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HonuのMacDogMusic部屋

Macと愛犬と音楽を連れづれに

YES feat.ARW@Bunkamura オーチャードホール 2017/4/18

2017年04月24日 | Live

美術館疲労と折からの強雨により定刻入場が危ぶまれましたが、何とか たどり着き鑑賞できました。
中心メンバ−2人+1人がおりながらYESを名乗れなかったARWですが、プログレ南北朝YESが4/7ロック殿堂入りしNYでリユニオンし2曲演奏したことから、晴れてYES featuring Jon Anderson, Trevor Rabin, Rick Wakemanと改名しての来日です。リックは5回加入&脱退〜カレー事件あり(笑)

オーチャードホール
 世界3大ホールと同じ構造というだけあってYESにふさわしいクラシカルな会場。開演前のBGMに和風の雅びなシンセ曲が流れていました。和服の女性客もいて竹林亭状態 (笑)

バベルの塔を超えて
 「こわれもの」以来のフォロワーとしては登場から早くもウルウルしてしまいましたが、ジョンの不死鳥のような天使の歌声と手を合わせ「美しい」と語るMCで会場は荘厳な天主堂に。まさにAnd You and I・・バベルの塔で分裂させられた人類が一つとなる空間でした。
 とはいえ宗教団体ではありませんのでユーモアもたっぷり。「君たちが生まれる前から歌っている」と言って披露したのは童謡「ゾウさん」(笑)ポール風ですね。リックのたけし風あぶないMCは殿堂入りステージで炸裂したためか封印されていました(^^*;;

待ちに待った瞬間。クリス亡き後、今度はハウ師匠、ビルにもいてほしい。*実はアンコールのRoundaboutです。

Yessong派と90125派
 私は前者なのですが、ラビン加入でPOPというかTOTOぽくなった後者の曲も本人のプレイで改めて見直しました。ただ予習してきたAnd You and Iのハウ師匠のギター・フレーズがざっくり省略されたのにはがっくり。観応の擾乱のような両雄は並び立たずのようですが、今度はリユニオンでの来日と輝きを期待します。

ぴろぴろでなくオルタネイトピッキングの早弾きで埋め尽くすラビンとリズミカルなジョンの息もピッタリ!ジョンが手拍子を要求して、観客が変拍子でついていけなくなるのはお約束!?


ケープをまとったWizard on keyboards.ホグワーツから降臨!
ソロプレイ用Mini MOOGの両ウイングに、KORG KRONOS,Roland Fantomツートップの布陣!多分YAMAHA MONTAGE,Digital Mellotronもあったはず。
もはや音色をメモリできなかった時代ではないのですが、シンセ類の楽器としての特性、何より元祖マルチキーボディストとして編み出したコンビネーション・プレイのためのキーボード要塞なのですね。
Rhythm Of Loveではラビンかと思いきや、リックがギター音色のモーグで弾きまくりしたのには驚き@@/

The Meeting:ジョンとリックのデュオ演奏。2人でアルバム作成しツアーもしてますし、とても心温まるプレイでした。ライブアルバムではShe Loves Youを即興で挟んでましたね。

リックは終曲ロンリーハートでキーボード城から飛び出し、ショルキーを下げてプレイ。中間部ではジョンがSunshine of Your Loveをサービス!

プロレスラーの入場!?
 ショルダーシンセRoland AXも小ぶりのYAMAHA KX5に見えてしまう191cm巨象のような体躯をゆったりとクネらせながらラビンと共に客席を練り歩きました。じっと身を固めて聴いていた観客は総立ちになり大歓声の渦!

