ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

そんな友だちなら、いなくたっていいじゃないか!

2013-10-29 21:18:30 | Weblog
 齋藤孝のガツンと一発シリーズというのがあります。
いろいろなテーマを小学生にもわかりやすく訴えている
本のシリーズから結構厳しい題名の本を読みました。

 頑張っている人を素直に認められないのはどうしてかな?
子どもも大人もひがみが、ねたみになっていくことが多いかも…。

 そんなときに、一人でも生きていくすべを身につけようという
内容の本でした。そうだ!そうだ!と納得したのはおばさんだからかな。
実際の子ども社会では難しい事もありそう。

 最後に中田英寿とイチローの生き方を紹介していました。
少し前の本なので、今の小学生では中田のことはもう知らないかもしれません。
こういうスポーツ選手の現役時代は意外と短いので
モデルにすると厳しい事もありますね。
その点、イチローは息が長いね~。賞味期限が延びますわ。

 娘が2泊3日の研修旅行から帰ってきたら、友だちから
毎日たくさんのメールが送られてきてビックリしてます。
(1日150件の日も!!)内容は知るよしもありませんが
上手に付き合いなさいねと忠告しました。
昔も今もそうしたイベントのあとは、いろいろあるのが常でしょうから。

 何がトラブルがあったらこの本をオススメしましょう。






クマのあたりまえ

2013-10-27 20:58:46 | Weblog
 またまたポプラのteens’best selectionsから
「クマのあたりまえ」を読みました。

 こちらは今まで読んできた、中学生の日常物語と違った
動物たちの七つのファンタジックな物語です。
 
 小さな小さなお話しなのですが、とても心に染みるものが
ありました。生きることに懸命な姿を動物を介して表現しているのが
不思議な感じで、さし絵はありますが絵本を読んでいるような
気がしました。

 七つの物語の中では「アメンボリース」が気に入りました。
林の中の小さな池で小さなアメンボたちと人間のさとみのやりとりが
とても素敵でした。

 何かと人間関係などささくれ立つことの多い小学校高学年や中学生に、
こういう本も読んでみて欲しいものです。






まさかりどんがさあたいへん

2013-10-26 15:08:45 | 低学年読み聞かせ
「まさかりどんがさあたいへん」は、かこさとしさんの絵本です。
先週、やなせたかしさんの本はあまりないと子どもたちにはなして
残念がっていたので、こちら、かこさんの本は紹介のし甲斐があると
思い読んでみました。
たくさんの道具を使って、いすやピアノやドレスやロボットを
作っていく過程は、男の子なら鉄板の面白さですね。

 かこさんの本は、「どろぼうがっこう」「からすのパンやさん」も
「だるまちゃん」シリーズも本当に男の子が生き生きと描かれています。
だから良いんですね。
そして一番人気があったのが「富士山だいばくはつ」です。複本が
たくさんあったので、たくさんの子どもに借りてもらえて良かったです。

常々、かこさんは児童の本の世界における手塚治虫と私は思っています。
もっともっとたくさんの人にかこさんの功績を理解してほしいと
感じています。
最近は「からすのパンやさん」「どろぼうがっこう」の続編が出版されています。
結構な高齢と思いますが、素晴らしい作品をまだまだ残して欲しいですね。






このごろの展示

2013-10-25 22:18:36 | 図書室展示





秋になって少しずつ展示を変えています。
携帯からスマホに変えて初めての写真はうまく撮れたか少し心配です。
ハロウィンも近づき、円テーブルの本も良く借りられるようになりました。
別の場所に、ぞくぞく村シリーズを登場人物の書かれたチラシをつけて面だしして置いたら、
よく動くようになったので、これも季節の効果かと感心しています。





明日のカルタ

2013-10-24 20:00:20 | 児童書
 とっても話題になっている本が図書館にあったので
さっそく借りてきました。「明日のカルタ」です。

 子どもむけのアから進む前向きな言葉の力。
本当に子どもだけでなく、私たちおとなも元気づけてくれる一冊です。

㋐・・・明日は明るい日。明日の明日はもっと明るい日。
    だから未来はすごく明るい。
㋑・・・犬と、自由に生きよう。
と、㋻まで人生訓のような言葉は並んでいます。
でもそれが上から目線でないのが良いですね。

手元において、日々学んでいきたい一冊です。