HonuのMacDogMusic部屋

Macと愛犬と音楽を連れづれに

土曜丑の日、Babymetal三昧でチャージ

2015年07月26日 | 音楽

 先週本場のメタル誌Metal Hammerの表紙を飾り即完売とか。オールドロックやメタルファンが支持する一方、メタルエリートには反発もあるようです。彼らには、トップ役者が表紙を飾る歌舞伎情報誌「演劇界」にCanon EOS Kissとか、「きょうの料理」に丸ごとブロッコリーツリー平野レミ登場に見えるのでしょうか?

 

 デビュー盤と武道館Liveを購入してみました。前者はドイツ盤でDragonforceの参加のROR、VideoClip、カタカナ歌詞付(^^。帯にはWorldwide Phenomenon! 武道館LiveはLoudness warのTed Jensenがマスタリングしただけあって音圧がもの凄いです。


 そして、とうとうLondon公演のBlur-ayも到着。メタル・ルネサンスのストーリー展開に多種多様な観客の熱狂振りが痛快です。オケは同期ものですが、まごうことなきLive Band! Liveの凄さが口コミとネットで広まったと言うのも納得。


 外国語曲を受付けない欧米人に日本語歌詞ですから、新しいサウンドとして受けいれられているわけです。イジメ、ダメ、ゼッタイのメッセージ性も評価されており、デスメタル、メロスピ、EDM、レゲエ、ラップ、歌舞伎や狂言ぽいところとかちょっと演劇的。この千変万化とフレッシュさは、まるでお寿司のようで、神バンドは日本酒とすると、違和感が快感に変わる日本食ブームと同じです!

 Vocalの高音域から7弦ギター・ローチューニング、ツーバスDsの重低音まで帯域が広いので、目と耳からエネルギーが脳内隅々まで充填されました。このBand、次は人類をどこへ連れて行ってくれるのでしょうか。Only The FOX GOD Knows...


地球温暖化の一因か!? BABYMETAL現象&症候群…

2015年07月18日 | 音楽

 録画したままだったNHKの特番 「BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~」とうとう見ちゃいました。ロンドンのO2アカデミー・ブリクストンでのライブでのコアなメタラーの熱狂ぶりにメタルとアイドルの融合?という違和感がすっ飛んでしまいました。

これほど世界を熱狂させていたとは・・その後、UKメタルの祭典ソニスフィア・フェスはじめ2度の世界ツアー。Lady Gagaのオープニングアクト、 Dragonforceとの共演し、今後もサマソニ、オズ・フェスト、(1982年嘲笑を驚嘆に変えたBowWow以来の)レディング・フェスではMetallicaと同日メインステージ確定・・驚天動地の大事件です。

少女トリオ+バックバンドという構成ですが、フロント3人は均等ではなく年長リードヴォーカル+ダンサー合いの手ガールズ・・Vocal掛け合いはPlease Mr.Postmanなど伝統ですね。

バックは、アイドルがメタルをつまみ食いしてみましたというお手軽なモノではなく、辣腕ミュージシャンを選りすぐり神バンドと称されるライブバンド。何とギターは、サークルピッキング大村、虎の穴藤岡コンビでした!GIT師弟コンビPaul GilbertとBruce BouilletあるいはJason BeckerとMarty Friedmanを彷彿とさせます。

イメージで言うと、Children Of Bodom・Slipkont + Connie Talbot + Taylor Swift + krillex。昭和の日本だと、Loudness + 堀江美都子・JITTERIN'JINN + ピンクレディー + YMOでしょうか。

暗黒、背徳のデスメタル界にハッピー・モッシュピットを現出させる3人とバンドとの絶妙のバランスと多彩な仕掛けの有機的展開とエネルギーはもの凄いです。体操やフィギュアスケートなど幼年成熟期特有のマジカルパワーと美しさを感じさせる彼女らの歌唱力とパフォーマンスは、賞味期間限定かも知れませんが、羽化しつつさらなる輝きを増しています。

秋本氏・電通仕掛けのメディア合体、オマケ商法ではなく、海外進出を先行させたプロジェクト戦略で国内では局地的ですが、ビルボードWorld部門1位を獲得しました。思えば、ザ・ピーナッツ、Loudness、BowWow、YMO、少年ナイフ、パフィー、Polysics、X-Japan、聖飢魔II、Perfume・・・海外進出先達のカバレッジを軽々と超えました。次作と展開次第では、坂本九(総合チャート1位)を凌駕する可能性を秘めていますね。

ともあれ、メタラーでもドルオタでもない私のiTunesリストのB.B.KingとBeatlesの間隙にBABYMETALが鎮座したのは、猛暑で溶融朦朧となった脳内の蜃気楼ではないことは確かなようDeath!

su-metalがSee You!と叫んで退場する時にきりっと見得を切り、観客がOne more Song,One more song…というシーンにジーンときますね。大英帝国もきつねさまにひれ伏した瞬間!(^^;

 

NYCもオニさんこちら・・
神バンドのソロ回しもすごい!

P.S.
BABYMETALご一行様、ぜひ白河「きつねうち温泉」(メタル的には、狐憑き温泉の方がキャッチーなんですけどね)に骨休みにお越しくださ~いヽ(^0^)ノ

 

YESの立憲君主Chris Squire氏が死去

2015年07月02日 | 音楽

 ProgRock4大バンドひとつYESを創始期から中核として支えてきたベーシストChris。あのリッケンバッカー4001のアグレッシブな音色とフレーズ、Lead VocalのJohnに劣らないコーラスがもう聴けなくなりました。

昨年までツアーを行って華麗なステップを見せていたのですが・・プログレと恐竜の進化に類似性がありますが、強靱巨大化したChrisよりむしろ早くから仙人化したHowe師匠の方が健康的なのかも知れません。

YESというと、妹が借りてきた「こわれもの」を何気なく聴いて、怒濤のように押し寄せる5人の演奏とハーモニーに驚かされました。しかしこれは、Rick Wakemanが加入したばかりの序章に過ぎず、次作「危機」ではイントロのベースから腰を抜かしました。

彼らの音楽はいつもポジティブな気分にさせてくれました。毎年元旦には正座して危機を聴いて、新年の決意を新たにしたものです。
R.I.P. Fish