客層は仕事帰りのスーツ姿の方が多く、クラシックコンサートというか株主総会のようで(笑)皆さん、一音も聞き逃さないという感じでじっくり聴き込んでいました。PA卓で創られる音場は完璧・・・PAなしで聴いてみたい気もします。 



サポートメンバー

 ドラムのルイ・モリノIIIはRay Cooperのような風貌で、確実なドラミングばかりでなくコミカルな仕草もしたり、ハーモニーにも参加する多彩な達人でした。
 ベースはナントあのIt Bitesに在籍したLee Pomeroy。コーラスもOK!。ベースはリッケンですが音色は控えめでバックに徹していましたが、「燃える朝焼け」の時だけ前に出てクリス流ゴリゴリぶいぶいベースは再現してくれました。


悟りの境地
 華麗なピアノイントロから始まる「危機」系大作はハーモニーも分厚く完璧で聴き応えがありました。中間部のオルガンソロは、レコーディングではリックが電話で演奏を聞きながら大聖堂でパイプオルガンを録音したそうです。シンセで代用されましたが、次回は福島音楽堂で奏でてください。Roundaboutのソロは小関先生のハモンドオルガンで・・

 


“Trick & Treat” Ringo Starr And His All Starr Band2016 at NHK Hall

2016年10月31日 | Live

 ハロウィーンで大盛り上がりの渋谷交差点をよそにリンゴ一座のライブ。
ぼちぼちいこかとチケットを見て愕然!開演時間を1時間勘違いという大失態!猛烈ダッシュしたが、時すでに遅し6曲目ロザーナ終盤に・・。

 汗だくになりながら何とか周回遅れを取り戻し、恒例の天井席にてご尊顔を拝しました。
とはいえ武道館のようにスクリーンはなく本当に豆粒状態、一瞬黒い衣装が紋付に見え歌丸師匠のお囃子の太鼓に見える始末。
それでも心の拡大鏡を一杯に開き耳をそばだてると、くっきり!
あの首振り、叩きつけるスティックさばき、オンリーワンの歌声&グルーブ、
欽ちゃん風ステップ、MC・・つぶさに見届けました。

 それにしても演奏を担うプログレからハードロックに至る選りすぐりの超一流メンバー達!毎回Mark Farner からGreg Lake、john entwistleに至る違うメンバーを集め、バンドとしての一体感を持たせるなんてリンゴにしかできませんね。

 ギターを取っ替え引っ替え流麗に弾きまくるLukather(G・Vo)、ぴょんぴょん跳ねる回る全能の人Todd(G・Vo)、まるでStingなRichard Page(B・Vo)、ラテン・フレーバー満載のGregg Rolie(Key・Vo)、オールマイティなGregg Bissonette(Dr)、Kansasから才人Warren Ham(Per,Sax,Key)。それぞれの持ち歌でのオリジナル以上にダイナミックで分厚い演奏&ハーモニーに大満足でした。願わくばBeatlesナンバーも演ってほしかったですが・・。

 私などは、明日への願いIt Don't Come Easy (遅れて聴けませんでした)や思い出のPhotographには、そこに宿るジョージの厚い友情を感じて目頭が熱くなりますが、その最たる「蛸庭」は披露されませんでした。次回の楽しみに取っておきましょう! 

それでは皆さんHappy Halloween!

<何とも絵になるリンゴ一座・・心眼モード>

<Don't Pass Me By でピアノを披露するRingo>

<和気藹々、Love &Peace!>

 <終演後、メンバー揃いぶみ。座長は終曲Give Peace a Chanceに送られて、スタコラさっさと舞台を降りています・・>

<天井席からずっと...肉眼モード>


クイーン+アダム・ランバート LIVE IN TOKYO 2016.9.21

2016年09月22日 | Live

 今年はフレディ・マーキュリー生誕70年で没後25年の記念すべき年ですが、小惑星にその名が冠されとうとう星になりました。そして31年ぶりの日本武道館公演、フレディに一番近い席(天井席)で観劇してきました。

※ビートルズのように台風と共にやってきた!左下のブライアンかつらの方、色が違うと思ったら正解でした(笑)

