群馬大学 慢性看護学研究室ブログ

患者様や未病の方が、自分らしく生活できるよう研究・探求しています。糖尿病と慢性腎臓病透析予防外来も開設しています。

市民公開講座

2013-11-28 13:53:00 | 東日本腎不全研究会(旧 群馬県腎不全看護セミナー)

 いよいよ、明後日は、群馬県腎不全看護セミナーが企画した市民公開講座の日です。何人くらい来てくださるのか、心配でたまりません。

 今のところ、日経新聞、上毛新聞(2回)、朝日新聞には、お知らせを掲載していただきました。また、高崎地域には新聞の折り込みチラシを4万5千部入れてもらいました。一人でも多くの方に、ご来場いただきたいと思っています!!

 

 今回の企画の特長は2点!

 透析患者さんの経験談が聞けること!

  当日ご登壇いただく患者さんの中には、原稿をきちんとまとめてくださり、既に準備をしてくださっている方もいます!!ご自分のお辛い体験をまとめてくださり、一人でも多くの方に伝えたいと、取り組んでくださっているということだけでも大感激で、うれし涙が出てきました~~。

 

 看護師による健康相談があること!

   じん臓病予防に関する取り組みは、講演会だけで終わることが多いのですが、今回は看護師が対面で食事や自己管理などについてご相談に乗ります。

 

 是非皆さんいらしてください(^_^)v

 

 ****  市民公開講座「知ることから始めよう!~あなたの大切な腎臓について~」  ****

1 プログラム

  14:0014:50 第一部 講演、シンポジウム

  講演     群馬大学医学部附属病院 腎臓リウマチ内科 准教授・医師 廣村桂樹

     「腎臓を守ろう!~糖尿病、高血圧にご用心~」

   シンポジウム 司会 群馬大学大学院保健学研究科 教授・看護師 岡美智代   シンポジスト 透析患者様3名

 「先輩患者さんから聞く、糖尿病と腎臓病の日常生活管理」

      14:5015:00 休憩

15:0016:00  第二部 看護師による健康相談・リラクセーションコーナー

          相談内容 食事、運動、服薬、自己管理

 

2 開催日時 20131130() 14:0016:00

3 会場   ビエント高崎 エクセルホール 高崎問屋町2-7  tel 027-361-8243 

4 事業の概要 市民の方への慢性腎臓病の予防と日常生活管理に関する情報提供

5 入場料   無料 (先着200名様。事前申し込み不要、当日会場にお越しください) 

6 共催   群馬県腎不全看護セミナー、中外製薬株式会社、

          群馬県医師会、群馬大学大学院保健学研究科

7 後援  群馬県慢性腎臓病対策協議会、群馬県看護協会、群馬県、高崎市、上毛新聞社、群馬テレビ


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The 3rd Asian Nephrology Nursing Symposium

2013-11-18 13:53:00 | 業績

 2013111617日開催のThe 3rd Asian Nephrology Nursing Symposiumで、以下5演題をポスター発表いたしました。

 

AP013 Foundation research on development of an attitude scale for dietary management of hemodialysis patients and reliability-validity verification of the scale

 

 Hiromi Onbe1 , MIchiyo Oka1 , Mikiko Shimada2 , Emiko Motegi1 , Yuji Motoi3 ,  Ayako Okabe4 , Isamu Sanaki5 , Saki Kuroda6

 1Gunma University,Graduate School of Health Sciences,2Hidaka Rehabilitation Hospital,3Tango Central Hospital,4Gunma University Hospital,5National Hospital Organization Kyoto Medical Center,6Gunma University,Faculty of Medicine

 

 

AP019 A Literature Review of computer-assisted instruction (CAI) for patients with chronic kidney disease

 

 Satsuki Takahashi1 , Michiyo Oka2 , Masaki Sato1 , Miwako Shimizu3 , Hiroko Joboshi4 

 1Gunma Prefectural College of Health Sciences,Japan,2 Gunma University,Graduate School of Health Sciences,Japan,3Takasaki University of Health and Welfare,Japan,4Gunma Paz College Faculty of Health Sciences,Japan

 


 

AP026  SSM-based approach by hemodialysis patients and nurses to revitalize patients' groups

 

 Yuji Motoi1, Michiyo Oka2 , Emiko Motegi2 Misako Kawashima3

  1Tango Central Hospital,Japan , 2Gunma University Medical School of Health Sciences,Japam3Ashikaga Junior College Department of NursingJapan

                                                                     



AP
027 Competence of nurses in hemodialysis treatment

 

 Hiroko Joboshi1, Mchiyo Oka2 , Misako Kawashima3 , Yuji Motoi4 , Haruko Shimayama5

  1Gunma Paz College, Faculty of Health Sciences, Japan, 2Gunma University, Graduate School of Health Sciences,Japan,3Ashikaga Junior College, School of Nursing, Japan,4 Tango Central Hospital, Japan, 5 Kiryu Kosei General Hospital, Japan

 

AP039 Update on the state Certified Nurse Specialists in Japan With focus on Nephrology Nursing

 

