ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

原爆 戦争を伝える絵本

2007-08-10 11:03:34 | 本とのいろいろ
 ゴールデンウィークに娘と、東京国際子ども図書館に行ったときに
娘が、戦争に関する本を熱心に読んでいたことが印象的だったのですが
8月6日の朝、「今日、広島に原爆が落ちたんだよね。」と言うので
記念式典があることを話すと、早速テレビをつけて見ていました。
 昨日9日は長崎の原爆投下の日で、また式典を見たいと言って
その時間はプールに行ってしまうのでビデオに予約していました。

 なにがそこまで、彼女を駆り立てるのか不思議ですが
昭和40年代に小学生だった私も同じ感覚で、テレビの前で
黙祷を捧げていたことは記憶にあります。
戦争は怖いこと、でもだからこそもっと知りたいという気持ちが
あるのかもしれません。
娘がそういう感覚を持ってくれていることは、大切なことだと思います。
 と言っても、まだ2年生。あまりに生々しい写真の本はまだ早いかなと
思い、図書室から借りてきた本は
「まっ黒なおべんとう」(児玉辰春文、長澤靖絵)と
「ひろしまのピカ」(丸木俊)
の2冊です。

 昨夜、「まっ黒なおべんとう」を読みました。「戦争ってこわい」
素直な感想を述べていました。
 今朝、もう一冊本があることに気がついて「ひろしまのピカ」を
自分で読み始めました。あっという間に読んでしまったようです。
 どのように心の中に留めるのか解らないけれど、こうした本を
きっかけに、日本や世界、戦争や平和のことをきちんとかんがえて
いく人になってくれたらと思います。

 今夜はテレビで「はだしのゲン」が放映されます。
どこの小学校にもある漫画をきちんと描いてくれていることを
期待しています。
 娘は朝から「ビデオに予約する!」と入れ込んでいます。
この娘に大切なことをきちんと伝えてくれるドラマでありますように。 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