ビートルズマニアで辣腕の森川事務所社長が、事前にテープを送って実力を認めてのご対面らしいですが、希有な体験をしたまさよしさんの上気振りと御前演奏には、羨望かつご同慶の至りであります。
通訳さんも舞い上がっていたのか、せっかくのポールの思いやりのジョークが空振りしていますが、その代わりダイレクトな会話になって、How old were you?から面白いことになっています。
ポールの気さくさに改めて乾杯です!
1985年、GeorgeとRingoもE.C.やDave Edmundsとともに、憧れのCarl Perkinsと共演していますが、みんな童心に帰って、生き生きと楽しそうに演奏しています。
Your True LoveはGet back sessionで演奏されてましたが、こちらの方がBeatlesしてますね・・(^^;
ライブ全編
巷の喧噪をよそに、ポールロス症候群の醒めやらぬGW、未だに余韻にひたっておりますが、今回の公演を振り返ってみると、ドームより小ぶりでステージの近い武道館では、チケットが高額なこともあり、コアなファン、特に49年振りに集う かつての少年少女の方々が数多くおられ、観客との一体感が格別であったと聞きます。
その後のソウルでのスタジアム・ライブでは、軍事政権下でBeatles体験のある年配者が少ないため? 若者が中心で、Hey JudeのNANANAでアンコールを求めるなど別の意味で熱狂の渦となった模様です。
さて、ポールにとってのポール、私たちのようにメロメロになってしまうミュージシャンといえば、「もしも彼がいなかったら、ビートルズは存在しなかった」と言い切るキング・オブ・ロカビリーことCarl Perkinsでしょうか。
Beatlesがカバーしたのは、Matchbox,Honey Don't,Everybody's Trying to Be My Babyの3曲でRingoとGeorgeがヴォーカルですが、JOHNはPlastic Ono Bandやソロアルバムで、PaulもClapton,Robbie Robertsonとともに、Blue Suede Shoesをカバーしています。(Live@BBCでは、Sure to Fall,Glad All Over,Lend Me Your Combもカバー)
Tug of WarのGet Itで、とうとう共演を果たしましたが、何と言ってもチョー・スバラシイ!(ポール風に)のは、このドキュメンタリーです。大はしゃぎしてうるむポールの目に星が輝いています。クォーリーメンのヒモのようなネクタイとシャツ姿はCarlの影響だったのですね。ホントに楽しげな2人のやりとりですが、いつの間にか、CarlにJohnがオーバーラップしてきちゃいます。