◇ 結果と経緯を考えると?~
米CNNテレビは26日、米政府の北朝鮮問題担当の辞任を伝えた。
この人物は、オバマ政権下から担当しており、今回の辞任でアメリカと北朝鮮の対話実現に影響が出るのでは・・と言われている。
果たしてそうだろうか?・・
この担当者は風貌と名前からすると、朝鮮半島出身らしい。
オバマ政権下では北朝鮮に関心を示さず、北朝鮮を実際、野放しにしてきた事は現実だろう。
この担当者は、北朝鮮には融和路線だと言われ、現政権内の強硬派と路線対立が噂されている。
しかし、あと一期オバマ政権が続いていたら、北朝鮮の核とミサイルは完成していただろう。
この場面でトランプ政権に移行しなかったとしたら、アジアや世界はこれから混乱期に入る所だったろう。
この人が辞任する理由は、米CNNテレビやワシントン・ポスト紙(電子版)で色々噂されているらしいが、ここに自分の感想を書きます。
この人は、辞任は自分で決めたと発言している。
今まで、この人は北朝鮮寄りの考えを、持っていたと推測する。(オバマさんが北朝鮮に関心を示さない事を良い事に。)
しかし、今回トランプ大統領になり、この人の考えが通じずらくなってきたのだろう。
オバマさんと違いトランプさんは、アメリカ第一主義を掲げ今年まで実現してきている。
北朝鮮に対しては強硬である。その大統領に対して内心いい気持ちを持っていなかったのだろう。
今回、韓国のオリンピックを機会に、アメリカ政策の軟化を考えていたのだろうが、計算通りに事が運ばなかった事が最大の理由だろう。
これ以上トランプさんに使えていても、事の進展は出来ないと察したのだろう。
(人間、自分と路線が違い影響力が及ばなければ、居る必要がないと思うのが一般的だろう。)
それと、オバマ政権時の時はあからさまに、北朝鮮寄りな所を隠せたのであろうが、現在の状況下では今度自分の立ち居振る舞いが知れると踏んで、辞任を速めたのが正解ではないかと感じる。
人間、人によるが帰化とか移民をしても、どうしても自分の生まれた国への愛着心がコントロールできない人もいるだろう。
同盟国や利害関係が、反発しない状況下であれば問題ないのだが、アメリカと北朝鮮は敵対国同士だ。
この事などを考慮して辞任の決断をした可能性が高い。悪く考えると、露骨な北朝鮮寄りの政策が、出来なくなった為もあるだろう。
良くみる見方としては、誤解を防ぐ事を考えたのかもしれない。しかし、この考えは今回当てはまらない気がする。
しかし、いいタイミングでトランプ政権に変わったと思う。このままの政策が続いていたら、北朝鮮が核とミサイルを完成させ、世界の脅威になっていた事は、間違いないだろう。
今日(2月28日)のニュースでも、北朝鮮がシリアの化学兵器に関連するというニュースが流れていた。北朝鮮が完全に核とミサイル保有国になっていたら、止められる国がいなかっただろう。
アメリカは十分承知していると思いますが、言われている通りリビアの件以来、核とミサイルは手放さないでしょうね。話合いだけでは。
親子代々北朝鮮を牛耳ってきた経緯からすれば、北朝鮮が機能しなくなるまで、解決は無理だろう。
しかし、北朝鮮はスイスのジュネーブで開催された、軍縮会議の場で北朝鮮側は「制裁は効果を表さない」と豪語したらしいが、制裁は効いてきているはずだろう。
今まで、北朝鮮人民が飢餓状況だとか何とか言われ、途中で援助してきた事が最大の失敗だったのだろう。
人民が苦しくなれば、兵隊も食料等で苦労する。そこで手を出さなければ事(飢餓・物資不足等)は進み、それから北朝鮮の中枢まで不満が伝染し、そうなれば日本的に言えば「一揆」が起こるだろう。
そうなれば、北朝鮮内が内乱を起こし解体されるだろう。
「暴発」は北朝鮮の指導部を壊滅させる手段になるから、用心はしておかなければならないが、現在の所薄い気がする。
「北朝鮮制裁」は伝えられている通り、効いているだろうね。
後はいつ根を挙げるか、それとも核ミサイルが完成される前に、北朝鮮をいつ成敗するかだろうね。
昨日も書いたが、韓国の文(与党)は北朝鮮と一体と考えた方がいい。
理想は、北朝鮮が無条件で根を挙げる事が、一番いいだろう。
自分流の案があるが・・これだと北朝鮮存続が平和裏に出来るのではあるが・・