ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

自分の読書月間

2006-11-23 20:57:51 | 児童書
 子ども達に「本を読みなさい。」と、声を掛けつつ、自分では読書月間を
どのように過ごしているかというと、あまりほめられたものではありません。
 
 しばらく前に斉藤洋の「白狐魔記」を、親子で4巻読んだあとは、しばらく
停滞して、内田隣太郎さんのエッセイ「絵本があってよかったな」詩集「きん
じょのきんぎょ」を読みました。
内田さんは隣の市にお住まいで春に講演をお聞きして、おもしろい半生に触れて
いたのですが、エッセイでは壮絶な人生を送ってきたのがわかりました。
内田さんが「ともだちや」をヒットさせて、赤木かん子さんが「あんな売るための
絵本はおかしい」とおっしゃっていたのもなかなか「ふ~ん」と思わせるもの
もあり、ホントに本て、人の考えっておもしろいのですね。

 さて5年生の女の子から図書室にある名木田恵子さんの「air」がイイと
聞いたので読みました。
サラって読めましたが、5年生の女の子が今こうした本を読むんだなって
改めて、思います。
私が5年生の頃は「赤毛のアン」「メアリー・ポピンズ」だったものね。
楽しそうだよね。夢があるよね。
でも、主人公エアが過ごした夏はそれはそれで、しっかりと自分の足で
前に歩き出す力をつけたものであり、今の子ども達に共感を得るのかも
しれません。

 ちなみに私の少女時代の大好きな一冊はローラ・インガルス・ワイルダーの
大草原のローラのシリーズです。
何度も何度もシリーズを読みました。
NHKでドラマも放送していましたね。なんて書くと年がバレバレですけど、
また、この本については後日書きたいですね。

 今は日野原重明先生の「いのちの授業」を読んでいます。
非常に良い本のようです。早く読みたいです。

 

落語の楽しみ

2006-11-22 16:53:15 | 本とのいろいろ
 今月勤務校で、学習発表会があり、5年生が日本の文化を学ぶをテーマに
華道、茶道、武道などゲストティーチャーを招いて勉強しておりました。
その中に落語もあって、学校に三遊亭円窓師匠がいらして落語についての
講義や保護者に講演もして下さいました。その甲斐あってか学習発表会では、
みごとな小咄を5年生がしてくれました。

 そんなこともあり、今月の「としょしつだより」では、落語の本を紹介しま
した。一つは円窓師匠が小学生向けに書かれた、「おもしろ落語図書館」。
実はこの本、図書室には置いて無くて、師匠が図書室を覗かれていたときには
「マズイ!」と思ってしまいました。今度購入しましょうと校長先生にも
話しました。

 続いては川端誠さんの「落語絵本」シリーズです。私の読み聞かせにも
たびたび登場してくれる、有り難いシリーズです。
絵がはっきりしていて、オチもある、小学生の高学年も楽しめる絵本です。
「じゅげむ」は一昔前にNHK教育「にほんごであそぼ」でさんざんやった
頃に絵本まるごと暗記して、机に座って絵本めくりながら読みました。
「そばせい」は最近の定番でしたね。
新春には「はつてんじん」、12月は「おにのめん」など季節を取り入れた
話もいいですね。
 今日、廊下のショウケースにシリーズ9冊を並べて飾ったら、通りかかった
子達がワイワイ言ってましたから、みんな好きなんだなと思いました。

 円窓師匠も落語にある人情の暖かさなどを、今の人たちが思い起こして
欲しいとお話しされたようです。
私も落語は無理ですが、お話しを通して伝えていきたいものです。





3年生に読み聞かせ

2006-11-17 21:16:43 | 中学年読み聞かせ
 さて、翌朝3年生のクラスに読み聞かせに伺いました。勤務校です。
担任の先生と、副校長先生も一緒にいる!なかで行いました。
それだけでどんなクラスか想像がつくと思いますが・・・そのお陰で
紙芝居「アボカドあかちゃん」と絵本「じてんしゃにのるアヒルくん」の
2つを静かに楽しんでもらえたようでした。
 
「アボカドあかちゃん」は絵本で読んでいたのですが、紙芝居のほうが
ずっと楽しめる気がします。子ども達も力持ちになっていくあかちゃんに
喜んでいました。
 味をしめてピーター・パンのお話し会にも読んでしまいました。
 1年生の図書の時間には絵本「もりいちばんのおともだち」を読みまし
た。この絵本は私が小学校のクラスで初めて読み聞かせをしたときに選んだ
1冊です。この季節にピッタリのこの本は読みたくなりますね。
続編も3冊出ていてどれも好きです。
おおきな本なので、少し離れた席でもよく見えるしクマくんとヤマネくんの
やりとりがかわいいです。

 さらに今日はいつも図書室掃除をしてくれている4年生のクラスで読み聞
かせをしました。少し時間が貰えそうだったので、紙芝居「アボカドあか
ちゃん」(またか!)素話「あくびがでるほどおもしろい話」絵本「そばせ
い」の3本立てにしました。さすがに最後まで集中して聞いてくれました。
感謝!!
 ただ、あとからお話し会として、1校時やってよかったのだと知り「もっ
たいなかったあ~」と悔やみました。残念、残念・・・。

 そんなこんなで結構スタートしんどかった今週の読み聞かせも何とか
終わりました。ホッ!






 

宮沢賢治の紙芝居

2006-11-16 14:26:07 | 中学年読み聞かせ
息子の学校の国語の教科書に宮沢賢治の「やまなし」が掲載されていて、なかなか今の子供達に理解されにくい感じがしてました。
それでも、朗読でなく紙芝居、しかも「注文の多い料理店」ならば興味を持って貰えるかなと思い、隣りのクラスの読み聞かせでやってみました。
結果は女の子数人がなかなか静かになることが出来ず、男の子も笑い声が聞こえていたりして最後まで集中出来ませんでした。
宮沢賢治の独特のリズムを受け入れられないのか、紙芝居にしたのがまずかったのかわかりませんが残念でした。
本当に選書には気を使ってますが、失敗すると敗北感がありますね。
その時は別の本も用意していたので途中で止めてしまおうとも思いましたが、それでは宮沢賢治作品に対して失礼と思い最後まで続けました。
翌日、勤務校の3年生に読み聞かせをしてそちらも心配だったのですが、それはまた後日。

開店休業中

2006-11-10 14:14:50 | お話し会
今日、明日と勤務校の学習発表会がありこの2週間はほとんど図書の授業がありません。
私は今年になって初めてゆっくり図書室の整備に時間をあてています。
カウンター周辺の片付けや、本の紹介のポスターなど手をつけられなかったものをやってます。
時間があれば絵本に目を通したりして、あっという間に1日が終わっていきます。
読書月間も始まり選書に時間をかけても、結局4年生にはまた「そばせい」を読んでしまいました。昨日はピーターパンの活動で、あきやまただしさんの「へんしんコンサート」を読みました。とっても好評!楽しいですね。
自分の時間も大分取れるようになって、読書月間してます。やっぱりパソコンに座る時間は増えないものですね。