録画したままだったNHKの特番 「BABYMETAL現象~世界が熱狂する理由~」とうとう見ちゃいました。ロンドンのO2アカデミー・ブリクストンでのライブでのコアなメタラーの熱狂ぶりにメタルとアイドルの融合?という違和感がすっ飛んでしまいました。
これほど世界を熱狂させていたとは・・その後、UKメタルの祭典ソニスフィア・フェスはじめ2度の世界ツアー。Lady Gagaのオープニングアクト、 Dragonforceとの共演し、今後もサマソニ、オズ・フェスト、(1982年嘲笑を驚嘆に変えたBowWow以来の)レディング・フェスではMetallicaと同日メインステージ確定・・驚天動地の大事件です。
少女トリオ+バックバンドという構成ですが、フロント3人は均等ではなく年長リードヴォーカル+ダンサー合いの手ガールズ・・Vocal掛け合いはPlease Mr.Postmanなど伝統ですね。
バックは、アイドルがメタルをつまみ食いしてみましたというお手軽なモノではなく、辣腕ミュージシャンを選りすぐり神バンドと称されるライブバンド。何とギターは、サークルピッキング大村、虎の穴藤岡コンビでした!GIT師弟コンビPaul GilbertとBruce BouilletあるいはJason BeckerとMarty Friedmanを彷彿とさせます。
イメージで言うと、Children Of Bodom・Slipkont + Connie Talbot + Taylor Swift + krillex。昭和の日本だと、Loudness + 堀江美都子・JITTERIN'JINN + ピンクレディー + YMOでしょうか。
暗黒、背徳のデスメタル界にハッピー・モッシュピットを現出させる3人とバンドとの絶妙のバランスと多彩な仕掛けの有機的展開とエネルギーはもの凄いです。体操やフィギュアスケートなど幼年成熟期特有のマジカルパワーと美しさを感じさせる彼女らの歌唱力とパフォーマンスは、賞味期間限定かも知れませんが、羽化しつつさらなる輝きを増しています。
秋本氏・電通仕掛けのメディア合体、オマケ商法ではなく、海外進出を先行させたプロジェクト戦略で国内では局地的ですが、ビルボードWorld部門1位を獲得しました。思えば、ザ・ピーナッツ、Loudness、BowWow、YMO、少年ナイフ、パフィー、Polysics、X-Japan、聖飢魔II、Perfume・・・海外進出先達のカバレッジを軽々と超えました。次作と展開次第では、坂本九(総合チャート1位)を凌駕する可能性を秘めていますね。
ともあれ、メタラーでもドルオタでもない私のiTunesリストのB.B.KingとBeatlesの間隙にBABYMETALが鎮座したのは、猛暑で溶融朦朧となった脳内の蜃気楼ではないことは確かなようDeath!
su-metalがSee You!と叫んで退場する時にきりっと見得を切り、観客がOne more Song,One more song…というシーンにジーンときますね。大英帝国もきつねさまにひれ伏した瞬間!(^^;
NYCもオニさんこちら・・
神バンドのソロ回しもすごい!
P.S.
BABYMETALご一行様、ぜひ白河「きつねうち温泉」(メタル的には、狐憑き温泉の方がキャッチーなんですけどね)に骨休みにお越しくださ~いヽ(^0^)ノ