群馬大学 慢性看護学研究室ブログ

患者様や未病の方が、自分らしく生活できるよう研究・探求しています。糖尿病と慢性腎臓病透析予防外来も開設しています。

慢性疾患看護専門看護師(CNS)更新!

2022-12-30 16:31:43 | 研究室

群馬大学大学院保健学研究科 岡研究室修了生の木嶋千枝さんが,慢性疾患看護専門看護師の2回目の更新が承認されました。おめでとうございます!!

また,足からの健康を支えるコンサルタントナースとして事業も展開しています。

木嶋さん,頑張ってください!!

********** 以下,木嶋千枝さんより メッセージをいただいたので,掲載します **************************

 岡研究室CNSコース1期生として慢性疾患看護専門看護師(CNS)の認定を受けました木嶋千枝と申します。CNS認定後、先日2回目の更新を無事終えることができました。不安や迷い、試行錯誤の10年でしたが、岡美智代先生をはじめ研究室の皆様のお力添えのおかげで、今日まで継続することができたと感じます。感謝しかありません。ありがとうございました。

 岡研究室で過ごした博士前期課程の時間は、当時の自分の看護感とともに人生の大きなターニングポイントとなりました。CNSとして臨床で現場で実践を積みながらも広く国の政策や社会の流れを捉え活動を重ねる中で、『足』『靴』に関する予防的視点や診断に至らない足トラブルの放置の現状から適切な情報の不足、足を取り巻く社会連携の課題、相談の場と学ぶ場の不足を実感しました。そこで、2019年に足からの健康を支えるコンサルタントナースとして事業を始め(ナースファシリテーターAbeby)、2022年12月13日には活動の基盤となる足育サロン『足育実践フォーラムAbeby(アベビー)https://abeby.gifoot.net/home_footcare/ を渋川市に設立しました。足と慢性疾患看護CNSはどう繋がるのか疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。糖尿病をサブスペシャリティとして活動していたところ、いつどんなタイミングでフットケア教育をすべきだったのかと思い悩むことがしばしばありました。そして糖尿病患者さんを通して気づいたこと、それは靴の「履き方」はもちろん「足にフィットした感覚」も幼少期からの生活習慣だということでした。私は、足のトラブルは生活習慣病と私は考えています。いつまでの自分らしく過ごすためには、食育のように幼い頃からの「足育(あしいく)」が重要なのです。そのため、当サロンではファーストシューズの選び方から高齢者の転倒予防目的のケアや相談までお受けして足からの健康サポートを行っています。

 事業においては医師の指示はありませんが、気持ちは常に慢性疾患看護CNSとして「実践・教育・相談・調整・倫理調整・研究」の6役割を念頭に置き、お一人お一人の生活と人生をより良く紡ぐ一助となれたらと考えています。社会的活動や研究への取り組みも含めて、これからも岡研究室修了生として精力的に活動を続けていきます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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第26回日本統合医療学会学術大会LIVE配信の終了とオンデマンド配信のご案内

2022-12-27 11:05:08 | 統合医療・クアオルト

第26回日本統合医療学会学術大会のLIVE配信は終了いたしました。

大勢のご参加、誠にありがとうございました。

これから参加登録していただくことはできませんが、12月28日(水)~2023年1月28日(土)まで、オンデマンド配信を行います。

参加登録されている方は、どうぞご覧ください。

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ゼミ文献:2型糖尿病の成人のための書面による感情開示:プライマリケアの実現可能性調査

2022-12-26 20:56:37 | 研究室

<岡研究室 ゼミ紹介>
 毎週火曜日,19:40-21:10,大学院博士前期・後期課程のゼミをzoomで行っています。先日,こちらの文献紹介がありました。なお,ゼミはお試し参加でもokです。希望者は,お気軽にご連絡ください!!

<文献>

Written emotional disclosure for adults with Type 2 diabetes: a primary care feasibility study

2型糖尿病の成人のための書面による感情開示:プライマリケアの実現可能性調査

Dennick, Kathryn; Bridle, Chris; Sturt, Jackie. 

Primary Health Care Research & Development; Cambridge 巻 16, 号 2,  (Apr 2015): 179-187.

DOI:10.1017/S1463423614000188

  Journal Impact Factor ™  2021 1.792,5 年 1.947

◆要約

2型糖尿病患者41人をランダムに2群に分け、WED(Written emotional disclosure)の実現可能性を試行した。

実現可能性は、コンプライアンス、受容性、介入の忠実性を評価した。

介入の忠実性は確認されたが、受容性は不均一だった。

WEDの形式には更なる研究が必要だが、

WEDの実現可能性が示され、満たされていない治療ニーズが特定されたことから、

価値ある取り組みである可能性が示された。

 

(担当 佐藤)

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卒業研究発表会

2022-12-23 22:06:25 | 研究室

2022年12月21日 卒業研究発表会

 学部4年生の卒業研究発表会を行いました。

学生の皆さん,1年間ご苦労様でした。透析患者様に聞き書きをさせていただいたり,文献を調べたり,いろいろなことが発見できました。

わたしもとても勉強になりました。研究って楽しいですね。

ご苦労様でした!

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開発した尺度を用いた論文

2022-12-20 15:01:21 | 尺度について

岡が開発した尺度を用いた論文が,日本メディカルセンターの「臨床透析」Vol.38No.12:2022に掲載されました。尺度はこちらです。岡美智代、戸村成男、宗像恒次、土屋滋(1996)透析患者の食事管理の自己効力感尺度の開発、日本看護学会誌,5(1);40-48

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