これがないと暮らしていけない、というほど活躍してくれているブルーレイレコーダーについて、簡単にレビューしてみたいと思います。ただしあくまで僕個人の感想的なものです。そんなに大したことをレビューできるわけではないところはご了承ねがいます。
なお、TOSHIBA機は未確認ですが、そのほかの機種はすべてスカパーチューナーのLAN録画機能に対応していますが、スカパーチューナーがSONYで、レコーダーがPanasonicの場合にはうまく録画できませんでしたので、現在はスカパーチューナーにPanasonicを使用しています。
SONY BDZ-RX100
・HDDは1TBで、機能的には可もなく不可もなく、特別特記する機能のない機種です。
・なぜか時々録画に失敗することがありました。
・DVD再生時には特にアップスケーリングはされないようです。
・番組予約時に録画先(使用するチューナー)の指定が必要なのがネックで、野球で録画開始時間がずれた時に、予約がバッティングして録画に失敗したことがありました。
・番組と番組の間にCMがない番組を両方予約する場合、チューナー1台での予約を行うと、最初の番組の最後の部分と、次の番組の頭の部分が切れます。そのため、Wチューナーで録画しようとすると、裏番組の予約ができなくなってしまう、ということが多々あったので、レコーダーを複数台使用するしか方法がなくなってしまいました。
・なお、SONY機全般にいえることですが、録画番組がかなり多くなった場合、一覧をひたすらさかのぼる必要があります。Panasonicのようにまとめ表示やページスクロールが欲しい気がします。
SONY BDZ-EX200
・HDDは2TB。
・BDやDVD再生時に画質を向上させる機能が追加されました。DVDのアップスケーリング機能も追加され、多少ではありますが、すっきりと見やすくなった、といった感じです。
・地デジ視聴にて若干画質の向上が見られました。
・あいかわらず予約先を指定する必要があります。
・この機種も時々録画が失敗したことがあります。
SONY BDZ-AX2000
・HDDは2TB。番組表がハイビジョンテレビ向けに高精細になりました。小さな文字でもくっきりと見やすく、すべての番組をもれなく一覧表示してくれるので、大変お気に入りです。
・DVD再生時のアップスケーリング機能をEX200から引き続きサポートしてます。地デジ視聴時の見やすさもEX200ゆずりです。
・予約に関しても毎週録画の機能が追加されました。が当方では何度か失敗してくれたため、この機能の使用を断念しました。
・やっと録画先指定がなくなりました。
・この機種もなぞの録画失敗がありました。SONYは録画失敗することがある、ということが判明したため、これ以降SONYのレコーダーを使用しないことにしました。
Panasonic DMR-BWT3000
・HDDは2TBです。どのチューナーを使用して録画するかは自動で判断してくれますので指定は不要です。
・ブルーレイ3Dに対応しています。また、BDメディアへの書き込み速度も、SONYのEX200より数段早いと思います。
・DVD再生時のアップスケーリングがかなりお気に入りです。現在でもDVDを見る場合にはPanasonicのレコーダーを優先的に使用しています。
・毎週録画が素晴らしいです。予定番組が放送されない場合でもとりあえず時間指定で録画してくれますし、2時間スペシャルに変更になってもちゃんと録画してくれます。連続ドラマなどが終了した場合に通知してくれますが、ほっとくと次の連続ドラマまできちんと録画してくれますので、この機能もナイスです。
・この機種にしてもっともよかったのが録画失敗がなくなったことです。番組表はみにくく、一部番組が隠れて表示されるので、うっかり取りこぼしてしまったことがありましたが、予約した番組はきっちり録画してくれるので、良しとします。
・これはPanasonicの全ての機種に言えることですが、筐体がたいへんコンパクトで、テレビラックにも楽々入ってくれる大きさです。
Panasonic DMR-BWT3100
・基本的にDMR-BWT3000と同等です。BD-XL対応のみの機能追加なのかもしれません。
Panasonic DMR-BWT2100-K
・HDDが1TBで、画質がBWT3100より劣るようですが、まったく違いがわかりません。
・スカパー録画専用機ですので、HDDが1TBでも全く問題ないです。
Panasonic DMR-BZT900
・これを待ってました。HDDは3TBになり、トリプルチューナー搭載でスカパーのLAN録画を含め、最大4番組同時録画が可能です。
・なにしろ我が家では録画番組が多く、スカパー専用機を除き常時3台のレコーダーでの録画を行ってましたが、この機種2台で全てまかなうことができるようになりました。
・再生クオリティもアップしているようですが、やはり僕には違いがわかりませんが、DVDのアップスケーリング機能はやはりお気に入りです。
TOSHIBA RD-BZ800
・CELL REGZAで録画した番組をLAN経由でBDに録画するためにのみ使用してます。HDDは1TBです。
・購入してしばらくの間は起動するとエラーが頻発して起動すらできないことが多々ありましたが、何度かソフトのアップデートを行うとエラーが出なくなりました。
・起動が大変遅く、機能的にもPanasonicやSONYとは比較すらできません。
・録画番組が見にくいことこの上ないです。いつ録画した番組なのか一覧から読み取ることができません。
総評として、日常時の使い勝手はPanasonicの圧勝という感じです。番組表がハイビジョン対応されていない部分が気になるのみです。特に気に入ったのが、同じ部屋に何台もレコーダーが置いてあるのですが、SONYのレコーダーだと1つのリモコンで全てのレコーダーの電源が入ってしまうのに対して、Panasonicのレコーダーは個々のリモコンとペアリングがしてあるかのごとく、全く干渉せずに使用できる、というところです。もちろんSONYもリモコンモードを変更することで対応はできますが、SONYのブルーレイプレーヤーを置いたところ、レコーダーの1台と競合してしまいました。
ともあれレコーダーをどこのメーカーにしようか迷っている人にはPanasonicをおすすめします。特に最新モデルであるDMR-BZT900などは重宝すること請け合いです。
以下は設置風景です。
上から、SONY BDZ-AX2000, TOSHIBA RD-BZ800, SONY BDZ-RX100, CELL REGZAのチューナーです。
上から、SONY BDZ-EX200×2, Panasonic DMR-BWT2100-K, SONY BDZ-AX2000