ジョージが旅立ってから今日で16年になります。類まれな才能に恵まれたジョンとポールに対し、控えめな努力家のジョージ、ビートルズ終期~独立期に才能を開花させましたが、年下の後輩という位置関係は終生変わることはなかったのでしょう。
しかし偉大な先輩より幅広く交流を広げ、社会のありようや人の生き方に対する真摯な態度とそこから生み出された作品は最期のアルバムまで変わることはありませんでした。映画館でコンサート・フォー・バングラディシュを観た時の感慨が甦ってきます。
我々ファンにとっては親族のように身近な存在でしたが、クラプトンやディランなど数多くのミュージシャン、さらにはパイソンズやF1レーサーなどからも慕われていました。ジョージの切れのあるユーモアと温かい笑顔はHere Comes The Sunであり、ヒンドゥーのハリ(苦しみを取り去ってくれる者)そのものでした。
映画を見た友人とジョージとピートのように演奏しようと話してからかなりの年月が経ちましたが、拙いながらもカバーしてみました。この曲に合わせてジョージの写真を選択しているうちに涙腺決壊。。その存在と影響力の深大さに改めて感謝し哀悼の意を捧げたいと思います。ハリオーム ジョージ…