文明は世界の各地で開花し始めました。
さて、今日、私たちが俗に言う“モダンデザイン”という様式は、西欧諸国、そして西欧よりは遅ればせながらでしたが急速に発展したアメリカなどの先進諸国が長い年月をかけて築いてきたライフスタイルから導き出された“シンプルで合理性を重視するデザイン様式”と言い換える事が出来るかと思います。
そう考えますと西欧の文明がどう開化し、いかに“モダンデザイン”が形成されてきたかを辿っていく事が、より“モダンデザイン”を理解し易くするのではないかと思います。
次回は、古代文明について探っていきたいと思います。
原始時代は、自然に存在する洞窟や身近な材料を利用した簡易住居を住まいとし、自然や動物から身を守りました。
食は、自然に出来る木の実や植物の採集や狩りによりまかなわれました。
原始時代は、生活の安全性、安定度が低く、環境が不利になると元の場所を放棄し、環境の良い場所に移る事も少なくなかったようです。
時代が経つと共に、本格的に定住を始め、建物もより堅牢な日干し煉瓦やタイルで造られるようになりました。
定住地では、計画的に農耕をし、それぞれの仕事を持ち、文字を使用し、交易を始めました。
このような営みの始まりを、“文明の始まり”と考えれば良いのではないかと思います。
食は、自然に出来る木の実や植物の採集や狩りによりまかなわれました。
原始時代は、生活の安全性、安定度が低く、環境が不利になると元の場所を放棄し、環境の良い場所に移る事も少なくなかったようです。
時代が経つと共に、本格的に定住を始め、建物もより堅牢な日干し煉瓦やタイルで造られるようになりました。
定住地では、計画的に農耕をし、それぞれの仕事を持ち、文字を使用し、交易を始めました。
このような営みの始まりを、“文明の始まり”と考えれば良いのではないかと思います。
約46億年前に地球が誕生し、約40億年前に人類以外の生命体が誕生し、その後かなりの時間が経った約6500年前にようやく人類が誕生し、知能が高いとは言えない原始時代から高度文明社会といわれる現代までとてつもなく長い時間が経過しました。
必ずしも良いことづくしではない、むしろ過酷な時代が多かったかもしれない人類の歴史をふりかえってみるに、果たして人が快適に感じ、幸せだと思える時間はどれくらいあったのかと思ったりします。
快適で幸せな時間が長く続くものであればいいですが、実のところ、人それぞれ一日のうちの少しの時間、あるいはほんの一瞬間ぐらいのもの、逆にほとんど感じることができない事もあるかと思います。
世界が秩序立ってきて、個人の権利が守られるようになりはじめたのはわずか数世紀前のいわゆる近代以降からと言われたりもしますが、そんな近代以降でさえ、2度も残酷な世界大戦がありました。
しかも、現在でも、絶え間なく世界のどこかで兵器を使った闘いが継続されています。
私たちは、現在に生きる人間ですから、過去の事は年輩の方からその経験をお聞きしたり、あるいは自分で歴史書をひもといてしか分かりませんし、そもそもそれらの信憑性に疑問を感じる事もあるかと思います。
そんなこんなで、まずは、時代をさかのぼり、過去から現代に至る変遷を考えたいと思います。
必ずしも良いことづくしではない、むしろ過酷な時代が多かったかもしれない人類の歴史をふりかえってみるに、果たして人が快適に感じ、幸せだと思える時間はどれくらいあったのかと思ったりします。
快適で幸せな時間が長く続くものであればいいですが、実のところ、人それぞれ一日のうちの少しの時間、あるいはほんの一瞬間ぐらいのもの、逆にほとんど感じることができない事もあるかと思います。
世界が秩序立ってきて、個人の権利が守られるようになりはじめたのはわずか数世紀前のいわゆる近代以降からと言われたりもしますが、そんな近代以降でさえ、2度も残酷な世界大戦がありました。
しかも、現在でも、絶え間なく世界のどこかで兵器を使った闘いが継続されています。
私たちは、現在に生きる人間ですから、過去の事は年輩の方からその経験をお聞きしたり、あるいは自分で歴史書をひもといてしか分かりませんし、そもそもそれらの信憑性に疑問を感じる事もあるかと思います。
そんなこんなで、まずは、時代をさかのぼり、過去から現代に至る変遷を考えたいと思います。
モダンデザインに関心があり、その発祥の地でもあるアメリカやヨーロッパの建物や製品を見る事を目的とし、とりわけ学生時代の春休みに行く海外旅行を当時の大きな楽しみにしていたのをこの歳になって懐かしく思い出します。
大学卒業後、今日まで建築設計、内装設計を生業としています。
そして最近では仕事で日本、中国間を往来する事が多くなってきました。
海を渡る事が頻繁になったからでしょうか、いろんな場面に出くわしては、当時の海外旅行のシーンを脳裏に浮かべます。
さて、先日、書店の建築史関係の書籍コーナーで、恩師福田晴虔先生がお書きになられた『ブルネッレスキ』が目にとまりました。
『ブルネッレスキ』は、イタリアのフィレンツエ、初期ルネッサンス時代の代表的な建築家です。
本を手に取り読み出すといよいよ歴史の面白さを再認識する事となりました。
そこで、現在多くの人に広く受け入れられており、そして、私自身も関心の深いモダンデザインが今日までに洗練されていくまでの歴史の流れや課程を振り返ってみたいと思いこのブログを始めたいと思います。
大学卒業後、今日まで建築設計、内装設計を生業としています。
そして最近では仕事で日本、中国間を往来する事が多くなってきました。
海を渡る事が頻繁になったからでしょうか、いろんな場面に出くわしては、当時の海外旅行のシーンを脳裏に浮かべます。
さて、先日、書店の建築史関係の書籍コーナーで、恩師福田晴虔先生がお書きになられた『ブルネッレスキ』が目にとまりました。
『ブルネッレスキ』は、イタリアのフィレンツエ、初期ルネッサンス時代の代表的な建築家です。
本を手に取り読み出すといよいよ歴史の面白さを再認識する事となりました。
そこで、現在多くの人に広く受け入れられており、そして、私自身も関心の深いモダンデザインが今日までに洗練されていくまでの歴史の流れや課程を振り返ってみたいと思いこのブログを始めたいと思います。