※ゲートイン準備完了!しかし、このポチョムキンの階段状態で30分待ち...誰かモノマネパフォーマンスやらないかと期待したのですが。
 

※開演前、天国に一番近いS席から...なぜかBGMがMoney(Pink Floyd)と言い得て妙なり。。

 もはやオリジナルメンバーは2人となりましたが、今なお衰えを知らない円熟のブライアンとロジャー、そしてフレディの代役アダム・ランバート、(ギルモア・フロイドのように重厚化した)サポートメンバー・コーラス隊の素晴らしいパフォーマンスに酔いしれました。

 ブライアンは、日本語を交え涙ぐみながらフレディへの想いを語り、Love Of My Life〜Teo Torriatte を歌う。途中でフレディの映像とデュエット〜まるでフレディが降臨したかのようでした。
 セルフィー・スティックで観客席を映すお茶目なパフォーマンスも披露。日本の偉大な発明だ〜と言ってましたが自撮り棒を振り回す様は、フレディの短いマイクスタンドでのパフォーマンスを思い出しました。そして、お待ちかねギターソロ・コーナーでは、宇宙空間映像の中心で壮大なギターオーケストラを繰り広げました。


 ドラムソロでは、サポートドラム奏者が中央にセットされ、花道に陣取るロジャーと堂々のバトルを繰り広げました。誰やねん?ルーファス・テイラー!と紹介され納得。

 アダムは、キラークィーンでフレディのコスチュームをまとい椅子を使ったゴージャスなパフォーマンス、観客とのスキャットのやり取りもフレディを彷彿!


 観客はさすがに女性率が高かったですが、踊りくねり歓声をあげる人達の片隅で涙ぐみ合掌するご婦人の姿にもらい泣きしてしまいました。今年はえも言われぬ趣のある秋のお彼岸になりました。

 手をとり合って このまま行こう

 愛する人よ  静かな宵に
 光を灯し いとしき教えを抱き

やはり最後はこの曲で...
 We are the champions,my friends
 And we’ll keep on fighting till the end


与えられた名誉を投棄した二人

2016年06月05日 | Live

 モハメド・アリは、レストランで受けた人種差別に抗議して、ローマオリンピックの金メダルを川に投げ捨てた。ジョンは、イギリスのナイジェリア/ビアフラ内戦への関与、ベトナム戦争におけるアメリカへの支援、コールド・ターキーがチャートを下降していることに反対し、MBE勲章を返還した。



 以後二人は、揺るぎない投企的存在として、所与の世界観を相手に戦い続けました。 アリ氏のご冥福をお祈りします。
「想像力のないものは翼を持てない」 M.アリ


ビートルズが、ノックアウトされたのは、この人とウクライナ娘とだけ! 


The Foresail 13th anniversary Gig 2016_05_21

2016年05月25日 | Live

 東日本大震災でお世話になった熊本の皆さんへの支援の輪を広げようと!と多彩なゲストを交えてThe Foresailのビートルズを3時間。楽しくも心あたたまるライブでした。
 ビートルズも好きなクラシック・ピアニスターさん(奥様は急遽,熊本県派遣となり現地で応援)と共に鑑賞し色々と教わりましたが、帰りの電車ではロック校長さんとばったり出会い、しばしロック談義。ビートルズのえにしは果てしなく尽きることがありません。

 第1部はGenkyさん主旨表明とそれにちなむ曲を中心に展開、第2部ではアルバムLet It Beほぼ再現、第3部からアンコールまではヒートアップするロックンロール系。最後はHey Judeで大団円...ありがとうございました。

 Noway man,Toys,Black Peppers,Yukaとオムライス,宇都宮の重鎮ドラマーさんたちとが1曲ずつ参加したセッションの生み出すケミストリーも素晴らしかったです。

東京からの助っ人ジョン。降臨演奏と佇まいに感服です。ビートルズはNoryさんカラ!始まったんですね。

 13回期。バンド歴程で本家を超えました。

The long & Winding Road.
13年の歩みを嚙みしめるように...

 謝罪会見ではありません、正調ビートリーなお辞儀です。いつもラブリーな人気者 Ringo きっちゃんには、ひときわ熱い歓声が飛んでいました。それを避けるため変わった会釈となった模様!?