 Hiroko Ueki1, Michiyo Oka2

 1Aizawa Hospital, Japan,2 Gunma University, Graduate School of Health Sciences,Japan


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EASEプログラム®を活用した看護介入事例の発表

2013-11-17 11:27:00 | EASEプログラム®

  2013111617日に開催された、日本腎不全看護学会学術集会・アジア腎不全看護シンポジウムで、EASEプログラムを活用した看護介入事例3題の発表がありました。


JP-055
 体重増加不良患者へのEASEプログラムを使用した看護介入
 
○濱端 健次、佐藤 慎悟、阪口 圭志
 済生会和歌山病院 腎センター


JP-056
 体重管理困難な患者への援助の一例
    -初めてEASEプログラムを試みて-
 
○松本 紀子、赤沼さゆり、大徳 聖哲、柳場 悟
 白井聖仁会病院 透析室

 
JP-060 行動変容プログラム導入し自己効力が向上した水分制限不良患者への看護
 
○滝井 友美、柴田 裕子、柳 瑞枝、川瀬真紀子
 独立行政法人国立病院機構 京都医療センター

 みなさん、効果がみられたようで良かったです!!
  特に、検査データや体重に焦点を当てるのではなく、まずは患者様が人生で大切にしていることを聞くという「生活重要事の前景化」を行った方は、患者様の行動変容がうまくいったようです。 

また、引用文献として「岡美智代:援助のための方法. 中西睦子監修、安酸史子編著、成人看護学-慢性期. 東京;建帛社、2010: 54-72」を提示なさっており、EASEをよく勉強してくださっている方もいらっしゃいました。

EASEプログラム®」と商標登録の「®」をきちんとつけてくださった方もいらっしゃり、うれしかったです!!

EASEプログラムは、普段行っている食事日誌などの指導に生活重要事の前景化」となどを組み合わせたものです。是非、臨床でご活用ください。





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クアオルト研修報告 3

2013-11-04 10:33:00 | 統合医療・クアオルト

 

<クアオルト療法と看護>

 

1.Johannesbad http://www.johannesbad-therme.de/Seiten_Startseite.aspxの病棟には、イケメン男性看護師さん(写真参照→ncm_0168.jpgがいたのですが、「残念ながら、看護計画などは立てておらず、あまり主体的には取り組んでいない」と語っていました。Bad Ischlリハビリテーションセンター  http://www.ska-badischl.at/cont/index.php では、オレムの看護論を使い積極的に看護を行っているようでした。

2.ドイツの看護師の数ですが、100bedsあたりで病棟別に決まっています。たとえば、年金リハビリ施設の100bedsあたりの看護師数は、整形外科7人、循環器8.5人、がん病棟8.5人、Psychosomatik(心身医学) 8.5人、依存症(覚醒剤など)病棟6人などです。他の病院形態だと看護師数も異なります。


 3.Bad IschlリハビリテーションセンターのDr.Falkenbach院長が、「たとえ施設が整っていても、本人の意欲が高まらなければ意味が無い」というようなことをおっしゃっていましたが、行動変容には意欲が重要な要素であるという点では、どこでもユニバーサルだと感じました。今回は、まずは私にとっては、クアオルト入門研修だったため、行動変容支援に看護師がどのように関わっているかまで聞くことはできませんでした。しかし、単なるリゾートではなく、有病者に対する療養施設として、つまり医療としてクアオルトを展開する事が重要であることがわかりました!!

阿岸先生をはじめ、お世話になったみなさま、ありがとうございました。


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クアオルト研修報告 2

2013-11-01 10:27:00 | 統合医療・クアオルト

 

 

<クアオルト療法は医療と密接に関係している!!>

 

クアオルト療法には多くの種類がありますが、中でも、テラインクア(terrainkur:地形療法)は、森林などを歩く運動であり手軽に行える運動だと思いました。また、バルネオテラピ(balneotherapy:温泉療法)は、温泉の多い我が国にも適した療法です。訪問した健康保養地は医療と密接に関わっており、ドイツではテラインクアやバルネオテラピは、医療保健も適応されると言うことでした。研修では、クアオルト療法の中でも気候療法(地形療法)、坑道療法 http://www.gasteiner-heilstollen.com/ など、多彩な療養法を体験することができました。

  

医療との連携では、Bad Fussingの温泉では、ほとんどのホテルに病院やクリニックが併設されていました。訪問した、Johannesbad http://www.johannesbad-therme.de/Seiten_Startseite.aspx

では、病院が併設されており、整形外科病棟ははもちろんのこと、心療内科病棟もあるという充実ぶりでした。透析室もありましたよ!!一次予防にとどまらず疾病の進行を予防するという三次予防までしっかり行っていました。

 

ドイツ・オーストリアのクアオルトは、自然資源を生かした医療であり、楽しみながら健康向上を図る医療であることがわかりました。Penderは行動変容に関するHPMhealth promotion model)を提唱していますが、そのモデルには楽しさの要因にあげられています。クアオルト療法を患者さんに適応するときは、看護モデルでもあげられている、楽しさである「愉楽」に注目したいと思います!!

 

 


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