ありがとう、さようならSnow Leopard（雪豹）

　ダーウィンが来た「大追跡！幻のユキヒョウ」を観ました。「大蛇のような尻尾じゃった！10mもジャンプした！すべてを知り尽くした雪山の王者だ…」（目撃者談）

　標高4000mで零下30度にもなるアルタイ山脈に棲息する絶滅危惧種ユキヒョウ。MacOSX10.6のコードネームでもあり、最もパフォーマンスと安定性に優れた名OSでした。2009年以来月日を経ても数あるアプリの必要OSがこれ以降とされたことが物語っています。

　しかしながら、基本的なWebブラウザ、アンチウイルスソフト等が対応を打ち切りました。小生もやむなくOSX10.11.3エルカピタンに移行せざるを得ませんでした。誠に申し訳なく、TVの逞しい親子の姿も涙なくして観られませんでした。たとえMac上では死に絶えても、この惑星では君臨してほしい、いつまでも(´⌒｀。)

 

（補足）更なる進化のためとはいえ、ソフト遺産がなし崩しに絶滅していくのは人間による自然淘汰のようで、辛いことです。10.6Snow Leopardの秀逸さは、大量絶滅したPowePC時代のソフトを動かせるRosetta環境があったことです。草原で惰眠を貪る百獣の王10.7Lionも敵いません。苛酷な氷河の上を歩く雪豹だからこそですね。VMware Fusion、Parallelsなどの仮想環境で甦らせることが出来るようですが・・ジュラシックパークみたいに。

 

★R.I.P. Starman...David Bowie

1970年代中期 折からのGlam Rock旋風の襲来～電気の武者Metal Guruと出火吐暴威RobeをまとったStarman の艶姿を遠巻きに見ていましたが、Space Oddity,Lady Grinning Soul,Five Years,Changes,Jean Genie,そしてZiggy Stardust・・・地球に落ちてきた男に完敗～乾杯しました。

 

映像では、
・ZIGGY STARDUST and the SPIDERS from MARS Live at the Hammersmith Odeon 1973
・幼児の甥に赤ちゃんの出てくるの見せてとせがまれて繰り返し観た「ラビリンス/魔王の迷宮」
義兄とのくびきを投影したような「戦場のメリークリスマス」
・本でしか見てないですが、映画のような見世物にせずジョン・メリックの心の美しさを表現したらしいブロードウエイ版「エレファントマン」

Space Oddityは会津若松神明通りで英国人A氏と酔っ払いながら歌いました。後でFlaming Lips "Yoshimi Battles the Pink Robots"と"Salamander Sing-Song"と題した友人が選曲した難解なCDを頂戴しました。

 

 解体版Space Oddity（アポロ11号の月面着陸40周年記念盤）を聴きながら、Starmanから贈られたまばゆいばかりの名曲とパフォーマンスに深甚より感謝し、ご冥福をお祈りしたいと思います。