デービット・アトキンさんと言う人が「日本人は自分達のおもてなしのあり方を知る事から始めるべきです」と苦言。
一つに、定刻より早く旅館に到着したため「長旅で疲れている客人を部屋で休ませたいと女将に頼むと」・・チェックインは「午後三時の一点張りで」入れてもらえなかったとある。・・仕方なく旅館へ併設のフレンチレストランで昼食を取ろうとすると、今度は「宿泊者専用です」と言われ、チェックインが済んでいない為に入店できなかったとある。
確かにこれだけを聞くと、「おもてなし」を看板にした日本の考えとは、少しずれている気がする。しかし、日本人からすれば、普通である。
この旅館は、名門の老舗旅館だそうだが、日本は海外から比べると時間を厳格に守る国民だと言われている。特に鉄道などはいい例である。(海外では時間のずれに対しては、厳格ではないとテレビ等で放映していたことがあった。)
日本の宿泊施設は、この旅館の形態が殆どだろうと思う。特に名門で老舗旅館ともなれば、なおさらではと思う。
しかし、定刻より早くお客さんを部屋に通せば、お客さんのおもてなしや安全を考え、人員をそちらの方に割かれることになる。(其々の組織や予定もあり、予定が狂う事もあるだろう。)
日本人は定刻時間をしっかり守り、限られた人員で精いっぱい努力されてる、旅館やホテルが殆どであると思う。(家族などでやってる場合は、融通がききやすくこの人の要求は受け入れやすいのではと思う。)
この方も、日本に在住25年居るとしている。であるならば日本の生活形態をよく知っているのでは?と感ずる。(老舗旅館のもなれば、昔の旅館のしきたりでやっている所が殆どだろう。この方もそこの理解を深めてくれればと感ずる。)
定刻より早く着きそうであれば、他の日本の名所を案内して、定刻に会わす配慮が必要ではと思う。
しかし、日本側と海外の生活形態は異なります。外国の旅行者がこれから増える事を考えると、何らかの対応は日本側として必要だろうと感じる。・・例えば今回の例からすれば、「おもてなし」の心から考えれば、ロビーに通してお茶を出す心掛けは必要かと思う。(定刻近くまでロビーでくつろいでもらうようにしては。)と思う。
苦言をされたこの人も、日本にモノ申すのであれば、自分中心の考え方を言うのではなく、其々の状況を考えて発言してみてはと思う。日本人は時間や規則を重んじる国民ですから。