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群馬大学 慢性看護学研究室ブログ

患者様や未病の方が、自分らしく生活できるよう研究・探求しています。糖尿病と慢性腎臓病透析予防外来も開設しています。

EASE活用事例が掲載されました!

2018-05-26 15:35:00 | EASEプログラム®と「聞き書き」(じっくりEASE)
 北海道・市立室蘭総合病院で透析患者様にEASEプログラムを活用した例が、看護の科学社から出版されている、「看護実践の科学」6月号に掲載されました。

http://www.kango.co.jp/magazines/201806.html
内藤敦子、武藤希代美(2018)セルフケア困難な透析患者にEASEプログラムver.3を活用した看護支援 ―セルフケアのために何が必要か考える、看護実践の科学、43(6), 28-34

 EASE介入が上手くいき、4ヶ月間体重コントロールができたそうです。その後、また戻ってしまったようですが、どのプログラムも繰り返し実施することが大切ですね。
 でも、EASEプログラムで、生きがいについて伺ったところ、以下のように患者様が語って下さったそうです。

*** 以下、p32抜粋 ***
自ら「DWをできるなら以前の80kgまで戻せるよう頑張りたい」、「長生きしたい、1年でも…。健康を保って、歩けるということが生きがいですね。」などと語った。今まで医療者の指導、判断に治療を委ねていたA氏であったが自発的に自分の思いを述べてくれた。これは看護師がEASEプログラムをA氏と一緒に行うことによって、自分も治療に参加し、自分の希望をかなえていこうというA氏の前向きな気持ちを引き出させた結果だと考える。
****************

 EASEでは患者様の生きがいを伺うので、自分の思いを述べる良いきっかけになるのですね~~。なかなか、聞かれないと自分の思いを述べる事ってないですよね。問いかける事って大切ですね。



EASEっ子、誕生! その2

2018-05-23 01:43:00 | EASEプログラム®と「聞き書き」(じっくりEASE)
 EASEプログラムにより、無事、妊娠、出産した糖尿病患者のAさん。EASEのおかげで赤ちゃんができたので、女の子ならEASE子(イズ子)、男の子ならEASE男(イズ男)??なんて言っていましたが、さすがにそれは無しに。男の子でしたので、ご夫婦で考えたとても素敵な名前になりました。
 EASEプログラムでの支援を熱心に行った、糖尿病外来ナースのBさんと一緒に、baby誕生おめでとうのカードを書きました! EASEっ子、お誕生、おめでとう!!
(この記事はAさんとBさんの了承を得ています。)



EASEっ子、誕生! その1

2018-05-22 14:25:00 | EASEプログラム®と「聞き書き」(じっくりEASE)
 妊娠を希望していた糖尿病のAさん。5年くらいdietなど努力をしていましたが、なかなか上手くいかず・・・。2年前からEASE(イーズ)プログラムを糖尿病外来ナースBさんと一緒に開始!運動が習慣化されるようになりました。その結果、HbA1cが6%台に改善。無事、ご懐妊、そしてbaby誕生!となりました。
 EASEプログラムでは、生きがい連結法、セルフモニタリング法、行動強化法を活用しました。EASEプログラムを使って運動を継続できたAさんと、応援し続けた外来ナースのBさん、本当に頑張って良かったですね!! オーストラリアで買ってきた、カンガルー親子のぬいぐるみを出産祝いにお渡ししました!!「EASEってすごい!!」とナースのBさんは、連呼していました。
 Aさんは妊娠中に、「EASEで妊娠したから、この赤ちゃんはEASEっ子だね」なんて言いながら、お腹ポンポンしていました。
 EASE開発者としても、こんな風に実践活用していただき、ホント嬉しいです!!
(この記事の掲載には、患者様AさんとBナースの了承を得ています)



EASE初級研修@女子医科大学

2018-03-10 16:37:00 | EASEプログラム®と「聞き書き」(じっくりEASE)
 EASE初級研修を東京女子医科大学 認定看護師教育センター透析看護分野 14回生のみなさんが受講しました。すでに初級合格していたナースもいたので、そのナースはEASE介入事例を発表して下さいました。上級認定、合格です!!
 みなさん、おめでとうございます。

 今回の研修は、学生さんたちが勉強したい内容を計画するという統合学習としてのリクエストでした。リクエストしていただけてすっごく嬉しかったです!!

 上級合格したナースは、透析患者様への運動に関するEASE介入を報告してくれました。患者様に手書きのメッセージカードをお渡しするなど、心がこもった介入でした。また、その患者様はEASE介入をすることで「〇〇に行きたい」という、生きがいについて語ってくださったそうです。その生きがいは、普段接しているナースは知らなかったということでした。EASEではStep2で生きがいや大切にしていることを確認するようにしていますが、やっぱりそれって大切ですね。
 さらに、その患者様は介入当初はうつむき加減で歩く方だったのですが、介入が進むにつれ前を見て歩くようになられたそうです。上級合格ナースと一緒に実習を行っていたナースが追加報告してくださいました。第三者からの嬉しい目撃証言ですね!!

 受講生の皆さんは、目がきらきらしていてまぶしかったです!
 みなさん、ありがとうございました。認定試験、頑張ってくださいね。



EASE初級研修 母性看護学の方々

2018-02-22 04:17:00 | EASEプログラム®と「聞き書き」(じっくりEASE)
母性看護学の方々がEASE初級研修受講なさいました。みなさんEASE初級研修合格です!

 CNSや教員の方々でしたので、エキスパートの方ばかりです! 
 母性看護学領域では、心理面のケアが重視されてきているとのこと。ディスカッションも盛り上がりました。
 妊婦さんや褥婦さんの保健指導に生かしていただけると嬉しいです! (時間延長したため、お一人お帰りになりました。一緒にパチリできず、すみませんでした。)