してもらう。
病院として動かすことが出来るように働きかけてみる。
慢性腎臓病の透析予防指導管理料が新設されたので、皆さんの施設での実施状況を参考に
して、算定要件を満たせるよう腎臓病教室を開催していきたいと思います。


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