インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

ドゥルガー女神のお祭り

2012-10-24 21:25:45 | カルチャー(祭)・アート・本
プジャといわれる大祭が21日からスタートしたが、最初の三日間はドゥルガー女神という悪を退治する勇ましい神様のお祭り、ドゥシェラーで、今日が最終日で、各地で悪魔のラヴァンを焼き討ちにする儀式が催された。

わが安宿ラブ&ライフも、お祭りシーズンの稼ぎ時で、満室だ。

当オディッシャ州では、旧州都のカタックがドゥシェラーでは有名で、タイタニックを象った天幕パンダルが設営された中に、華麗な女神様が祀られたようだ。
虎を踏みつけたスタイルが一般的で、金銀、豪奢な飾りでめくるめく仕様の高価な神様もいる。
各所に設けられたパンダルを訪れる参拝客の姿は絶えない。

五時前に日が沈むようになって、めっきり秋の気配だが、夕刻半月の美しい、浜に出た。六時には薄暗くなっており、月を愛でるにも悪くない。
茄子色の夜の緒が降りた海に、大波が弾けて、薄紺の空に弾ける。
上空に煌々と照る白い半月が墨色の波間に反映し、きらりとやいばのような閃光を発する。

短編小説は本日脱稿したが、明日から推敲だ。
会心の一作。
日の目を見ることを祈るばかりだ。

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