ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

絵本を読む難しさ

2006-05-29 22:27:46 | 低学年読み聞かせ
 今日は一年生のクラスの図書の授業がありました。
一つのクラスは初めての図書の時間だったので(お待ちしてました)、
図書室の説明をして、「ぴょーん」を読みました。
とっても反応の良いクラスでした。ちょっとうるさかったけど・・・
 もう一つのクラスは先生が隅っこのカーペットの敷いてあるところに
行って「14ひきのとんぼいけ」(いわむらかずお)を読んでいました。
前回同じように先生が読み聞かせしたときよりも、騒がしくお話しに
集中出来ない人が多くいるようでした。本の内容も30人に見せるには
少し描写が細かいので、わかりづらかった気がします。
私も少し子どもの注意に廻りましたが、なかには先生が読んでいる最中に
「せんせい!○○ちゃんが・・・」と、遮る子もオイオイって感じでした。

 本に集中させるための選書、空気の難しさを他の方の読み聞かせを
伺うと勉強になります。私も気を付けなくっちゃ!

 今日、息子のクラスの臨時保護者会に出席してきました。
先生の休職の陰に、一人の男の子に対して、クラスの男子による暴力の
いじめがあったことが、明らかになりました。
 学校側も真剣に回答しておりましたが、はやり親も含めて
いじめはいけないことだと伝えていかねばならないと
思います。
 私はクラスに朝の読み聞かせに伺うのですが、すこしそうした
題材(いじめ)の絵本や本を紹介していくことも有りかなと
思っています。反面、難しいテーマだし、朝からそんな重いテーマを
読むのはタブーかなと思ったりもします。
思案のしどころです。


ピーターパンの活動

2006-05-27 21:08:01 | お話し会
 木曜日、お話しの会「ピーター・パン」の活動がありました。
小学校1年生が3人、年長さん1人の4人でこぢんまりした日でした。
まず、「ねこのたいそう」(長野ヒデ子)の紙芝居を読みながら、
みんなに体操してもらいました。あと、私は「これあのあれ」(いとうひろし)
を読みました。
Sさんが人形劇を用意して下さり、Bさんが効果音として色んな楽器を
使ってくれて子ども達も大変喜んでいました。
人形は隣の市で活動している方のお手製だそうでとても素晴らしいものでした。
わたしたちのこんな小道具が作れたらいいねと話し合いました。

 残念なことの報告です。今月から始めた息子の学校の6年生に
対する読み聞かせ、先生の方で音頭をとっていた、息子のクラスの
担任が体調を崩してお休みしてしまうそうです。
たくさんの問題を抱えていたのでしょう。
月曜日には臨時保護者会を開くそうです。
今こそ、私たち親がいろいろな形でこどもたちの力にならなくては
いけないと思います。
私は、私が出来ることは本をたくさん読み伝えることです。
生きる力を与えたいのです。
息子も苦しんでいます。たくさんのクラスメートが一部の子どものために
苦しんでいます。
一つでもたくさんの本をみんなに紹介したいです。

寺村輝夫さんの絵本を読む

2006-05-24 12:32:51 | 低学年読み聞かせ
 昨日、寺村輝夫さん逝去の記事を拝見し、昨日の2年生の図書では
「おしゃべりなたまごやき」(長新太 絵)を読みました。
読後、寺村さんが亡くなったこと、図書室に沢山の王さまシリーズがあることを
紹介しました。
 なかなか昨今は寺村作品は動かないのですが、たくさんの子が王さまシリーズを
借りてくれました。
 少し昔の作品ですが子どもに楽しさを教えてくれる作品をです。
長く読み継がれていって欲しいものです。
寺村さんのご冥福をお祈りします。

 6年読み聞かせは私は参加しませんでしたが、私がオススメした、
武田美穂「おかあさんげんきですか」を読んでもらいました。
新しい本をタイムリーに紹介することも大切ですよね。
息子に感想を聞いたら、結構イイ感触でした。

これからも選書のエキスパートを目指します。







息子のクラス

2006-05-21 13:28:31 | 高学年読み聞かせ
 先日16日に、6年の息子のクラスに読み聞かせに出かけました。
いろいろ考えたのですが、丁度ネギ坊主が手に入ったので「ねぎぼうずの
あさたろう とうげのまちぶせ」(飯野和好 作)のCDを聞いてもらいました。
ねぎぼうずを見せて、聞いてもらうとみんな三味線の音に引き込まれていきました。実は飯野さんは我が町在住の作家さんです。そのことも話しました。
 今クラスは荒れていて、有り難うの一言もろくに言えないようですが
取りあえず、聞いてくれたのでほっとしました。

 勤務校の方では、2年生に「そらいろのたね」を朗読。読後絵本を見せました。
あと、絵本で「ぼくのかわいくないいもうと」を読みました。
1年生を連れて、学校探検をした後だったので、大変さかわいさを共感できた
ようでした。


6年生に読む

2006-05-11 00:08:16 | 高学年読み聞かせ
 昨日から、息子の学校での読み聞かせが始まりました。
6年生3クラス相手に紙芝居、絵本、朗読をそれぞれしました。
私は竹田津実作、あべ弘士絵の「どうぶつさいばん ライオンのしごと」を
読みました。一応裁判、弁護士、証人の説明をしてはじめましたが、
よく聞いてくれたようでした。
 しかし、さすが危険分子の多い学年なので出ていこうとした子どももいた
ようで、サポートのお母さんが止めていたようです。
 「火曜日は本を聞く朝」が定着してくれるのを期待しています。
 来週は一番問題の息子のクラスです。何をするか今から思案のしどころです。

 自分の勤務の学校では、貸し出しも始まりようやく落ち着いてきました。
昨日は2年のクラスで図書があり、紙芝居で「ふとんやまトンネル」を読み
本も紹介しました。授業が終わって、子ども達が帰ったと思ったら女の子が2人
戻って来て、「ふとんやまトンネルを読んでくれてありがとうございました。」
と、声を合わせて伝えてくれました。
 
 本当に感激!仕事以外の時間に費やしている選書の苦労が報われた一瞬でした。

 やっぱり、お話しの力って凄い!これからも頑張ろうと思いました。